ちょっと前のことになりますが広島へ。榊山牛の生産者さんのところを訪問しましたが、しっかり美食もしてきました。まずは西条の『料理屋そうびき』へ。JR西条駅から徒歩もしくは新幹線のJR 東広島駅からタクシーでの訪問となるかと思います。

 

▼インスタグラムでも紹介していますのでみてみてください▼

 

 

ミシュランガイド広島2018」では二つ星。「ゴエ・ミヨ2023」でも3トックを獲得してぃます。エントランスではお香の香りと共にビバンダムが迎えてくれます。

 

食べログアワードでもブロンズを獲得。広島に行くとなったらチェックしなければならないお店の一つとなっています。県外からのお客様もかなり多いとか。今回もカウンターのお隣のお席の方は関東からいらしたご夫妻でした。

 

季節ごとに少し違う模様だというそうびきさんのオリジナル手ぬぐい。何種類あるか知りませんが、これは集めてみたいとコレクター心を掻き立てます。

 

まずは一献。

 

 

先付けは、蝦夷鮑と赤貝、筍とクレソンのおひたしに、鯛の骨からとった出汁で作ったジュレに穂紫蘇。赤貝の味が濃い〜。クレソンの味わいもしっかりしています。

 

器にもかなりこだわっていましたが、先付けは側面まで可愛い貝の型の器でした。

 

 

そうびきさんのお料理は、この地の汲みたての湧水を使った酒の街ならではの料理もいくつか。中でも日本料理の華であるお椀は、湧水で出汁をとって。瀬戸内の魚にこだわる『そうびき』では、今回山口県大島町の真鯛をお椀に仕込んでくれました。おぼろ昆布で炊いた後軽く粉をつけて揚げた真鯛は出汁を纏い強い味わいに。軽く木の芽のオイルをたらし、今回は源助大根と合わせて食感の違いも楽しめました。

 

西条の町の景色がお椀の蓋の裏側に描いてありました。

 


食べてびっくりしたからすみ蕎麦。実は私、あまりからすみ蕎麦が好きではありませんでした。蕎麦の香りがからすみと喧嘩して、バランスが悪い場合もあったり、最後に苦味が残ったり。しかも食感も良くないし。そんなからすみ蕎麦の嫌いを全て払拭してくれたからすみ蕎麦は、人気メニューでスペシャリテになりつつあるそうです。

 

江田島の漁師さんからいただき通常の3倍の期間干しています。水分が少ないからかな。ふわっふわなんです。蕎麦の香りが勝っちゃうとが嫌なポインを話すと、店主の惣引さんも私も同じなのでその嫌なところを全てクリアにしましたとおっしゃっていました。麺は蕎麦ではなく全粒粉の麺を使用。軽く出汁を纏わせ、上から削り立てのからすみをふわっとかけます。実は隠し味に鮎魚醤を一滴。是非絶品からすみそばを広島で味わって当ててみてください。

 

 

 

造りは広島のヒラメ。えんがわ付きです。えんがわは脱水して1日置いたものだとか。肉厚でしっかりした食感であるけれどすっととける食感。しかもしっかりボリュームもあって嬉しすぎ。鳥取の甘エビは明時代の獣面の器に盛り付けられて。

 

肉厚のえんがわですがとろけるようです。

 

広島湾でもフグが上がるんですと笑っておられましたが、確かに広島の河豚は有名じゃないですけど。。。お隣は有名な下関もある山口県ですな。私は今回岩国錦帯橋空港から帰ってきましたし・・・。まあそんなこんなでてっさですわ。器は古九谷。

 

まあこの河豚をですね。このゴージャスな白子ポン酢につけていただくわけです。白子は皮をとって低温で火入れしてポン酢に。極上の味わいで、こっちが主役じゃないかとさえ思いました。美味しくて、残しちゃいかんとスプーンをいただきすくっていただきました。

 

サヨリはお寿司で登場。

 

フグは唐揚げでも出てきました。醤油と生姜の風味が上品な唐揚げで揚げ物ながらいくらでも食べられそうな軽さです。

 

なまこは茶ぶりにし生臭さをしっかり取って。コリコリの食感のこのわたとか、こんな酒処で日本酒を飲まないってあり得ないわけでちょこっとお酒をいただきました。

 

宝剣の純米酒などを飲んでしまいました(笑)

 

「そうびき」さんでは広島の酒はもちろん、銘酒と言われるものを揃えていました。日本酒好きな方は是非に日本酒と共に味わってみてください♪

 

広島県産の牡蠣はやはりご立派。

甘く煮られていましたが火が入っても大きいですね。

 

万葉牛のステーキは綺麗な赤身が美味しかったです。全然重くない。

 

お米は新之助。食べ比べて新之助にしたとか。つやつやに炊けていますね。

 

ご飯のお供も豪華です。

 

鰆なんかもついていました。脂が乗っていてしかも少し濃いめに味付けされていてご飯の上でとろけるぅ〜。夜もあったので断腸の思いで2杯だけ☜食べとるやないけ!

 

デザートは廿日九条葱の生産者が作るいちご。

 

そしてやはり広島。レモンの中に入ったハニーレモンゼリーです。かなり酸味があるので聞いたところ1つのゼリーに約2つ分のレモン汁が入っているとか。蜂蜜はレモンの木からとったもで軽やかで爽やかな味わいでゼリーにしても軽い。

 

本蕨粉を使った出来立てのわらび餅。和三盆を使っているので上品です。お薄でいただきました。

 

いろいろ器を見せていただきました。どれも素敵ですね。

 

 

料理屋そうびき

広島県東広島市西条岡町10-24 第10内海ビル 3F

080-1645-3185

月曜の終日、日曜の夜定休

 

 

**************************

 

「そうびき」さんでお食事の後はね西条の町を少し歩いてきました。たくさんの酒蔵があるのですが、日曜日だったのでお休みだったのが残念。

 

西条は吟醸酒発祥の地。この技術が各地に広がったんですね。

 

西条の町は8つの酒蔵があります。

 

ハクボタンと西條鶴のところ西条について書かれた案内板がありますのでここで街の詳細を見てから散策するのが良さそうですよ。

 

こんな井戸水があり汲んでいる方もいらっしゃいました。

 

かつて大名たちが宿場としていた本陣跡も。見学ができなかったのが残念ですが、また次回にとっておきたいと思います。

 

 

【広島関連記事】

・美味しい牛は箱入り娘「榊山牛」の生産者を訪ねて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

料理屋そうびき日本料理 / 西条駅
昼総合点-