日本人として世界トップスポーツへの戦い方 | バレー・テニス中心のスポーツブログ

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最近、日本人としてすごく感じることがあります。それは体格にハンデのある日本人がパワーと高さ、リーチのある海外相手にどう戦うのか?勝利の方程式をつくるにはどうすればいいのか?

サッカーのワールドカップ、予選も終わり決勝トーナメントで盛り上がってますが、帰国した日本選手の言葉が「自分たちのサッカーができなかった」

う~ん、サッカー選手は何か感覚が違うのかな。だから世界でまだ勝てないのかなと感じます。自分達のサッカーが世界の強豪相手にできないのは当たり前。それは世界強豪国の選手もそうだと思います。


おそらく10試合に1試合くらいがベストの試合になるのではないかというくらいサッカーの日本は弱い。女子バレーやテニスの錦織圭、クルム伊達公子を見てるから思うんですが、世界トップの選手たちでさえも、大事な試合で自分のベストのプレーができる試合など、ほとんどない。というより対戦競技である限り、相手にさせてもらえない。と言った方がいいかもしれません。

ほとんどの試合が課題ばかりで、次にどうすべきか?が明確になる試合が多い。

日本人は元々ハンデがあるとスポーツでは思います。体格などの圧倒的なフィジカルの差。"横のリーチ"、"縦の高さ"などハンデばかりのアジア人です。

それでも世界と対等に戦えるスポーツはある。自分の中では「女子バレー」と「テニスの錦織圭」。

この選手たちがどうやって世界と戦い、苦しみ、励み、次に進もうとしているのかを知っているのかな?とも感じます。確かにサッカーはおそらく全世界で競技人口は断トツの世界一でしょう。

だからこそ才能のある選手が豊富で、スポンサーや年俸なども全く他のスポーツと別次元の計らい。

先日、サッカー日本代表がアメリカのマイアミ合宿→ブラジル合宿先へのチャーター便だけでも何と5000万。これはJOC(日本オリンピック委員会)が定めるAクラスのスポーツ年間予算とほぼ変わらない水準だと聞いてます。

「特A」は柔道、水泳、レスリング、サッカー、スケート、体操の6団体。バレーはA。


上記はあくまでその助成金の1部のデータです。

日本人が世界のトップクラスで活躍している分野のスポーツは、まず負けない方法を知っている。要は、自分のプレーができなくても勝てる方法を習得しているといってもいいと思うんです。

[1]錦織圭に見る世界との戦い方

 錦織圭が世界と戦える最も大きな要素は、「メンタル」。メンタル面が他の日本人と全く感覚が違う。メンタル面といってもたくさんの種類があります。

まず相手を読ませないゲームメイク・駆け引きが抜群。ここでドロップショット?ここでこの位置にサーブ?など経験者が見ていても驚くような発想が次々と続く。相手の頭の中をまるでずっと見ているような相手を読む心理戦の戦い方が抜群にうまい。

そして勝負強さは、ディフェンス面をしっかりとキープしながらも、ここだ!と思った時は徹底的に攻める強さ。それがミスなくできているのが今季の錦織圭。マスコミの間ではすでにトップ5の実力とも言われています。

残念ながらまだウィンブルドンでは経験不足で、4回戦敗退となりましたが、得意なハードコートシーズンに7月から入り、更にクレーでは絶対的な強さを見せてくれました。まだまだポイント的にはトップ5と差があるので、年数がかかると思いますが、時間の経過と経験でトップ5には入ると思います。

本当に日本人が誇る素晴らしいスポーツ選手だと実感します。錦織圭のテニスを見ているとワクワクする。そのテンポの速いコースチェンジを伴ったゲームメイクも素晴らしいですが、何よりもテニスの楽しさを新たに日本人に世界中に教えてくれるタイプの選手だと思います。今後もしっかりと応援していきたいです。

[2]独自の進化を遂げつつある日本女子バレー

 今年ほど日本女子バレーが面白い年はないのではないかと痛感します。それだけ画期的なことを当たり前のようにやっているような合宿の雰囲気だと感じました。

選手と監督に一切の迷いはない。誰もが同じ目標に向かって一つになろうとしているのを感じます。

サイドアタッカーが得点力貢献度の低いMBのポジションに入る戦術「MB0」

わずか1か月の合宿で、MBなしの決断にまで至る判断の速さ。新しいことをやろうとしているのに、ここまでの短期間での決断は凄いなと実感します。

何よりも選手たちが楽しみで仕方ないという雰囲気を出していることが今までの全日本にはない感覚で、ファンを期待させてくれる時期です。

野球などにはスピードと技そしてメンタル面でのチームとしての駆け引きが随所に目立ち、日本らしいチームだなとWBCでは感じ、それがまたファンの感動へとつながっている気がします。

でもサッカーにはそれを感じなかった。何か日本らしい新しい戦術がある訳でもなく、独自の路線のサッカーがある訳でもなく、結局体格が劣る日本は海外選手のモノマネでしかなかった。しかしフィジカルに劣るので、もちろん海外には通用しない。

更にはメンタル面での強靭なしつこさも感じなかった。綺麗な美しいサッカーをしようとしすぎなのか、要求が高く、1人1人が全く対応できないままチームとしてプレーをしなければならない。

日本女子バレーの強さは、何と言っても世界一のサーブ&ディフェンスのコンビネーション。この2つが世界一であれば、メダル以上は取れる可能性は非常に高い。

ただ金メダルを目指すにはサーブ&ディフェンスだけでは取れない。結局、相手の集中力が高まり、1本で得点を獲れるJサーブでもないので、JFサーブが通用しなくなり、相手の思うがままのゲームメイクをされ、敗戦となってしまうパターン。

底から這いあがるには新しいことをやらなければならない。それを全員が感じ取り新戦術に立ち向かう全日本女子バレー。新しいバレー技術の歴史の扉が開かれようともしています。

女子バレーの強さは、何と言っても「粘り」。どんな状況でも決してあきらめないメンタルの強さだと思います。その勝負強い選手が集まったのがロンドン五輪。

勝負は特に対戦競技は、大事なポイントをどうやればとれるのか?相手はどう感じ、どう対応してくるのかを冷静に分析できる選手が多いほど勝てると思います。

それを2010年、2011年、2012年と徹底的に叩き込まれた全日本女子選手は、本当に強い。滅多なことでは負けないチームになってます。正直、日本女子バレーを見て海外のファンなどは強いとは思わないでしょう。

自分も強いと感じたことは数試合くらい。でも今の日本女子バレーの強さは、自分たちが70%の調子であっても、100%あった相手の調子を50%くらいまで落とさせることができる。自分たちが調子悪くても勝てる要素をいくつも選手たちが知り、コート6人で表現することができ、相手のバレーを変えてしまう力がゲームメイク力があるんです。

それが今の世界ランク3位の実績につながってると思います。女子バレーの強さは、「負けない強さ」だと思います。

本当に今年は楽しみなので、最初は結果が出るの字少し時間がかかるかも。どちらかといえば、最初は通用するけど終盤になると相手が慣れてしまい、逆に通用しなくなる可能性もある。それだけはやってみないとわかりませんが、情熱的に、そして冷静に今季の女子バレーを応援し続けたいと思います。

日本人が世界で勝つ戦い方として、活躍する選手たちにほとんど共通するのが「ディフェンスの強さ」。まず日本人の特徴は最後まであきらめない、途中で投げなさない根気。その根気が一番効果を示すのがディフェンスだと思います。

この強固なディフェンスを中心に、隙を見て技やスピードで得点や攻撃につなげること。これが日本人の世界への活躍の仕方、共通する部分ではないでしょうか。サッカーはもう一度考えてほしい。日本人の特徴を最大限に生かしながらも負けないサッカーを!

そうすれば、活躍の場はまた見えてくると感じます。期待したい。そしてテニスandバレーを更に応援していきたいです。

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