あっさりその日 | 部活家族で育てていこう?!

部活家族で育てていこう?!

再婚家庭の凸凹話。夫45歳、私50歳、3人の大きな子どもたちと、10歳の子供の6人家族。結成してから、夫の凸凹ぶりにびっくり、見まわすとあっちもこっちも凸凹人だらけの我が家。発達障害を学びつつ、笑いあり涙ありの・・メイクファミリードキュメントです。

久しぶりにブログ更新です。

ご無沙汰しております。

 

なかなか物思いにふけることが出来ずにおりました。

元々は自分自身があまりに

「いろいろ思う」ので吐き出し口として

ここを利用させていただいておりましたが

色々思うスピードに書いていくスピードが追いつけず

今日に到りました。

 

ジョニは小学校二年生の夏休み後半戦です。

 

どんどんタフになり

いつもお出かけは最悪の展開だったのが

あっさり上手くいくような日々も増えてきました。

 

時々酷い癇癪を起こしますが

「自覚度」があがってきたためか

多少はその行為に到るまでなどを

自分で振り返ることも出きるようになりました。

 

先日久々に医療機関に彼を連れて行きましたが

ついに

「この病院はどんな子が来るところなの?」っと

本人にストレートな質問を受けました。

 

通っている場所は小児精神科

普段は月例で薬を取りに行くだけで

私だけが病院に行く形だったのですが

夏休みという事もあり、本人の気が向いたので

連れて行きました。

 

どういう子が来るところなのか

 

そこに通う子は

様々な日常の困りごとを抱えてはいる筈です。

そしてジョニーも大きくなり

何かある、少し普通の子とは違う様子があるのに気づいたようです。

 

時々独り言を言っている子

妙に落ち着きのない子

大きいのにお母さんと腕を組んでいる子

小児精神科にどのような用事があるのか

ダウン症の子や知的ハンディを背負っているであろう子なども時々見かけ「風邪などで通う病院とは違う」と感じたのは自然なことです。

 

「ここは小児精神科といって、神経や精神に困りごとを抱えている子が来るところ」

 

「ふうん(・∀・)」

 

「精神科っていうけど、あんたの場合は精神というよりも、神経だと思う。小さい頃泣き暴れて酷かったの覚えている?タンスや家具を蹴飛ばして痣になっても暴れていたのを」

 

「うん、怪我しても痛くなかった」

 

「そう。一回興奮しちゃうと手に負えなかったのよ。ママはそれで相談に来た。それからもう4年はたつかな・・・普通の子は少し嫌なことがあったり、思い通りに行かなくても、そこまでは暴れないの。ぐすんぐすんって泣くかも知れないけど、怪我してもわかんなくなるくらい暴れるって危ないでしょう?」

 

「うん」

 

「この間も、吐くまで泣いたでしょう?

普通の子は吐くまでは泣かない」

 

「わらびもち出たね」

 

「そう^^;汚い」

 

「ホットわらびもち:*:・( ̄∀ ̄)・:*:」

 

「最悪だわ、あんた^^;・・・そういうところがやっぱり病気っちゃ病気なのよ。あんたには一応は自閉症スペクトラムっていう名前がついているの。昔はアスペルガーって言われてたけど、今は自閉症スペクトラム」

 

「スペクトラムって?」

 

「連続性、つながっているっていう意味。自閉症は分かる?自閉症の子は何回か見たことはあるよね。あの凧揚げの時に来ていた大きいお兄ちゃん、殆ど喋らずに時々ぶつぶつって独り言いっていた子覚えている?」

 

「うん」

 

「あの子は自閉症。簡単なやり取りは出来たけど、あの子は凧を忘れて公園から居なくなっちゃったよね」

 

「うん」

 

「多分あの子は知的なハンディもある。だけど、少しのやり取りは出来たでしょう?1人で何か言っているから、キモチワルイけど、でも自分なりには意味があるのよ。そうしないと落ち着かないとか、自分のルールの動きをしているの。他の人と共感する力が弱いの」

 

「俺もだ(・∀・)」

 

「うんそう。あんたは自分勝手に他の人に関係なく、イィーってなったり何か急に不安になったりするでしょう?それがこらえることが出来なかったの。」

 

「今でもなるよ」

 

「そうね^^;でも保育園の頃よりはましだよ。何がイヤなのか、なんとなくイヤとかいう感じで、毎朝行くのを嫌がったり、、、緊張したり怖い思いをするともうダメ。運動会なんか途中で帰るって言い出したのよ。帰るじゃなくってさ^^;リレーとか、他の皆困るじゃん・・他の子の事がなかなか計算に入れられないわけよ。

 

ママは小さい頃は結構困っていたのよ。今のマイペースなんかは比じゃない。すごく神経質さを持っているわけ。そういう言葉にならないものを、我慢できないで全身でやるから、もうカンベンしてくれやって・・・」

 

「そうか・・だから俺変わっているんだ」

 

「そう^^;気づいていたのね。ならば話が早い。

もしもあんたが他のみんなにどうしても合わせることが出来なくて、ああゆう大暴れや癇癪を授業中にやらかすとかだったら・・・」

 

 

「ひまわり教室?」(学校にある特別支援級)

 

「そうだよ。だって他の子の勉強の邪魔になっちゃうでしょう?先生もあんなの毎日やられたら授業にならないもん。でもそこまではしなかったのよ。嫌なこといっぱいあったかも知れないけど、我慢ができたの。

でもこの先ももしも、普通のクラスでみんなと過ごすのがどうしても苦しくて、俺は俺のペースでやりたいっちゅうなら、そういうクラスで勉強するのもアリという訳よ。一応はあんたは知らなかったかも知れないけれど、今のところ発達障害とか世間で言われているものだから、障害といえば障害、そうじゃないといえばそうじゃない。病院に来て診断してもらったから障害、もし死ぬわけじゃないしって放っておけば、障害の名前はつかなかったレベル」

 

「どういう意味??」

 

「ママがすごく困っていてここに相談に来なかったら、症状に名前はつけることもなかったでしょうよというお話。結局は漢方薬をのんで、イィーの緩和に成功したから通うことにしたけど。今は時々さぼっていても、そうそう酷いことにならないでしょう?あの頃は毎晩だったのよ。毎日、毎晩。2才の頃はそうでもなかったけど、3,4才頃が一番酷かったかな。怒るのは・・・1才2才でも変な子だったけどね。様子は違った。もっとニコニコしていて、逆にそんなにニコニコ誰にでも寄っていくのはおかしいよ^^;っと思うほど、、、人見知りしないの。それはそれで心配だったけどね。嬉しいとずっとぴょんぴょんしていて、お遊戯とか全然やらないの。つまり周りの状況で自分の行動を決めていない。自分本位という訳ね。でも今はそんな事しないでしょう?知らない人を怖がるし、一応やらねばならない事はみんなに合わせてやる」

 

「そうだねぇ」

 

「でも結構非常識な子だったのよ」

 

「ふうん」

 

「でも全く他の子と違う人間ではないのよ。正確にいえば、人間みんな違うからね。でもその中でどちらかといえば自閉傾向の強い人たちに

そういう名前がつくの。ママなんかもまぁぎりぎり生きてきたけど、色々あった人だし、スペクトラムの仲間よ。父ちゃんも間違いなく仲間だわ。

他にもいっぱいいるのよ。そういう人の特徴はね、何かがすごく得意だけど、とんでもなく何かが苦手だったり、、、、」

 

「バランスの悪い人?」

 

「そう、^^;いい事いうね、あんたまさにそれ。ひまわりさんにもいっぱいいるのよ。お勉強ができないからあのクラスという訳ではないの。中にはすごく出きる子もいるのよ。だけど、がやがやしたほかの人の音がイヤでイヤで気が狂いそうとか・・・〇〇の教科はすごく出きるけど、他はダメとか。とにかくバランスの悪い成長の仕方をする」

 

「いるいる。すぐに大きい声が出ちゃう子とか。普段は全然喋ることが出来ないのに、ああああああああーって叫んでいる」

 

「うん、そうあれは安心のためだったり、本人は楽しかったりするんだけど、敏感すぎて変な動きしちゃうこともあるわけ。急に赤ちゃんみたいになったりね。他の人からは変だけど、本人には大事な理由がある」

 

「ふうん」

 

「でもそういう自閉症の子も僕の仲間よ。学童にも他にもいるでしょう?」

 

「忠太?しんちゃん?」

 

「そう^^;分かるのね」

 

「分かる」

 

「ママも多分そうだろうなとは思っているの。でもね・・・このことは内緒よ。他人に知られたくない人もいるの。すごくいい事だって思える人もいるかも知れないけど、違う違うそんなじゃない、障害なんかじゃないって認めたくないとか・・色々思いがあって、他の人に言いふらすことでもないのよ」

 

「なんで?(・∀・)」

 

「そうねぇ・・・まぁ差別を受けたりもするわけよ。本当はしてはいけない事だけど、他の人と何か違うって意地悪されたりね・・・」

 

「ふうん(・∀・)」

 

「だから僕も他の人に言う必要はないのよ。でもゲロ吐くまで泣くこともあるよというのは、ちゃんと学校の先生には報告してあるし、何も心配ないのよ。学童の指導員さんにもちゃんと話をしてある。もちろん家族も分かっているし、ママもそう思ってあんたを育ててきたの。

でもあんたは幸い言葉があって、やり取りが可能なの。」

 

そんな会話をしましたか。

カミングアウトは目標にはしておりましたが

構えずこんな風にさらっと済んでしまいました。^^;

 

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