34年学習塾を経営し、92.8の生徒を志望校合格に導いた塾長の本音

34年学習塾を経営し、92.8の生徒を志望校合格に導いた塾長の本音

福岡で34年間、学習塾を経営し、2000人を超える生徒の【92.8%】が志望校に合格。

多くの方がこの実績に驚きますが、実は成績を上げることは簡単です。

学校や塾では教えてくれない、成績アップに本当に必要なこと。

高校受験合格の一番の近道がここにあります。

Amebaでブログを始めよう!

「うちの子は、毎日机には向かっているんですが、
なかなか成績が伸びてこなくて…」


という感じの相談をしてくるお母さんは多いです。


勉強しているのに成績が伸びない。

こうなると、親も子も焦ってしまうでしょうし、
勉強の仕方が悪いのかもと考えてしまうかもしれません。


でも実際は、勉強方法以外の部分に、
問題がある場合があります。


そもそも、勉強するというのはどういうことでしょうか?

問題集などを使って解けない問題を解き、
理解することで実力をつけることです。

言うまでもないですね。


では最初に紹介した、
お母さんからのメッセージを思い出してください。

「毎日机には向かっているんですが」

と言っていますが…

机に向かうことが勉強ではありません。


たとえ、2時間机に向かっていても、
ぼーっとしていたり、友達にLINEの返事をしていては、
成績が伸びるはずはないのです。



昔に比べると、
携帯電話を持っている中学生は増えました。

そのせいか、勉強中も机の上に携帯を置きながら、
勉強している子は結構多いです。

勉強の合間に携帯電話を触る子さえもいます。


「合間に少しくらい…」

という気持ちなのでしょうが、
これが実はよくありません。

こういった子のほとんどが、
自分では、

「勉強しながらたまに携帯を触っている。」

と思っていますが、
実際に生徒と話してみると、

「携帯を触りながら、たまに勉強している。」

という方が正しい表現なのです。


携帯を触りながら、LINEやSNSからの通知がこない時に
勉強をする状況になってしまっている。

通知がこない間も、返事がきていないか、
既読になったかどうか気になって仕方ない。


これでは、どれだけ長時間、
机に向かっても成績は伸びないですよね。

肝心の勉強をしてないんですから(苦笑)


これはすべて、携帯電話が、
目に入るところにあるからこそ起きる問題です。

今は多くの子どもがTwitterやFacebook、
LINEなど携帯電話を通じてつながっていますから、
意識がそっちに向いてしまうのは仕方ありません。


特に中学生は多感な時期なので、
友人と仲良くできているかというのは気になります。

・LINEの返事がきていないかな…

→ 既読になっていないか確認する


・早く友達に返事したいな…

→ 返信する間、休憩する


これだと、勉強に集中できるはずがありません。

だからこそ、親御さんと子どもの間で、
しっかりルールを作ることが大切になってきます。


この約束ごとは非常に大事なので、
私の塾に入塾する子には、
必ず守らせるようにしていました。

----------------------------------------------------
携帯電話をまったく触るなとは言わない。
友達とのLINEもtwitterも好きなだけすればいい。

でも、必ずその日の勉強をした後にしなさい。
----------------------------------------------------

という風に伝えて、子どもと約束させていたのです。


勉強が楽しいと思えていない勉強嫌いの子にとって、
勉強はやりたくないものです。

大人の立場で考えるなら、
残業みたいなものでしょうか。

大人だって、やりたくもない残業をするのは、
苦痛でしかありませんよね?

そのうえ、

毎日、残業しなさい。
そして次の日に影響が出るから、
家では晩酌してはいけません。

仕事にやる気がでるわけがありません。


子どもだって同じです。

唯一の娯楽であるゲームや携帯電話を、
完全に断つことは逆効果になりかねません。


1日に親と決めた時間、しっかり勉強したら、
寝るまでは好きなだけゲームをしていい。

この方が、よっぽど建設的です。


もちろん、試験勉強中など、
我慢するべき時はあるでしょう。

しかし、365日ずっとは無理なんですから。

大人でも無理です。


だから、親子でしっかり話し合って、
メリハリをつけさせてください。


「ゲームの前に、まずその日の勉強を終わらせる。」

「勉強に取り組む間は携帯を親に預ける。」



こういった約束事を決めることで、
子どもの勉強への取り組み方は変わってきます。

どれくらい勉強したかをチェックして、
親御さんがOKを出すようにすれば、
大好きなゲームや友達とLINEするために、
勉強をやらざるを得ませんからね。


もし、勉強しているのに成績が伸びてこない。

こんな状況だとしたら、
一度、お子さんの勉強への取り組み方が、
どうなっているかを確認してみましょう。

そこを改善することで、
成績が伸びてくることは十分考えられますよ。