ひと目見ただけで胸が苦しくなり
涙が止まらなくなった

痛いほどわかるよ!
その気持ち

逢いたいね
逢いたいよね

声聞きたいね
触れてみたいね

裕二?
私も逢いたいよ
声聞きたいよ
触れたいよ

たとえあの世で逢えても
声が聞けたり触れられるのは
この世だけだと聞きます。

だから皆生まれ変わるのだとも

裕二?
気がつけば3ヶ月以上この
場所から遠ざかっていました

ただただ生きてる以上
働かなければ生きていけない

と思って働いていたら
あっと言う間に3ヶ月・・・

裕二は側で見ていてくれたと
思っていますが

私11月から主任を任されて
何とか主任の仕事にも慣れて
やっと落ち着きました。

最初はどれだけ私は試練を
与えられるんだろう?と
全てに腹立ちましたが

今は人から必要とされる事は
有り難い事なのだと考え
られるようになって来た気が
します。

気がしてるだけだけどね!

病院の会議に出て派遣会社の
支店長と病院の事務長との
定例会にも出て

皆んなのシフト表作って
新人さんの教育して
それぞれの悩みを聞いて

プラスクレイマーの
患者さんの話しを聞いて
レセプトの手伝いをして

お正月は30日から3日迄全部
休日出勤して
誰かが休むと代わりに出て
結局私の1月の休みは6日間だけで

年老いた母にはお正月行けない
と言うと涙目をされたり

たまに来てくれる娘に
何でこの年になってまで
こんなに働かなくちゃいけない
のだろうと愚痴をこぼすと

裕二がそうしているのだと
言われ

暇にしてると泣いてばかりの
私に泣く暇もないほどの
状態にしてるのだと

そう言われればそうかな?と
思い

でも毎日の片道30分の運転中は
毎日裕二との些細な思い出が
自然と頭の中をいっぱいにして
泣いていたり

裕二の闘病生活はあれで
本当に良かったのか?と
もっと私に出来る事があった
はずだと自分を責めてみたり

でも最近凄く感じるんです

側に居るな!と
不思議に分かるんです

それが凄く嬉しかっりするん
です。

裕二?やっぱり約束忘れて
なかったんだね?

でもやっぱり声が聞きたい
話しがしたい
触れてみたい

あとどれだけ頑張れば
裕二の側に行けるのかな・・・