病気になって気づきました。

ある日突然、働けなくなる、収入がなくなることがあるのだと。


会社員ならば、傷病手当や一時休職など保証がありますが、ふと思ったのです。


わたし、定年後に働ける体なのかな、

収入源を確保できるのかな、と。


退院して2年が経った頃、

「老後は2000万円が必要」という噂も相まって、

不安になり、老後資金のことを考え始めました。


そこで、メインバンクへ相談に行きました。


「あのぉ、老後資金の相談をしたいんですけどぉぉ〜」


専用窓口に案内されて、いろいろと説明を受けます。

やはり、オススメはIDECOや積立NISA。

元本割れが怖いと伝えると、個人年金保険を勧められました。


「これは保険ですよね?病歴があるのですが、入れますか?」


「あはは、病歴がある人は保険に入れないと言われますけど、それはごく限られたご病気だから全然大丈夫ですよ!


こちらの一覧にあるご病気ではないですね?」


「………一覧にありますね。」


「え?」


「あります」


「………そうなりますと、ご紹介した個人年金保険には入れません。。。

えっと、利率が悪くなるのですが、こちらは病歴の申告が不要なので入れます。利率が悪いですが。」


入れる個人年金保険が2種類くらいに減りました。

まあ、迷わずに済むののでよいのですが、

やはり、保険系は申告が必要なので、入るのが難しいのだと実感。

健康な時に、保険に加入しておけばよかった。


その後も、手続きは続きます。


「死亡保険金の受取人は、誰にしますか?」


「姪にできますか?」


「死亡保険金の受取人は、第二親等までです。姪御さんは、第三親等なので指定できません」


うーん。

順当に行けば両親も兄も先に旅立っちゃうから、私の相続人は姪しかいないんだけどなぁ。


「じゃあ、とりあえず兄で。」


「え!?第二親等なら、大丈夫なんですよ!

ご主人やお子さんなら、受け取れるんですよ!」


「(いや。いないし。)兄で」


「え!?いいんですか?」


「はい」


「本当にいいんですか!?」


「はい」


「…………わ、わかりました」


担当いただいた窓口の方は、なぜか私が既婚者・子持ちと思い込んでいるらしく、納得できない顔で手続きをしてくれました。

独身だと伝えれば済むのですが、反応が面白かったので様子を見ちゃいました。ごめんなさい。



2023年の今は、積立NISAをやっています。


人生、いつ何が起きるかわからない。

また急遽、入院となっても周りに迷惑をかけないようにしておきたい。

仕事でも、万一明日私がいなくなっても業務なが滞らないようにしています。