なかなかの物です。
わかりにくいかも知れませんが、写真は長い上り坂です。
上体が良い人でも、車椅子で自走するには結構辛い坂です。
しかしJWX-2だと、握力が0の妻でも楽々と登り切りました。
後ろからついて行く方が大変なくらいスイスイと進んで行きます。
自走ではゾッとする土や芝生の上でもストレスなくスイスイ走ります。
「JWX-2」とは、車椅子のホイールに取り付ける電動アシストタイヤのこと。
電動アシスト自転車と同じ仕組みで、
腕力のない人でも軽く一漕ぎすれば、
軽々と車椅子を前進させることが出来るのです。
また安全のため、下り坂では、いわゆるエンジンブレーキがかかり、
スピードが出過ぎてコントロール不能となったりはしません。
ホイールに触れてブレーキをかけなくても、
ちょうどよい安全なスピードで下って行きます。
しかもこのJWX-2は、左右の腕力の違いといった個々人の特性も、
パソコンで調整し、自分に合ったアシスト力にすることが出来る優れものです。
妻が4月に購入したのですが、操作に慣れるために公園を散歩に行きました。
妻の体力では、車椅子を自走して500mも進めません。
ですから、1kmと離れていないスーパーへも車で出かけています。
妻は車の扉を全開にしないと乗り降りができません。
ですから足らない物があって、スーパーに出かけても、
身障者用駐車スペースが空いてないと、諦めて帰って来ていました。
しかしせめて近所のスーパーくらいはいつでも自分でいけるようにしたいということで、
電動アシスト車椅子を購入したのです。
普通の電動車椅子でもよかったのですが、ジョイスティック操作だと、
全く運動量が無くなってしまうので、体力が衰えないか心配だからと電動アシストにしたいわけです。
妻の車椅子は、ウインチで車の上のルーフボックスに収納できるように、
背もたれの上にある「握り」がかなり低い設定にしてあります。
握りが低いので私が押す場合かなり前かがみになってしまいます。
長時間になると、腰痛持ちの私にはかなり辛いのです。
そういう意味でも電動アシスト車椅子は、私にとっても大歓迎なのです。
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