入試が終わって2ヶ月が経ちましたが、ちょっと暇になってきたのでデータをまとめてみました。

(生徒募集中です。)

 

 

近畿圏で中学受験をする人はどれくらいいるのか?

 

気になる人もいるかもしれません。

そこで調べてみました。

 

参考にしたのは日能研の倍率速報【一覧】の出願者数です。

関西エリアの中から近畿2府4県の学校のみを抽出しました。

これを日程別に男子校・女子校・共学校で集計しました。

 

出願者数はあくまでも学校が発表している出願数ですから、実際に受験している人数は若干少なくなります。

といっても誤差数%の範囲なので無視することにしました。

日程が後ろになると出願していても受験しない人が増えてきます。

ですが、当日出願も含めて最終的な出願数が倍率速報に反映されているかどうかは不明です。

 

正確に調べようと思ったら、近畿圏のすべての私立中学について各学校が公表している受験者数を調べるべきなのだと思います。

しかし、近畿圏の私立中学は140校近くあります。

国立や公立一貫校なども含めるともう少し増えます。

県外まで考えるとさらに増えます。

やりたい人はぜひやってみるといいと思いますが、そこまで細かく調べてもあまり実用的なデータにはならないかもしれません。

 

というわけで、Excel(かなり古いバージョン)で関数を使いつつまとめてみました。

 

日程別出願者数

 

今年の入試は1月18日が統一入試日・入試解禁日でした。

これを1日目と考えることにします。

来年も基本的には同じパターンになると思われます。

 

 

※ 統一入試日:兵庫県内のすべての私立中学は必ず1日目の午前に入試を行なうことになっています。

※ 入試解禁日:兵庫県以外の2府3県はこの日以降に入試を実施することになっています。

※ 近畿圏以外の学校はこの限りではありません。そこで前受け入試というのが可能となります。

※ ちなみに西大和の県外入試は近畿圏在住の人は受験出来ません。

 

最も出願者数が多いのは1日目の午前で、おそらくほとんどの受験生がどこかに出願していると思われます。

そこで、1日目の午前の出願者数総数を近畿圏の受験者総数と考えることにします。

今年は約18200人でした。

 

 

5日目以降は500人を切っています。

ただし、前日や当日出願などが反映されているかどうかは不明です。

 

こうしてグラフにしてみると、ほとんどの受験生が4日目までに受験を終えていると思われます。

男子最難関志望の人はまだ6日目に洛星後期が残っています。これが最後の砦となります。

 

 

学校数で比較すると、男子校が12校、女子校が33校、共学校が92校あります。

それを日程別に見るとこうなります。

 

 

圧倒的に共学校が多いですね。

今年も共学が増えました。

男子校は絶滅危惧とか言われていますが、絶滅はしないので安心してください。

 

実は1校あたりで考えると、男子校の出願者数の平均値は共学校の平均値の倍以上になります。

人気もレベルも高い学校が生き残ってきたからだと思います。

東大・京大の合格者ランキングでも上位に入るのは男子校・女子校が多いので、頑張って欲しいです。

 

 

 

過年度比較

 

例の感染症やインフレの影響なのかここ数年は1日目午前の出願者総数が変動していますが、だいたい18000人前後で推移していると思っていいでしょう。

 

 

近畿圏の児童数も調べてみました。

それぞれ受験する年度の児童数です。

 

 

 

少子化がさらに加速している昨今ですが、近畿圏は流入人口も多いのか府県別で見るとけっこう変動が大きいです。

私立中学の少ない滋賀県、和歌山県も入っているのですが、中学受験率は全体で9%くらいになります。

私立中学が一番多いのは大阪府なので、大阪周辺ではもう少し中学受験率が高くなると思われます。

中学受験を見据えて、中学受験が盛んな学区域にわざわざ引っ越す人もいるくらいですから、地域差は大きいと思います。

だからといって、受験の難易度や合格可能性に影響が出るわけではありませんが、これから引越しを予定している人は塾や中学校に通いやすいエリアを選ぶというのも一つの選択肢だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出願総数を1日目午前の出願者数で割ってみたところ、約3.6という数値を得ました。

これは受験生一人当たりのおよその出願数ということになります。

つまり、一人3~4校くらいは出願するということですね。

※前受け入試は計算に入っていません。

 

で、それが3日目午後までで約90%、4日目午後までで約98%を占めています。

3日間で5校くらい受ける人もいます。

 

覚悟しておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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