+映画が観たくない時の理系夫的説明+ | ユリノキ-家族はじめます!-

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家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
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映画館で、ディズニーの映画『WISHの予告が流れていた。

 

 

主人公のアーシャが歌う『ウィッシュ~この願い~』が印象的だったようで、家に帰ってからアレクサを使って美しいメロディに耳を傾け、恍惚な表情を浮かべていた夫。

 

「この…ない!のところが良いですね~。」

 

 

 

 

ー数ヶ月後

 

「ねぇ、ディズニープラス今入会中だけどさ、もしウィッシュが動画で観られるようになったら、皆で観る?」

 

「…観ることはできます。」

 

ん?

 

「私の網膜に映画を映し、水晶体を通じて、脳神経に情報を送ることは可能です。」

 

つまり、興味ねぇーってことじゃねーか。

 

 

夫にとって、映画『ウィッシュ』を観ることは、もはや身体的作業でしかないことが分かった。

 

ミュージカル映画を理解できない人種であることは、メリーポピンズをみせた時のあの瞬間から、分かっていたはずなのに…

 

「ママ、パパは歌だけが気に入っていたんだよ。」

 

「…だね。」

 

 

息子は最近、私よりも悟っているらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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