今回は、先にFBで書き込んだ内容ですが、
余りにもうる覚えで書いたため、こちらで改めて書きます
事の発端は一つのネット記事
南沙「日本に無関係」=野田聖子氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151104-00000175-jij-pol
詳しくは記事を見ていただければと思いますが
まぁ、びっくりするほどのトンデモ発言なのですよ
自民党の総裁と言うことは事実上の総理大臣になろうとしている人の発言とはとても思えないわけです
「初の女性総理大臣」=「女性の活躍」などと、
およそ国家のトップを決める要因足りえない事で間違っても総理になってしまわないように
※女性の活躍を否定しているわけではありませんからね
微力ながら話をしておこうと思ったわけです
※ヒラリーさんが大統領にでもなったら洒落ではなくそんな動きになりそうだし
さて、私が野田さんの発言で問題視している箇所はひとつ
「南沙の問題を棚上げするぐらいの活発な経済政策とか、お互いの目先のメリットにつながるような2国間交渉をやっていかなければいけない」
この発言です。
単純に考えただけで国家交渉について「お互いの目先のメリット」を優先させようなどという発想がびっくり
※一般的にも「目先のメリット」なんていい意味で使わないしね
この発言を読んで、とある中国古典が頭に浮かびました
※これがFBではいい加減だったので改めて書きます
【仮道伐虢】
虞(ぐ)と虢(かく)という小国は、晋に隣接していた。
晋の献公は虞公に国宝を送って買収し、虢を攻めるために晋軍が虞を通過することを許可するように求めた。虞の宮之奇は、「虢は虞の支えであり、虢が滅べば虞もやがて攻められる」と虞公に諌言したが無駄であった。果たして虢が滅んで数年後、虞もまた晋に攻め滅ぼされてしまった。
※参照
http://www.weblio.jp/wkpja/content/%E4%BB%AE%E9%81%93%E4%BC%90%E8%99%A2_%E4%BB%AE%E9%81%93%E4%BC%90%E8%99%A2%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81
私の読んだ本には上記以外に「国宝と献公の大切にしていた名馬を献上」「虞を通過する際に道を進軍しやすいように整備した」といった内容が書かれていました。そして最後に策を考案した晋の軍師が「国宝は虞が大切に保管してくれて、名馬は肥えて戻ってきた」といった皮肉を言っていました。
この故事を野田さんの発言に当てはめてみると
「南沙の問題を棚上げする=晋軍が虞を通過することを許可する」「活発な経済政策=国宝や名馬」
「中国の習近平は野田さんに「中国巨大マーケットによる活発な経済政策」を約束して買収し、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどとの「南沙の問題を棚上げする」ことを許可するように求めた」
このようになるわけです。
もしこれが中国からの入れ知恵だったら、
その発案者が諸葛孔明のような格好をして
「これぞ兵法三十六計のひとつ【仮道伐虢】の計!!」
と誇らしげに言っていいいほど、ドはまりしているとは思いませんか?
中学高校の頃は中国古典を読んでも
「そんなに上手く行く訳無いだろ」
と思い、二十歳前後では
「これは臨機応変に活用するものだ」
と考えるようになり
今は
「昔も今も人は変わらないのね」
と思うようになりました。
今、日本では英語の公用語化が囁かれているそうですが、
いやいやまてまて、
このような知恵を中学生でも学べる環境が日本語で整備されているのに
それを捨てて一体何を手に入れようと言うのでしょうか?
先進国で英語が公用語であるアメリカは日本と比べそれほど魅力的な国なのでしょうか?
フィリピンも国民の多くが英語を話します。
少なくとも私よりはるかに話します。
ではフィリピンは日本が目指すべき国なのでしょうか?
英語よりも国際社会で活躍するために必要な物があるのではないでしょうか?
少なくとも総理大臣を目指そうという人も手に入れきれていない程にはあると思いませんか?
余りにもうる覚えで書いたため、こちらで改めて書きます
事の発端は一つのネット記事
南沙「日本に無関係」=野田聖子氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151104-00000175-jij-pol
詳しくは記事を見ていただければと思いますが
まぁ、びっくりするほどのトンデモ発言なのですよ
自民党の総裁と言うことは事実上の総理大臣になろうとしている人の発言とはとても思えないわけです
「初の女性総理大臣」=「女性の活躍」などと、
およそ国家のトップを決める要因足りえない事で間違っても総理になってしまわないように
※女性の活躍を否定しているわけではありませんからね
微力ながら話をしておこうと思ったわけです
※ヒラリーさんが大統領にでもなったら洒落ではなくそんな動きになりそうだし
さて、私が野田さんの発言で問題視している箇所はひとつ
「南沙の問題を棚上げするぐらいの活発な経済政策とか、お互いの目先のメリットにつながるような2国間交渉をやっていかなければいけない」
この発言です。
単純に考えただけで国家交渉について「お互いの目先のメリット」を優先させようなどという発想がびっくり
※一般的にも「目先のメリット」なんていい意味で使わないしね
この発言を読んで、とある中国古典が頭に浮かびました
※これがFBではいい加減だったので改めて書きます
【仮道伐虢】
虞(ぐ)と虢(かく)という小国は、晋に隣接していた。
晋の献公は虞公に国宝を送って買収し、虢を攻めるために晋軍が虞を通過することを許可するように求めた。虞の宮之奇は、「虢は虞の支えであり、虢が滅べば虞もやがて攻められる」と虞公に諌言したが無駄であった。果たして虢が滅んで数年後、虞もまた晋に攻め滅ぼされてしまった。
※参照
http://www.weblio.jp/wkpja/content/%E4%BB%AE%E9%81%93%E4%BC%90%E8%99%A2_%E4%BB%AE%E9%81%93%E4%BC%90%E8%99%A2%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81
私の読んだ本には上記以外に「国宝と献公の大切にしていた名馬を献上」「虞を通過する際に道を進軍しやすいように整備した」といった内容が書かれていました。そして最後に策を考案した晋の軍師が「国宝は虞が大切に保管してくれて、名馬は肥えて戻ってきた」といった皮肉を言っていました。
この故事を野田さんの発言に当てはめてみると
「南沙の問題を棚上げする=晋軍が虞を通過することを許可する」「活発な経済政策=国宝や名馬」
「中国の習近平は野田さんに「中国巨大マーケットによる活発な経済政策」を約束して買収し、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどとの「南沙の問題を棚上げする」ことを許可するように求めた」
このようになるわけです。
もしこれが中国からの入れ知恵だったら、
その発案者が諸葛孔明のような格好をして
「これぞ兵法三十六計のひとつ【仮道伐虢】の計!!」
と誇らしげに言っていいいほど、ドはまりしているとは思いませんか?
中学高校の頃は中国古典を読んでも
「そんなに上手く行く訳無いだろ」
と思い、二十歳前後では
「これは臨機応変に活用するものだ」
と考えるようになり
今は
「昔も今も人は変わらないのね」
と思うようになりました。
今、日本では英語の公用語化が囁かれているそうですが、
いやいやまてまて、
このような知恵を中学生でも学べる環境が日本語で整備されているのに
それを捨てて一体何を手に入れようと言うのでしょうか?
先進国で英語が公用語であるアメリカは日本と比べそれほど魅力的な国なのでしょうか?
フィリピンも国民の多くが英語を話します。
少なくとも私よりはるかに話します。
ではフィリピンは日本が目指すべき国なのでしょうか?
英語よりも国際社会で活躍するために必要な物があるのではないでしょうか?
少なくとも総理大臣を目指そうという人も手に入れきれていない程にはあると思いませんか?