皆さん、お久しぶりです。
みゅうの飼い主です。
タイトルにもありますが、8月5日5時59分みゅうが虹の橋を渡ってお月さまへ帰りました。死因は老衰です。
久しぶりのブログがこんな悲しい内容ですみません。
みゅうは2009年2月24日生まれなので、満14才5ヶ月とちょっとでした。
13才になってからしばらくすると体調を崩すことが増え、お薬を1日3回飲む生活になってました。お薬自体は先生が甘く作って下さったので、みゅうはジュースだと思って喜んで飲んでました。
そして14才の6月下旬になると、一気に状態が悪くなり牧草を全く食べなくなったのと、食べる量自体が減ってしまい、足りない分を強制給餌する生活になりました。
みゅうの兎生でMax2,000gあった体重(健康時1,500gをキープ)が、最終的には1,072gまで減っていました。
最後の数日は寝たきりになってしまい、お尻も軟便で汚れ2回お尻だけ洗いましたが、みゅうは疲れてぐったりしていました。
8月4日(金)正午には自宅に戻り様子を確認すると、朝と同じ状況だったため、体の向きを変えみゅうを撫でながら『飼い主近くにいるからね、大丈夫だよ。』と声をかけるしか出来ませんでした。
しばらくすると、鼻翼呼吸になっている事に気付きました。もしかすると朝からだったのかもしれません。
午後一番で動物病院に向かおうと思いましたが、鼻翼呼吸をしている事自体が死期が近いと分かってたので、午後の診察時間を待ち電話をし先生に『病院に連れて行ったらいいのか、看取る準備をしたらいいのか迷っている』という
旨を伝えると先生は『連れてきてもらって酸素テントに入れることは出来るけど、その分少し長引くかどうかの違い』との事だったので、このまま家で飼い主がみゅうのお世話をしようと決意しました。
2~3日前から悪化したこともあり飼い主もあまり寝ておらず、その日の夜~朝方まではウトウトしながらの看病になりました。10分意識を失って自分に『ダメ ダメ!』と言い聞かせ、15分失ってはまた言い聞かせ、朝方5時
ちょっと過ぎから5時30分過ぎまで寝てしまい『寝ちゃった!みゅうは!?』と思い、すぐ隣のみゅうを見るとまだ息がありました。
呼吸を一生懸命してるみゅうがツラそうで【老衰ってこんなに苦しむものなの?】と何度も思いました。
そして5時58分をまわった頃、みゅうが口をゆっくりパクパクさせ、下顎呼吸をし始めました。
死んじゃうんだって覚悟しました。
今まで閉じてたみゅうの目が、ゆっくりと元気な時のみゅうくらいまん丸に見開いて飼い主を見たとき、飼い主にはみゅうが不安そうに『みち…』って呼んだ気がして、『みゅうちゃん、飼い主はココにいるよ。一緒にいるから大丈夫だよ。怖くないよ。今までいっぱいありがとう。世界で一番大好きで大切だからね。もう苦しまなくて大丈夫だよ。今まで本当にありがとう。大好きだよ。』と伝え、みゅうの口の動きは更にゆっくりになり、最後2回くらいピクッ..ピクッ...とした後、どこも動かなくなりました。まだ暖かいみゅうの胸に耳を当ててみても鼓動は聞こえませんでした。
10分くらいでしょうか。みゅうに『頑張ったね、ありがとう。14年以上も一緒にいてくれてありがとう。飼い主は本当に幸せだったよ。』と撫でながら伝えました。その後は目を閉じさせ、死後硬直が始まる前にブラッシングをし体勢を整え腐敗しないよう冷やしました。
翌日の日曜日のお昼ごろ、葬儀を終え骨になったみゅうは飼い主と一緒に自宅へ帰ってきました。骨になっても、爪や指の骨、しっぽの骨、歯がしっかり確認出来てみゅうは可愛かったです。
飼い主はみゅうの最期を看取った事で、頭から離れない疑問が浮かび上がりました。みゅうは息を引き取るとき苦しくなかったのかな。飼い主には苦しんでるように見えたから。
口をパクパクさせる呼吸を下顎(かがく)呼吸と言うそうです。
下顎呼吸になると、酸素を取り込むことが難しくなり、体内の二酸化炭素濃度が上がります。
酸素不足になると脳からエンドルフィンと呼ばれる麻薬のような物質が多量に出て、鎮痛効果や高揚感をもたらし恍惚状態になるそうです。
あの死の瞬間、下顎呼吸のときだけは苦痛を感じていないというものでした。
少しだけホッとしました。
飼い主はみゅうが10歳を過ぎた辺りから、神さまと勝手に約束してた事がありました。『みゅうが死ぬ時は、どうか安らかに逝かせてあげてください。お願いします。』と毎日祈り続けていました。
飼い主が一方的に神さまと約束したのですが、約束守ってくれたのかなって思いました。
しばらく飼い主は、みゅうを思い出して涙したり、部屋に入るときに『ただいま、みゅうちゃん!』って声かけたり、エアコン付けっぱなしで外出したりするんだろうなと思います。
飼い主にとって、みゅうの存在は大きくて、あまりに大きすぎて、きっとみゅうが傍にいない事の喪失感はなくならないでしょう。ですが、ちゃんと少しずつ乗り越えますよ。みゅうに心配かけちゃいますからね。
みゅうちゃん、本当に本当に大好きだよ。今までも今もこれからもずっと。
最後にみゅうを可愛がって下さった皆さま、本当にありがとうございました。
動物病院の先生、スタッフの皆さまもありがとうございました。(ブログの存在自体ご存じないでしょうが…)
みゅうを可愛がって下さった皆さまと愛兎ちゃんに素敵な人生,兎生が訪れますように。
本当に本当にありがとうございました。