ありがとうリュウ | ひでさんのお絵描記録

ひでさんのお絵描記録

イラストレーターのタナカヒデトモがあれやこれやと描いたイラストを載せております。

3月25日早朝、リュウが死にました。
1週間前からエサと水を受け付けなくなり点滴で過ごしていると聞き、ついにこの日が来たかと身構えた。

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生きている内に会いたい。妻と娘を連れて会いに行きました。
娘がもう少し大きくなったら一緒に遊んで欲しかったけど間に合わなかったね。

いつも一緒に行った近所の公園まで散歩した。
歩く事も困難と聞いていたがフラついた足取りで立ち止まりながらも公園の入り口まで歩いてくれた。
今まで何回散歩しただろう?自分の都合で面倒臭かったり疎ましく思う事もあった。
ヒドい飼い主だ。しかしどれだけ後悔してもコレで最後。
リュウの様子を見ながら出来るだけ長く歩いた。

最後の1年は僕の引越しで離れ離れになった。リュウは寂しくなかったか?幸せだったか?
それからの数日間、1人で居ると後悔と悲しみで何度も泣いてしまった。
一緒にやりたい事がもっとあったのに、僕を置いて行かないでくれと。

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死の知らせを聞いてすぐ会いに行きました。
特に苦しむ事もなく静かに息を引き取ったの事。
その顔は穏やかに寝ている様でした。

リュウは何処へ行っても可愛がられ、ネットで知り合った人達にも人気で会いに来てくれる人も居た。
僕1人では為せなかった出会いや経験も得られた。
友達付き合いに優劣は無いと思っていたが、リュウが1番の親友だったのだと今更ながら気付いた。
もう首輪と鎖は要らない。自由になった彼を祝福したいと思う。
リュウと出会って15年、素敵な思い出をたくさん残してくれてありがとう。

リュウ