「茶懐石」と聞いて
どんなイメージを
持たれるでしょうか?

「茶懐石」は
実は究極の家庭料理なのですよ。

作法、順番はもちろん
ありますが、

お茶事という一連の流れの中で
お茶(お濃茶)を
より美味しくいただくために、

召し上がっていただくものです。


初秋の家庭でできる茶懐石では京焼きの土ものの
向付を合わせてみました。


ですのであまり味が強いものや
視覚的に派手な物、
食べれないものは
出しません。

その時季に手に入るもので、
茶事のテーマに沿ったものを
お出しするのです。

丁寧にとった出汁、
こして作る味噌汁・・・
気持ちを入れて
整えた料理の数々、

茶懐石を学ぶことで

おもてなし料理も
普段の食事も
カバー出来ます。

例えば
9月の茶懐石の
向付は鯛に菊花添えですが、


菊花は酢漬けにしています。


これなぞ、まさに保存食、
常備食です。

こうゆうものが
常備されていると、

焼き魚に添えてよし、
甲殻類と酢の物にするのもよし、

とても便利で
季節感も有り、
食卓が華やぎます。

堅苦しいと思わず、
食事のヒント満載の
「茶懐石」を
楽しんでくださいね!