観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

宗太郎駅 (JR九州)日豊本線

2024-04-29 06:13:03 | JR九州


宗太郎駅(そうたろうえき)は、大分県佐伯市宇目大字重岡にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。


大分県最南端の鉄道駅で、JR九州大分支社管轄の駅としても最南端である。1駅南の市棚駅との間には、大分県と宮崎県の県境と、大分支社・宮崎支社の支社境界がある。

青春18きっぷ利用者からは日豊本線延岡 - 佐伯間における普通列車の本数の少なさや、特有の運行時間と同地区の宗太郎峠から難所「宗太郎越え」として有名な駅。停車する普通列車は、1964年ですら1日6.5(土曜・休日は6)往復、昭和末期の1988年でも1日4.5往復のみであった。なお1964年には、京都発宮崎行荷物専用列車(下りのみ)も停車していた。

山間部深くに位置し、小さな集落の最上部にあり、いわゆる秘境駅の一つに数えられるが、自動車での訪問は国道10号を使えば比較的容易である。当駅に通常停車する列車は全て普通列車で、2022年3月ダイヤ改正時点では1日に下り1本、上り2本のみである。近隣が山間部に位置するため、宗太郎駅近辺では列車と猪や鹿との接触によるダイヤの乱れが特に多い地域でもあり、悪天候時には、特急や貨物列車の空転が発生しやすいことでも有名。

なお2020年10月15日より運行を開始した観光列車「36ぷらす3」では、『土曜日ルート "緑の路"』で重岡駅とともに特別停車駅(同駅での乗降は不可だが停車中はホームに降りられる)となる。

1日の平均利用人数はわずか0.22人程度と非常に少ない。

駅名の由来について前述の観光列車「36ぷらす3」の車内放送では「かつて、近隣に岡藩のお抱えの山が沢山あり、その山を見回りしていた『洲本宗太郎』の名前を取ってこの辺りの地区名が『宗太郎』となった」と紹介されている。

駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。無人駅で駅舎はなく、かつて存在した駅舎の基礎と改札ラッチが残っている。

2018年3月17日ダイヤ改正以前、日豊本線では当駅のみ前乗り前降りとなっていた。これはそれまで運用されていたステップのないキハ220形に対応したホームの嵩上げを最小限に抑えたためで、上下ホーム共先端部の数メートル分のみ嵩上げされている。

前述のダイヤ改正後、当駅に停車する普通列車は3本共大分車両センター所属の787系電車4両編成に変更されたが、ホームの嵩上げの関係と利用客が少ないため、上下ともに進行方向の先頭車両のドアのみ開閉する(下りは1号車、上りは4号車)。なお、ホーム有効長は3両程度しかないため、「36ぷらす3」では前3両のドアのみ開閉する。

時刻表などは便所の外壁に取り付けられており、駅舎跡横に電話ボックスが設置されている。ホームには待合所があり、駅名標はJR標準型が設置されている(イラストは描かれていない)。跨線橋前(待合室のあるホーム)には、当駅開業に尽力した初代駅長の功績を讃えた記念碑がある。電話ボックスの側には井戸があり、飲用に適しているかは不明なものの、「日豊線一うまい水」と書かれている。

のりば
のりば  路線方向行先
1■日豊本線上り佐伯方面
2        下り延岡方面

駅周辺
周辺は国道10号とわずかな民家のみで、空き家も多い。当駅へ繋がる道は幅が狭く自動車での進入は難しいが、バイクでの進入は容易なので、これを利用して駅前まで訪れる鉄道ファンも多い。

駅から国道10号に出るまでの途中で佐伯市コミュニティバス・宇目地域コミュニティバスの宗太郎バス停があるが、同路線はデマンドバスのため、利用する場合(平日8時〜17時の間のみ利用可能)は前日17時までに予約を入れる必要である。

東九州自動車道が全線開通し、且つ佐伯インターから延岡南インター間が無料で通行出来る影響で当駅前の国道10号は自動車の交通量が東九州自動車道開通後、極端に少なくなっている。山奥にあって閑散としており、国道10号に沿って鐙川が流れる。国道10号を大分側へ上ると、途中に「宗太郎トンネル」がある。



1923年(大正12年)12月15日:宗太郎信号場として鉄道省が開設。
1947年(昭和22年)3月1日:駅に昇格。宗太郎駅開業。
1968年(昭和43年)4月1日:業務委託駅となる(業務委託先は日本交通観光社)。
1972年(昭和47年)3月30日:荷物扱い廃止。無人駅となる。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
2017年(平成29年)
9月19日:平成29年台風18号により9月17日から運休、臼杵駅 - 延岡駅間不通のため佐伯駅 - 延岡駅間で代行バス輸送を開始。
9月25日:佐伯駅 - 市棚駅間運転再開(バス代行輸送終了)。


宗太郎駅
そうたろう
Sōtarō
◄重岡 (6.8 km)(7.5 km) 市棚*►
所在地大分県佐伯市宇目大字重岡
北緯32度47分10.54秒 東経131度42分23.89秒座標: 北緯32度47分10.54秒 東経131度42分23.89秒
所属事業者九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線■日豊本線
キロ程231.0 km(小倉起点)
電報略号ソタ
駅構造地上駅
ホーム2面2線
乗車人員
-統計年度-0.24人/日(降車客含まず)
-2021年-
乗降人員
-統計年度-1人/日
-2021年-
開業年月日1947年(昭和22年)3月1日
備考無人駅
 *この間に大分支社と宮崎支社との支社境界あり(大分県側最後のトンネルの第四宗太郎トンネルと大分県・宮崎県の県境を跨ぐ橋梁の間にある)。

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