なぜ不幸な境遇から逃れられないのか?① | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。

 

 

 

 

<前回からの続き>


前回、

 

「不幸・不運な境遇を繰り返してしまう人」
の例を挙げましたが、


それでは何故、自分が不幸になる道を(無意識に)選び、
繰り返してしまう事から抜けられないのでしょうか?



今回からは、

私なりに考えるその「原因」

3回に分けてお書きしてゆきたいと思います。





<不幸・不運な境遇を

   繰り返してしまう原因①>



①トラウマとなった出来事の再演



(1)トラウマの再演とは?


(主に)幼い頃にトラウマとなった傷を負っていた場合、
その状況と似た状況になる様な相手や環境を

無意識のうちに選んでしまい、
同じ状況が繰り返され続ける


という事が起きる場合があります。

これを
「トラウマの再演」と言います。


例えば、前回お書きした様な、

「いつもDV男やモラハラ男を選んでしまう」
女性は、そうなのかも知れません。




(2)何故トラウマの再演が起きるのか?


トラウマを受けた場面では、

「逃げる」「戦う」等の防衛反応が生じた筈ですが、
自身が幼かったり、抵抗できる状態では無かった場合、


それらの防衛反応のエネルギーの表出が

”凍り付き反応”等によって途中で妨げられて、

未完了なまま残り続けてしまうでしょう。

そしてそれが時折何かの引き金によって、

噴き出してしまう事もあるでしょう。


それが”フラッシュバック”です。

但し、
フラッシュバックでは、

防衛反応による当時のエネルギーは未完了なままに終わり、

それどころか一層未完了なエネルギーを貯めてしまう

でしょう。


そこで
無意識は、
トラウマの再演によって、

当時と似たシチュエーションに身を置いて、


何とか未完了なエネルギーを完了させようとする

のですが、大抵はうまく行かず繰り返し続ける

訳です。


因みに、
前回の
3番目の例の様に、

「支えてあげないといけない相手」


「助けてあげないといけない相手」

 

所謂”ダメンズ”を繰り返し選ぶ女性にも
同じ事が言える
場合もあるでしょう。


但しその場合は、トラウマというよりも、

 

例えば幼い頃に母を助けてあげたかったけど
助けられなかった自分を悔いていて、

 

その事が未完了のエネルギーとして溜まっていて、
「助けてあげる事」で完了させようとしている

のかも知れませんし、


或いは、

親を助けてきたつもりなのに、

自分が期待した様な愛情をもらえなかった思いが

未完了となって、

 

完了させようと無意識が働いているのかも知れません。


だとすれば、

これも広い意味での”再演”と言えるでしょう。、
 

 


次回は、
「自分が不幸になる道を(無意識に)選び、
 繰り返してしまう事から抜けられない」
原因

の2番目についてお書きしたいと思います。




<次回へ続く>

 

 

 

 

 

それでは今日も良い変化を


 

 

 


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