令和6年12月議会一般質問(尾張西枇杷島まつり打ち上げ花火) | 清須市議会議員 高橋てつおオフィシャルブログ Powered by A,meba
2024年12月05日(木) 10時27分19秒

令和6年12月議会一般質問(尾張西枇杷島まつり打ち上げ花火)

テーマ:一般質問

【尾張西枇杷島まつり】 打ち上げ花火を5年に1度にする案について


10月の全員協議会で令和7年以降の尾張西枇杷島まつりにおける打上花火の開催方針が報告されました。曰く「5年に一度の山車五両揃えを祝し、開催年度に限りまつり開催日(土日)の前日・金曜日に打上花火を開催」とのことです。それに加え来年に限り市政20周年と山車5両揃えがあるので花火を実施。一週間早い5月30日(金)花火 5月31日(土)祭り6月1日(日)祭りの日程で行うとの報告も合わせてありました。

令和2年から今年の令和6年までコロナ期を含む5年もの間、打上花火を中止してきたあげく、これからは花火を毎年実施せず、5年に1度の実施という。 これ5年に1回の山車5両揃えの際とかいてありますが、5両揃えは5年に1回と決まっているわけでもありません。その時々の判断になりますので、5年に一回どころかいつ花火が実施できるかわからない、5年先のことなんて誰にもわからないオリンピックだって4年に一回、5年に一回ということは実際花火はやらないと言っているようなものです。
全く残念というか、夢も希望もない、情けない、とんでもない判断です。 
さて尾張西枇杷島まつりはコロナ前には2日間で20万人超という、圧倒的な観光動員力を持つ本市で1番賑わうイベントであることは言うまでもありません。同時に清須が外部に誇りを持って発信できる大きな財産であり、最大の観光資源です。それにもかかわらずブレーキをかけることは、観光行政が何をしてきたのか、何をしたいのかさっぱりわかりません。
そこでお尋ねしますが①本市の観光振興は何を目指しているのか? 尾張西枇杷島まつりを観光資源として今後どう発展させていきたいのかお答えください。
尾張西枇杷島祭りの賑わいがこのように形成されてきたのは一朝一夕のものではありません。1に200年の伝統を誇る山車からくり、2に庄内川に初夏一番に打ちあがる花火、3に狭い美濃路に立ち並ぶ色とりどりの露天の活気」この3者が一体となり尾張西枇杷島祭りの独自の風景が形成され、それが愛され、あの賑わいが創出されてきました。まさにこれこそ 尾張西枇杷島まつりにしかないオンリーワンのブランドと言えます。これは先人達の並々ならぬ知恵と努力の結晶であります。その一角である打上花火は高度成長期より半世紀あまり続いてきた、祭りと一体化した不可分の伝統行事であり、地域の風物詩です。
子どもの頃 当時は土曜日も学校がありましたが、昼頃祝砲のドーンドーンという音が聞こえると、いてもたってもいれず、まっすぐに家に帰り、さっと着替え、小遣いを握りしめ美濃路に友達と繰り出すのがにしびっこの作法でした。
まちに立派な祭りがある、山車がある 花火もあがる。これが自慢であり、誇りであり、それが子ども達へふるさとへの強い愛を育むと同時にアイデンティティを形成する原風景となってきたといっても言い過ぎではないと考えます。配布した資料の写真をご覧ください。親子が花火を眺めています。幸せそうです。後ろからの絵です おそらく みんな笑顔です。こういった様子が町への愛着を育んでいきます。
そんな中この5年花火が無いことで花火を知らない子ども達もいて、それがどのような影を落としているのか危惧するものであります。行政のひとつの判断がどれほど市民生活や人格形成に影響するのか、それに携わるものは常に謙虚であらなければなりません。
一方、大人達はどうでしょう。まつりの日にはそれぞれの家庭が特別な料理に腕を振るい、家庭であるいは親戚、知人を家に招き、あるいは帰省し、空を彩る大輪の花を愛でながら、一年の幸せを祝います。そのため お正月のようにスーパーには高級食材が並びます。各家庭、衣食に関わるもののほか 寄附 子どものお小遣いなど お祭りに際し大金を使っています。
②そこでお尋ねしますが、尾張西枇杷島祭りの経済効果をどれほど見積もっているのかお答えください。
このように綿々と受け継がれてきた大切な地域の文化であり風景を、新型コロナ期を含む5年の間ストップし、そのどさくさに紛れて、一時の行政の考えで軽軽に破壊することは決してあってはなりません。歴史と地域文化を軽んじています。冒涜です。 報告文書を読んでもありとあらゆる熟議とチャレンジから導かれた結論だとはとうてい考えられません。報告文書にはこの結論に至った理由が700万の財政負担増と職員の業務上の負担も挙げられておりますが、こんな理由で、地域の魂が奪われるようなことがあってはなりません。
そこで
最後に市長に尋ねます③永田市長 こんな行政のやり方は許されません。考えを改めて頂きたい。返答願います。