一社)日本マンション管理士会連合会(日管連)の幹部が発起人となり、第三者管理方式のマンションにおける管理者(もしくは監事)候補者の紹介を行う法人を1月20日付けで設立しました。
その法人の名前は、「一社)日管連管理組合サポートセンター」(以下 NKS)
NKSは、日管連と業務提携契約を締結のうえ、第三者管理方式の導入を希望する管理組合とマンション管理士とのマッチングをサポートするとのことです。
NKSの会員は、日管連が実施する研修を修了した「認定マンション管理士」(今年1月末時点で約900名)の資格を有することが必要です。
また、管理組合側の不安や懸念を払拭するために
◾️「マンション管理士賠償責任保険」への加入
◾️日管連の「管理組合損害補償金給付制度」の利用
の2つの要件が求められています。
上記の「損害補償金給付制度」とは、万が一、管理者を受任したマンション管理士が不正行為によって組合の財産を毀損した場合に最大3億円が補償されます。
NKSは、依頼を受けた管理組合の希望に応じて、候補者のマンション管理士を紹介し、その後マッチングが成立したら、当該管理士と管理組合との間で委任契約を結んでもらうとのこと。
受任後、マンション管理士はNKSに業務報告書等を提出する一方、NKSは管理士に助言・指導を実施したり、管理組合からの相談、クレームにも対応します。
また、マンション管理士が不測の事態等で業務遂行ができなくなった場合は、契約時にあらかじめ定めた「バックアップマンション管理士」が業務を履行する保証制度も整えたとのことです。
また、昨今増加している管理会社が管理者に就任するタイプのマンションでは、監事としてマンション管理士をマッチングするケースも想定しています。
3月以降、認定マンション管理士の入会手続きと審査が本格的に始まるため、
NKSは、4月以降に稼働し始めることになりそうです。