内館牧子著
「好運ばかりの人生はない。不運と交互にやってくる」
逆に、不運ばかりの人生はない。どんなに不遇でも、この世の不幸の中心にいるわけではない。そんなに、誰か一人を中心に世界が回っているわけではない。好運は、引き寄せるもの。いいことがないと嘆くのをやめて、自分に恵まれているものを探す努力をしよう。五体満足で、学校に行けて、飢える事なく、毎日風呂に入れて、牛乳を毎日飲めて、日本で生きていられる素晴らしさ。そうやって身近なことに感謝することで、日常が楽しくなってくる。人生がいっそう、キラキラと輝いてくる。そうして、この先、もっと素敵なことが待っている。そんなふうに、考えられるようになる。
「忘れてはならない。私たちの平和が「あたらしき色の腸」や、「父母に見送られて出兵した日を命日とする」しかない人たちや、「墓すらもなし」の人たちの上に成り立っていることを。」
忘れてしまったら、世界は終わる。
真に平和な世界は、戦争を、戦争で死んでいった人たちのことを忘れない。忘れないようにするにはどうしたらよいか。記憶はどうしても風化する。それを食い止めるには。友人・知人の悪口を言わないことだ。これは絶対に世界平和に繋がる行為だとわたしは思う。世界中の人がこれを実践できたら、確実に世の中は変わる。世界がポジティブな気に満ち溢れ、人々は賢くなり、正しいリーダーを選ぶことができる。正しいリーダーとは。リーダーシップとビジョンを持ち、世の中の仕組みを構築できる人物。決して、おのれの野望のために他国を侵略するようなことはしない。侵略戦争をするような人物がトップに昇り詰めるのを阻止するには。リーダーは、トイレ掃除をするべし。最も下等な仕事とされ、掃きだめになっているようなトイレを掃除するのは、目下高齢者や女性だと思う。トイレにこそ、平和の鍵があるとわたしは考える。いわずもがな、トイレは人間が排泄行為をする場所だ。ウンコやおしっこをすることは恥ずかしいことではない。老若男女、世界共通にみんながやっていることだ。トイレが男女兼用になるのが、わたしの理想の社会だ。男女兼用トイレが実現する社会は、性犯罪がほとんどなくて、性差別やLGBTに対する偏見もない。いじめも激減しているはずだ。そういう世界は戦争には縁がない。
・・・今年の4月25日に、本を出版予定です。
このブログに対する、追記の形でわたしの思いをつづっています。買って読んでくれたら嬉しいです。また、日が近くなったらこのブログにて宣伝します。