福岡・久留米のぶっちゃけ社労士、採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
3月5日 Chat GPTは実務で使えるのか？社労士が思うこと。
3月5日火曜日。去年は、一部の社労士先生が、Chat GPTスゴイ的なコメントや仕事に活用しています系の記事を結構見ました。今回、2月22日に行った労務管理セミナーの中で、「問題社員対応の仕方」についても説明しました。今回、Chat GPTに「問題社員対応の仕方」について、質問してみました。
※以下、引用
社長として、労働トラブルを起こす問題社員への対処法を教えてください。
ChatGPT
労働トラブルを起こす問題社員への対処は、状況や問題の性質によって異なりますが、以下に一般的なアプローチを示します。
トラブルの特定と分析: まず、トラブルが発生している具体的な状況や問題の性質を特定し、それを分析します。労働トラブルの原因はさまざまですが、コミュニケーションの不足、業務上の問題、個人的な問題などが考えられます。
公平な対応とリスク管理: 問題の原因を正確に理解した上で、公平で一貫した対応を行います。問題社員にとって公平であると感じられるよう、事実に基づいたアプローチを取ります。また、対応をする際には、法的な観点や労働規制に対するリスクを考慮しながら行動することも重要です。
コミュニケーションと対話: 問題社員と対話し、その立場や懸念を理解します。コミュニケーションを通じて、問題の原因や解決策について話し合い、共通の解決策を見つける努力をします。聴く姿勢を持ち、問題社員が自分の立場を述べる機会を与えることが大切です。
問題解決の支援: 問題社員が改善するための支援を提供します。これには、トレーニングやメンタリング、コンフリクト解決スキルの向上などが含まれる場合があります。必要に応じて、他のチームメンバーや専門家との協力も検討します。
明確な期待と規則の共有: 問題の原因や解決策に関連する明確な期待と規則を定め、それを全ての従業員と共有します。これにより、問題の再発を防ぎ、組織全体の効率と調和を維持します。
継続的なフォローアップとモニタリング: 問題が解決した後も、継続的なフォローアップとモニタリングを行います。問題が再発しないように、定期的な評価やフィードバックを提供し、必要に応じて調整を行います。
労働トラブルを起こす問題社員への対処は、リーダーシップ、コミュニケーション、問題解決能力が求められる重要な課題です。公正かつ適切な対応を行い、組織の労働環境と生産性を維持するために努めることが重要です。
※引用終わり。
下記の回答に関しての個人的見解ですが、参考にはなりますが、「このままでは使えない」と思います。しかもChat GPTの回答は、カタカナ語連発で非常にわかりにくいです。例えばメンタリング・コンフリクトというカタカナ語は、普通わからないと思います。
メンタリングとは、指導する側の社員と指導される側の社員が一対一で対話し、社員の経歴支援なども含む社会生活や心理的な世話をおこないながら、成長を支援する人材育成手法です。
コンフリクト解決とは、論争や対立を前向きに受け止めて、当事者双方が決着するための解決策を見出す手法と言う意味です
Chat GPTの回答について、facebookで投稿した所、facebook友人から、
「ネットから労務管理、問題社員対応に関する解説を拾い、集約してるんですね。一般論として解説するのには的確なんでしょうが、実務では個別具体的にアドバイスが必要ですからね。」というコメント頂きました。
ある意味、ネットから重要と思われる記述を「要約する」のには優れていると思いますが、「使う」目的での手段としては、更に「加工」が必要だと思います。そのまま使うのは、危険だと思います。
一部の士業先生がChat GPTを大絶賛していますが、我々社労士含む士業にとってChat GPTは、「噛み砕いて」「顧客それぞれのレベルに合わせて」説明するための参考資料だと思います。
写真は先日の自宅での夕食で、自家製肉じゃが・人参ナムル・おから・味噌汁です。非常に美味しかったです。
以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士・求人採用解決アドバイザー 吉野正人でした。
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