2013北海道滞在記~完~ | 仕事を辞めて北海道の牧場で居候生活

仕事を辞めて北海道の牧場で居候生活

人生の進路に悩む28歳。
2013年5月に、仕事を辞めて北海道の田舎の牧場での居候生活がスタート☆
牛・猫・ポニーと暮らす日々の事を綴っています。

早いもので最後にブログを更新した日から1年以上が経ってしまいました。


新たに書きたい事が出来たので、北海道滞在記を完結させようと思います。




トナカイのソリに乗った日から数日後、ついに7ヵ月の私達の居候生活が終わる時がやって来てしまいました。




午前中は荷造り。
北海道生活で増えた荷物を郵便局で送って、お世話になった人達に挨拶回りをしました。


この町で、本当にたくさんの人に出会い、たくさんの人達に可愛がってもらえました。


お別れなんて嘘みたいでした。





15時位からはお誕生日会の準備をしました。


そうです!この日はタツの誕生日!!


お母さんにも手伝って貰って・・・楽しかったなぁ。
















ご飯も私達が作って、プレゼントもケーキも用意して・・・




最後の夜だからって、しんみりする訳でもなくいつも通りの夜を過ごしました。


タツさんもお母さんも部屋に戻って、私達もいつもならとっくに部屋に戻ってる時間だったのになかなか部屋に戻れませんでした。


モーちゃんと2人になった後もやっぱりしんみりする事無く、むしろはしゃいで過ごしました。


「そろそろ寝よっか」と、部屋に戻って


「この部屋で眠るのも今日で最後かぁ」


なんて思いつつもやっぱり実感なんてありませんでした。




そして迎えた最終日。


「とりあえず動物達にもお別れしに行こうかー」




と、モーちゃん2人で牛舎へ向かいました。


「もう会えない」
「これで最後」


この時にやっとこの生活に終わりが来た事に実感が湧いて、涙腺崩壊。


大好きだった牛達。
1頭1頭声を掛けながら泣きながら「ありがとう」と「元気でね」を伝えました。


可愛い可愛い猫達。
懐いてくれてた子も、そうでない子もみんな好きだった。
特に私が可愛がっていたマリオ。
この日マリオは姿を見せませんでした。
挨拶したくて、最後にもう一度撫でたくて、マリオがいそうな場所を探してみたけれど、どこにも居ませんでした。


こんな事なかったのにな・・・


きっと「最後」だって分かってたんだと思います。
あえて姿を見せなかったんだと思います。


彼はそういう男なんです。


そしてそして、愛しのポチ。
私達ポチの前で号泣!!


毎日当たり前に触れる事が出来ていたのに、明日からはもう会えないんだね?
ポチとは北海度滞在2日目からずっと一緒だったのに。。。


大好きでした。


7ヵ月を共に過ごした動物達は、私達にとっては友達でした。
大好きな友達と別れるのは本当に辛かったです。


2人揃って牛舎で大号泣でした。




そして家に戻って、お母さんとのお別れ。


私達更なる大号泣!!


いつも優しいお母さん。
子供みたいに純粋で、とっても可愛いお母さん。


別れるのが本当に辛くて子供みたいに声をあげて泣きました。
お母さんまで泣いちゃうから、もう涙の止め方が分からなかったです。


お母さんとは家でお別れだったのですが、私達を乗せた車が見えなくなるまでずっと手を振り続けていました。


その姿を見てまた号泣。




タツとはたわいのない話しをしながら空港へと向かいました。
タツと空港で別れる時も、もちろん泣きました。


飛行機の中でお母さんが持たせてくれたおにぎりを食べながらまた涙。




本当に朝から泣きっぱなしの1日でした。




空港から地元に向かうバスの中で、輝く夜景、たくさん走る車、見る物全てに
「あの町じゃないんだ」と感じさせられました。




そして最後のお別れの相手。
モーちゃん。


「本当に本当にありがとう!すごく楽しかった!!」とお互い言い合いました。




バスからモーちゃんが居なくなって、1人になった時


「あぁ、本当に終わっちゃたんだ」と思いました。




北海道で過ごした7ヵ月は普通に生活していたら体験出来ない事だらけの日々でした。


かけがえのない思い出ばかりです。


「人生の夏休み」この言葉がぴったりな7ヵ月間でした。


また一つ私の中に宝物が出来ました。