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「GO GO ACKMAN3」 レビュー (スーパーファミコン)

2024-05-05 21:00:32 | SFCなどのレビュー
 「鳥山明」氏による同名漫画のゲーム版
 (Vジャンプで1993年7月号~1994年10月号までの不定期連載で11話
  短編アニメ化もされている)
 サイドビューアクションゲーム

 バンプレストから発売
 1995年12月15日発売

「GO!GO!ACKMAN」の簡単なあらすじ

 人間の魂を集めそれを大魔王に献上する事で
 お金をもらえ生活費にしている『アックマン』に対し
 それを阻止するべく『アックマン』殺害を行おうとしている『天使くん』を主とした漫画である。

 ちなみにその『天使くん』であるが重火器やミサイルなど火力があるようなものを使ったために
 巻き添えで無関係な人たちを巻き込んで死亡させてしまうのだが
 その死んだ人の魂を『アックマン』が集めていたりもする。


ゲームのあらすじとしては

 『アックマン』に連敗続きの『天使くん』は新兵器を開発し
 果たし状を送り付けた(住所はわかっているのならそれで襲えばいいのに)
 律儀にやってきた『アックマン』は『ハイパーエンジェルギアmk2』と対決する。
 そこへ大人数の天界警察『エンジェルポリス』が現れる。
 天界警察とは人間の警察には手に余る悪魔や悪い天使を捉える天界の警察の事である。
 それを従えるのが大天使『ラグエル』だった。
 『天使くん』は応援が来てくれたものだと喜ぶ。

 ラグエル「犯人に告ぐ!
  見ての通り 貴様は
  取り囲まれている。

  今から3つ数える
  うちに武器を捨て
  投降せよ!

  もし 抵抗したときは
  直ちに射殺する!

  ひとーつ!

 天使くん「聞いたかアックマン?
  早く 行った方が
  身のためだぞ!」

 ラグエル「ふたーつ!」

 ゴードン「アックマン様・・・」

 ラグエル「あと一つだぞ。
  聞いてるのかーっ!?」

 天使君「そうだ 聞いてるのか!?」

 ラグエル「天使!」 

 天使くん「天使!!・・・・・・
  ・・・・・・・・・

  えっ・・・?」

 ラグエル「みーっつ!!

  どうやら 口で言っても
  無駄らしいな。
  力ずくで行く!

 天使くん「ちょ ちょっと待った!
  何でボクなんです?

  アックマンは 隣の
  こいつ コイツですよ!!」

 ラグエル「何をすっとぼけている。
  天使!我々は貴様を
  捕らえに来たのだ。

  悪魔の小僧などに
  用はない!」

 天使くん「え?え!? ど・・・
  どーなっているんだぁぁ!!」


『天使くん』は追われる身になってしまい、掴まるようなことをした身に覚えがないと逃げた。
『アックマン』は面白そうだからそれを追いかける事にした。
二人に待ち受ける事になる運命は?



 
特徴

 ・「GO!GO!ACKMAN」のゲーム

 言っては悪いかもしれないがコレと言って
 このゲーム独自のゲーム的要素は弱く
 色んなゲームの組み合わせ的なものであるために
 「GO!GO!ACKMAN」を題材としている以外に言う事がないのだ。
 本作は「GO GO ACKMAN3」である。
 シリーズ共通して「GO」の後に感嘆符「!」が付かない。
 それが何故なのかはわからない。


 ・『アックマン』と『天使くん』の交代が可能。

 いつでも自由に交代が出来るという訳ではなく
 リサイクルマークみたいなものがステージ中にあるので
 そこでのみ上キーを押すことで交代が可能である。

 『天使くん』時に一死すると『アックマン』に戻る。


 『アックマン』の特徴:壁密着時にジャンプボタンで壁蹴りが可能。
  敵を倒すと魂をもらえる。

 『天使くん』の特徴:ジャンプボタン押し続けで若干、飛行が可能。
  敵を倒しても魂はもらえない。


 ・魂の数により買い物が可能。

 ステージ中にはショップがあり所持魂の数で購入が可能。



前作との違い

 ・投げボタンの廃止

 前作は基本、Xボタンで投げが可能だったが本作では廃止された。
 だが、本作は敵の一部は踏む事が出来てそうする事でグロッキー状態になり
 そのグロッキー状態の時に触れると持つことが出来て
 持った状態で攻撃ボタンを押すと投げる事が出来る。


 ・ボタンでの溜め攻撃不可

 前作までは攻撃ボタンの長押しで溜め攻撃が出来たが
 本作では攻撃ボタンを長時間押さない事で体が光り出し
 その状態で地上で攻撃ボタンを押すことで
 前作までの飛び道具みたいなものを発することが出来る。
 (前作では溜め状態だと移動不可だったが本作では移動可能
  但し、陸上のみジャンプ中不可)



 操作方法

 [アックマン]時

  左右キー:移動
  下キー:しゃがむ

  Yボタン:所持武器使用
  Bボタン:ジャンプ
   壁密着時にBボタン:壁蹴り
  Xボタン:爆弾(全画面攻撃、弾数制限あり)
  Aボタン:所持アイテム使用

  下キー+Yボタン:回転回し蹴り
  下キー+Bボタン:スライディング
  上キー+Bボタン:ハイジャンプ
  ジャンプ中下キー+Yボタン:下突き(剣持ち時)

 『ブーメラン』装備時の投擲中にも攻撃が出来て
 陸上ではパンチ、ジャンプ中はキックが放てる。


 使い魔の『ゴードン』というコウモリがいるが
 倒した敵の魂を回収する存在でありアイテム取得時以外攻撃等には参加しない。


 [天使くん]時
  左右キー:移動
  下キー:しゃがむ

  Yボタン:所持武器使用
  Bボタン:ジャンプ
   Bボタン押し続け:一定時間の飛行
  Xボタン:爆弾(全画面攻撃、弾数制限あり)
  Aボタン:所持アイテム使用

  下キー+Yボタン:仰向け回転攻撃(としか言いようがない)
  下キー+Bボタン:スライディング
  上キー+Bボタン:ハイジャンプ
  ジャンプ中下キー+Yボタン:下突き(剣持ち時)

 『ブーメラン』装備時の投擲中にも攻撃が出来て
 陸上ではパンチ、ジャンプ中はキックが放てる。

 『天使くん』時は『ゴードン』がいないので
 敵を倒しても魂の回収が出来ない。故に買い物の実質のお金が貯まらない。


得点は65点



良い点
・グラフィック、演出がいい


悪い点
・後半敵が硬め



良い点の解説

・グラフィック、演出がいい

 そのままやね。
 シリーズ通じてキャラグラフィックは良好
 個性的なキャラも増えて舞台がより賑やかとなった。


悪い点の解説
・後半敵が硬め

 後半になるにつれて雑魚敵が硬くなっていく。
 ゲーム―オーバーでデフォルトの『剣』に戻る。
 『剣』となると近接戦闘になるのだがサクッと敵を倒せないのはなぁ…
 近いから敵に触れやすいしダメージを受けても回復アイテムはそんなに置いてない。
 スルーが安定かねぇ?
 そうすると『アックマン』の『ゴードン』の魂集めが出来ない。
 



『天使くん』が使用可能になった。
一定時間ノーリスクで空を飛べる利点は大きい。
使用感覚も通常の使用武器も『アックマン』と変わらない。
『ゴードン』による魂集めが出来ない為、
アイテム購入が出来ないがクリア必須になるようなアイテムもないので
正直主人公である『アックマン』はいらない(苦笑)


1面からすぐにって訳ではなくストーリー上、二人が行動を共にするようになってからである。
割と惜しいね。
ただ後述するが割と簡単にステージセレクトが出来るので
そうすれば『天使くん』でプレイするのは困難ではない。

ゲーム自体の感想としては
3作品目という事で積み重ねが行われていると実感するね。
実に遊びやすくなっている。

ただプレイしていて敵は硬い。
後半では2発以上当てないと倒せない敵が増えていて
武器レベルが高ければ1発で敵を倒せるのだろうが1発攻撃を受けると
武器が弱体化する仕様なのでいい状態を維持するのが結構キツイ。
相手にするのが面倒くさいから無視していたわ。
敵を倒して爽快感を得るようなゲームでもないし
となると、魂集めをしないので『アックマン』ではなく『天使くん』の出番となってしまう。

小さな不満点としてボリューム不足って所か。
5ステージってのは慣れると1時間もかからずクリア出来てしまう。
一部、ルートが異なる箇所があるがそこの到着地点は共通であり
その後の展開はどのルートを選んでも同じである。

ストーリー面としては
キャラが結構、増えて、「アックマン」自体の世界観をさらに広げてくれる。

ゲーム全体の考えるとプレイしていてめちゃくちゃ楽しいって訳でもないが(苦笑)
決して悪いとはいえない。
この先に「アックマン」として
何らかの展開があってもいいんじゃないかと期待感は持てるレベルではある。

ただ、これが3作品目と考えるとエンジンかけるのはちと遅かったんじゃないかなという感じではある。

裏技

 ステージセレクト
  タイトル画面で
  LボタンRボタンと上キーを押しながらスタート
  各ステージとボス戦とを別にしてプレイする事が出来る。



ここからがネタバレ























お話としては

『天使くん』は仙人殺人容疑をかけられた。
天使くんは
自分は対『アックマン』用に『ハイパーエンジェルギアmk2』を作っていたから外に出ていない。
調べればわかると無実を訴えると
『ラグエル』は『アックマン』にも署に来るように命令したが
『アックマン』は当然拒否。『ラグエル』のメカが襲ってくるがこれを退けた。
が、直後に

ラグエル「ふっふっふ・・・ん?

 ちかくで よくみると
 ちいさいのに いいカラダしている・・・
 それになにより・・・
 ん――――――っ・・・・

 カワイイ(ハート)」

急につかみかかられ、『ラグエル』にキスをされ『アックマン』気絶した。
その後刑務所の牢屋に閉じ込められる『アックマン』
そこには『天使くん』がいた。

『天使くん』は無実を晴らすため
『アックマン』と共に脱獄する事にした。


刑務所にあった『エンジェルギア』を見つけそれに乗り
脱獄に成功した2人は何か手がかりがあるかもしれないと『仙人』の家に向かった。

仙人の家に『ラグエル』から礼金をもらえると言われて
やって来た『マージョ』という女がいたがこれを退けた。

仙人の家に入って手がかりを探していると突如
入れ歯が飛び出した。何とその入れ歯は喋る事が出来た。

入歯「天使・・・
 そこにいるのは天使か?」

天使くん「仙人様!仙人様ですか?
 生きていらしたんですね!?」

入歯「いきてると言えばいきてる
 が しんどると言えば
 しんどるの。」

入歯には『仙人』の魂が宿っているためにはなすことができるのだ。
仙人が言うには『眼鏡』『入歯』『杖』の3つに分けて封印され
杖を除いて刑務所の倉庫にしまい込まれていたが『アックマン』達の脱獄の騒動により
入歯のみが自由になり家に戻ってきたのだというのだ。

何故、『ラグエル』が仙人を封印したのかというと
『ラグエル』自身の重大な秘密を『仙人』が知ってしまったからその口封じの為らしいが
その記憶がある魂は『杖』の方にあり、『入歯』は知らないという。

『天使くん』は『仙人』を元に戻すために『天使くん』と『アックマン』は脱出する。
『仙人』の『眼鏡』部分は『ヘプバーン』という鳥が持っているとのことで
その鳥がいる無人島に向かう事にした。
『アックマン』は『仙人』の魂を売れば金になるという事でそのことは黙って同行した。

無人島の『ヘプバーン』の巣に向かうと
前作のボスであり『天使くん』の兄である『ボカル』がいた。
こちらの目的は

ボカル「おおかた キラキラした
 ものを集める
 ヘプバーンの巣に~

 何か カネめのものが
 ないかとふんで~ノコノコ
 やってきたのであろう~」

と、言うがそれが自身の目的のようであり
そこへ『メタルエンジェルズ』が現れ
メンバーが『宝石』だの『金貨』などを見つけたというので(全部、別物)
やはり金品目的であることが発覚する。
それで『メタトロンⅡ』を呼び襲ってくるが
ただメンバー同士がくっついているだけだった。

『眼鏡』を見つけると『ヘプバーン』が襲ってくるがそれを退け
次は『杖』を見つける為、刑務所に乗り込んだ。
そこにいた『ラグエル』を退ける。

ラグエル「あ・・・ああ・・・
 コノワタシの うつくしい
 かおにキズが・・・!

 キ――――――ッ!!やって
 くれたわね!! ぜったい
 ゆるさないんだから!!!!

 コロスコロスコロス!!
 ぶっ・・・コロスわ!!

 うギャ―――――!!」

と、怒る『ラグエル』に光が降り注ぐ。倒れる『ラグエル』
そこへギャルっぽい女子が現れた。

?????「みぐるしいわよ ラグエル

 おなじ天使として
 あたしまで はずかしく
 なるじゃない。

 はじめまして。
 あんたがアックマンね
 あいたかったわ。」

天使くん「ジ・・・ジブリール・・・」

ジブリール「ふふ・・・
 オマエにもあいたかったよ
 バ・カ・天・使・!」

黙る『天使』を見て『アックマン』が気に掛けると『ジブリール』はいう。

ジブリール「ムダよ。
 だってコイツはあたしの
 おもちゃなんだから。」

どうやら『天使くん』は『ジブリール』にいじめられていたようだ。
その『ジブリ―ル』は『アックマン』に用があるという。
この程度なら自分が相手をする必要はないと
『エレジア」というものを呼び出し巨大な化け物に乗り込み襲って来た。

『アックマン』が退けると小さい女の子がいた。

女の子「いたた・・・いたいわね!
 レディにむかって
 なんてことをすんのよ!

 ちょっと!きいてんの!?
 何とか言いなさいよ!!」

天使くん「おまえ ひょっとして
 ジブリール・・・なのか?」

女の子「あったりまえでしょ!
 なにネボケて・・・」

オウム「ジブリールサマ!
 ヘンシン!ヘンシン
 トケテマスヨー!!」

驚くジブリール。

ジブリール「や やるじゃない!
 こうなくちゃ
 おもしろくないわ。

 ま きょうのところは
 このくらいで ゆるして
 あげるけど

 つぎは こうはいかない
 からね! か・・・
 かくごしてらっしゃい!!

 いくよ エレジア!」

オウムと共に去るジブリール。
残った『ラグエル』に対して『天使』が仕返しをしようとすると
『入歯』と『眼鏡』にもう済んだ事だと止められた。

『アックマン』は『杖』を見つけたが
杖に暴れられ捕まえることが出来ず、
その『杖』がそばの『入歯』と『眼鏡』の所に行き仙人が復活する。

『アックマン』は吹き飛ばされ
必ず『仙人』の魂を奪ってやると決意する。



スタッフロール。
その途中、『ラグエル』が『仙人』を封印した秘密が明かされる。

それは500円玉ハゲを『仙人』見られたからだった。

天使くん「くっ・・・・・・
 くっ・・・・・・・
 くっ・・・・・・・

 くだらない―――――――っ!!!!」


再びスタッフロールがあり
最後に・・・

ジブリール(ギャル)「で ラグエル
 あなたのしょちだけど。

 かりにも警察長官が
 あんなことしたなんて

 パパのみみにはいったら
 きっとたいへんよね・・・

ラグエル「・・・・・・・・・・・・。」

ジブリール「ウフッ・・・ひとつ
 じょうけんをだすわ
 ラグエル。

 あたしがアックマンたちを
 たおすのに きょうりょく
 しなさい。

 そしたら 何も
 みなかったことにして
 あげてもいいわよ。」


ラグエル「・・・・・・・・・・・・
 ・・・は・・・ははっ!!」

ジブリール「おぼえてなさい
 あのコたち・・・

 あたしに さからった
 コト。 きっと こうかい
 させてあげるからね!!」

TO BE CONTINUED
NEXT
GO GO ACKMAN4?




という表示されてゲームは終わる。

エンディング含めてのゲームの感想としては
『天使くん』とのキャラチェンジが可能となりどちらでプレイしても破綻することのないステージの構成
乗り物に乗ってのシューティングステージなど操作していてなかなか楽しい。
ボス戦に関しても動きにある程度のパターンが出来て、
前作のように良くわからないまま突進を仕掛けて来てダメージを負わせてくるような奴が減ったのも好印象。

ただ、折角、魂の数で買い物が出来るようになったのだから
もう少しショップを増やすとかステージ開始時に買い物が出来るぐらいで良かったんじゃないかと思える。


ストーリーとしては
500円ハゲを見られ口封じの為に殺人を行おうとするホモ野郎が発端となったお話。
『天使くん』が下らないと言っている通りなんだが…
(アイツの拡大キスシーンを回想含めて2度も見る事になあろうとは…力のいれっぷりは分かるが…いらんわ)
それはそうとやたらと濃いキャラクターばかりだった「1」や「2」と比べて
ギャルに変身可能な『ジブリール』という可愛らしい少女が出て来たので作品として華が生まれたと言っていい。
スタッフロール時に主要キャラの大き目の絵が出て来て
『ジブリール』は『ギャル』時でも『少女』時でも可愛らしい。

続編示唆をしていたから少し予想すると…
展開としては『ジブリール』がちょっかい出してくるんだろうが
何らかの事で『アックマン』に助けられて惚れちゃうなんて…
ありがちなラブコメ的展開になっていたんだろうか?

と、勝手に妄想するが残念ながらゲームの「アックマン」は「3」までであり更なる続編はない。
(ゲームボーイでも1作品出ているようだが

まぁ、当時の「GO!GO!ACKMAN」という作品の動向を時系列で並べれば若干察せる。
「鳥山明」氏による本編が

 1993年7月号~1994年10月号不定期連載

その後別の方が話と作画を別々で「Vジャンプ」にて「GO!GO!ACKMAN」をセルコミックで

 1994年11月号から1996年2月号まで連載

本作はそのセルコミック掲載中の

 1995年12月15日発売

2月号だから恐らく発売はきっと1996年1月だろう。
本作発売翌月で終了していたって訳だわな。
それと同時に「GO!GO!ACKMAN」関連の展開は閉じていったんだろう。
仮に「4」が製作中だったにしても中止。当然の成り行きではある。

個人的にはこの「3」の出来は良いと思う。
ようやく芽吹き始めて来たかってな所ではあるがちと遅すぎである。
この出来が「1」の時点でできていれば「アックマン」の展開もさらにできていたんじゃないかなぁ。
ゲーム主導で漫画などを続行していくというのも視野に入った気がしないでもないが…
「3」の出来を「1」の時点でやれとか無茶でありすぎるか。

という訳で「GO!GO!ACKMAN」という漫画のゲーム版
続編示唆はあったものの
「3」から先は「GO!」出来ず「STOP!」がかかった惜しい作品であったという所かな。



「GO GO ACKMAN2」 レビュー (スーパーファミコン)

2024-04-05 21:00:48 | SFCなどのレビュー
「鳥山明」氏による同名漫画のゲーム版
 (Vジャンプで1993年7月号~1994年10月号までの不定期連載で11話
  短編アニメ化もされている)
 サイドビューアクションゲーム

 バンプレストから発売
 1995年7月21日発売

特徴

 ・「GO!GO!ACKMAN」のゲーム

 言っては悪いかもしれないがコレと言って
 このゲーム独自のゲーム的要素は弱く
 色んなゲームの組み合わせ的なものであるために
 「GO!GO!ACKMAN」を題材としている以外に言う事がないのだ。
 ちなみに本作の正式名称は「GO GO ACKMAN2」である。
 ゲームシリーズ共通して「GO」の後に感嘆符「!」が付かない。
 それが何故なのかは不明である。

「GO!GO!ACKMAN」の簡単なあらすじ

 人間の魂を集めそれを大魔王に献上する事で
 お金をもらえ生活費にしている『アックマン』に対し
 それを阻止するべく『アックマン』殺害を行おうとしている『天使くん』を主とした漫画である。

 ちなみにその『天使くん』であるが重火器やミサイルなど火力があるようなものを使ったために
 巻き添えで無関係な人たちを巻き込んで死亡させてしまうのだが
 その死んだ人の魂を『アックマン』が集めていたりもする。


ゲームのあらすじとしては

 人間の魂を集める事でお金を大魔王からもらえる『アックマン』と
 それを阻止すべく『アックマン』を倒そうとする『天使くん』

 前作『天使くん』は大天使である『ミカエラ』と共に『アックマン』討伐を行ったが
 返り討ちに遭ってしまった。

 大天使の『ミカエラ』は最強兵器『メタトロン』を『天使くん』に貸そうという所で
 それを『天使くん』の兄『ボカル』が横取りしようとしてきたのだ。

 『ボカル』はわがままものであったために天界から追放された男であった。
 『ボカル』は天使バンド軍団『メタルエンジェルズ』を率いて
 『メタトロン』を奪おうとする。

 『アックマン』はその『メタトロン』の話を聞いて横取りして
 沢山の人間を殺害し魂を集めて大儲けを企む。

 広がる『メタトロン』騒動。
 最終的に勝つのは誰だ?



前作からの変更点など

 ・武器が標準装備

  前作はパンチやキックなどが基本攻撃であったが
  本作では『剣』が標準装備である。
  

 ・3種類の武器のレベルアップ
  『剣』『ブーメラン』『銃』の3種類があり
  装備している同種武器アイテムを取るとレベルが上がる(最大LV3)
  但し、ダメージを受けるとレベルダウン、異種武器を取るとLV1になる。

  一死すると武器は『剣』に戻る。


 ・ハイジャンプ追加
  上キー+Bボタンでハイジャンプが可能。

 ・つかみ追加
  Xボタンでパンチを繰り出すが
  敵によっては掴むことが可能で敵を投げる事が出来る。


 ・ボス戦敗北時はボス戦から
  前作はボスに敗北するとステージ最初からであったが
  本作はボス戦からプレイ可能。


 操作方法



 左右キー:移動
 下キー:しゃがむ

 Yボタン:パンチ(アイテムがあればそちらを優先)
 Bボタン:ジャンプ
 Xボタン:敵をつかむ(つかめない時はパンチ)
 Aボタン:爆弾(全画面攻撃、個数制限あり)

 下キー+Yボタン:回転回し蹴り
 下キー+Bボタン:スライディング
 上キー+Bボタン:ハイジャンプ
 下→右+Yボタン:コンビネーション
 ジャンプ中Xボタン:ドロップキック
 ジャンプ中下キー+Yボタン:下突き(剣持ち時)

 Bボタン長押し→離す:チャージショット(ジャンプ中不可、溜め中移動不可、振り向きは可能)

 使い魔の『ゴードン』というコウモリがいるが
 倒した敵の魂を回収する存在でありアイテム取得時以外攻撃等には参加しない。



点数は40点

良い点
・グラフィック、演出がいい
・コンテニュー回数無限


悪い点
・ステージ中の会話スキップ不可
・ダメージで武器ワンランクダウン
・不親切な展開
・ボス戦


良い点の解説
・グラフィック、演出がいい

 キャラも生き生きとしていて
 1枚絵などは丁寧である。


・コンテニュー回数無限

 死にやすいゲームなので無限にコンテニュー出来るのはありがたい。
 今作はボス戦から再開。(前作はボス戦でやれてもステージ最初からだった)



悪い点の解説
・ステージ中の会話スキップ不可

 ステージ前後の1枚絵の時点はスタートボタンでスキップ可能であるが
 ステージ中の会話はスキップ出来ない。
 ゲーム部分だけを繰り返しプレイしたいって人には少しイラつく要素と言える。
 死亡後の再開時も同じことを再び言うのを見なければならないので若干テンポが悪い。


・ダメージで武器ワンランクダウン

 前作でも武器を落とすような仕様であったが
 本作でも似たようなものである。
 LV3まで上げられるそうだが、髭人はLV3になったことはなかった。

 ってか、同種武器だとLVアップするけども
 異種武器取るとLV1になる仕様なので
 マップに置かれている異種武器は邪魔な罠アイテムともいえる。
 

・不親切な展開

 軽くネタバレになるが『トロッコ』に乗るステージがあるが
 説明もないまま『トロッコ』に乗り走り出す。
 そのまま乗っていると落ちて死亡である。

 当然、『ブーメラン』や『銃』は紛失で『剣』に戻される。
 何で死んで覚えろという死にゲーなのに武器紛失とかにするのかと…


・ボス戦

 ボス戦はボス戦で戦い方も教えてくれずどうにか倒せという状況である。
 いくつかのダメな要素がある。


 ①突進攻撃多めのボス

  基本、『剣』での戦闘を余儀なくされる。
  武器を維持する事も勿論可能だが
  一死で『剣』に戻されるので必然的に『剣』率が高くなる。
  『剣』で戦うという事はボスとは間合いを取れず接近戦を迫られるという事だ。
  なのにボスはやたらと突撃してくる。
  回避が困難である。
  

 ②よくわからん当たり判定

  ボスには全部ではなく一部ではあるが、
  当たり判定がある部分とない部分がある。
  当たり判定がない部分にはダメージ判定があったりする。
  『剣』で攻撃を加えようと当たり判定部分に接近すると
  敵からのダメージ判定部分にも接近せざるを得なくなり
  下手をするとダメージ判定部分に触れてしまい攻撃を受ける羽目になる。

  
 ③ぐちゃぐちゃになりやすいボス戦

  ①の通り、突進してくるので
  距離を取ろうと離れようとすると別の攻撃をしてきたりしてきて
  それでグチャグチャになりやすく
  パターンを読み切れずごり押しみたいになりかねない。



前作の続編だというのに
悪い部分をろくに改善せずそのまま続けているという感じ。

「まるで成長していない」

という気分を存分に味わわされる。

例えばトロッコなど特殊状態にもかかわらず
操作方法など説明もなく始まっているので戸惑う事うけあいである。
しかも途中でレールが途切れていたりして乗り移りを強要する展開。
トロッコから落ちたら死亡が確実。

それの説明はないし、
「危険!」「乗り移れ!」というような注意喚起、指示もない。

そのような死にやすい状況なのに死ぬと武器などが弱体化するという仕様。
何故、前作のままで行ったのか?

ボス戦は接近戦ばかりでごちゃごちゃしていてよくわからないまま戦い
回避行動をとりつつ剣を振っていたら何となく勝ってしまった。勝ててしまった。
そのような状況では全然、楽しくない。
スカッとした気持ち良さはなかった。

「ロックマン」など、良アクションだと
相手のパターンを見切ってボスを倒すのが一つの快感だというのに
一方で「GO GO ACKMAN2」一体何なんだコレは。
「ロックマン」など敵を倒す良作アクションは初めから飛び道具が使えるから
敵から距離を取りパターンを読む余裕がある。
が、本作は一死で『剣』に戻り接近戦になるから距離が取れない。


何というか…
『剣』と『ブーメラン』と『銃』という
近接武器と射撃武器を
同じメイン扱いにしているからおかしくなるのだ。

「大魔界村」の『剣』って事か?
決して使えないって訳ではなくステージの敵や仕掛けなどの配置で限定的に使える場面は確かにある。
が、ほぼ『剣』を使えってなったら話は別だろう。
ただ、その『剣』装備も「大魔界村」のみで他シリーズではなくなったようだし

後、「魔界村」シリーズは割と宝箱が落ちていて
鎧をいくつも取って強い状態への戻し作業はそんなに難しくはない。
異種武器を取っても武器の段階は維持されるし
この作品のアイテムは結構、出るのが渋い。

『アックマン』が元々『剣』と『銃』を持っているのなら
それを標準装備として使い分けながら進めるようなゲームにするのが自然だったんじゃないのだろうか?


ゲームの2作品目ともなれば前作の問題点などを考えて精錬されるものだが
本作はほぼ変わらん。

新要素として『つかみからの投げ』ってのがあるが
これも射程にして体3つ分の所にポロッと投げるだけだから
沢山の敵を巻き込みまくって倒すなんて遊び方も出来ず
投げ可能な敵もかなり限定されるのでほぼ封印である。


誉められる点と言えば
やはり前作同様
グラフィックの質は高く『アックマン』達の1枚絵を眺めているのはなかなか楽しい。
というか、ストーリーがこの先、どうなるかを知るためにプレイしていただけだったよ。

ただ、よくもまぁ前作のあの出来で続編を出せたものだな感心するところだが
それはやはり当時の「鳥山 明」氏の人気があったが故か…

というか、「鳥山」氏の
「GO!GO!ACKMAN」の連載は前作発売の時点で終了しているからな
(全11話、1993年7月号~1994年10月号不定期連載)。
その後別の方が話と作画を別々で
「Vジャンプ」にて「GO!GO!ACKMAN」をセルコミックで
1994年11月号から1996年2月号まで連載している。

前作発売が1994年12月23日
本作発売が1995年 7月21日

7か月というかなり早いスピードで出ているのは鉄は熱いうちに打て感じというかねぇ…
製作現場はゲームの質よりも出すことが最優先であり
バランスなどを考慮する時間的余裕はなかったとも考えられる。

ちなみに次作である「GO GO ACKMAN3」の発売日は

1995年12月15日

本作発売から5か月未満という驚異的スピード…
所持していて未プレイなのだが本作の出来を考えると結構震えるんだけど…(苦笑)

※↑「GO GO ACKMAN3」クリア後の感想。その心配は杞憂でした。



ここからがネタバレ






















『メタトロン』を最終的に入手したのは『ボカル』だった。
ラストステージでは今まで戦ってきた『ボカル』のグループ
『メタルエンジェルズ』の仲間がボスラッシュで登場する。
そしてそれらを退けた後は…

ボカル「ようこそアックマン~♪
 きょうは~オレが~
 最強になった~
 きねんすべき日だ~♪

 最高のステージを~
 おみせ~し~よ~う~♪」

ライトが一瞬照らされたところの後に爆発が起きる。
ライトを見て冷静に爆発避けつつ浮遊するステージに乗る『ボカル』に攻撃すればいい。
楽勝。

その後が第2形態

『ボカル』は『アックマン』に

ボカル「アックマン~♪
 キサマは あまりにも
 罪を重ねすぎた~♫!

 天にかわり このオレが
 ばつをくだしてやる~♪
 とくとうけるがいい~!」

と、『メタトロン』と呼ぶロボに乗り込み襲ってくる。
ラスボス戦を退ける。

だが、最強であるはずの『メタトロン』は『アックマン』に破壊された。
城も爆発、それで吹き飛ばされた『天使くん』は大天使『ミカエラ』が声をかけてくる。
『メタトロン』は天界でしかフルパワーを発揮できず
地上だと力は半分以下になってしまうという欠陥が見つかったのだという。

それを聞いて怒る『天使くん』

ミカエラ「というわけだ 悪かったな
 まあ きながに がんばれよ
 じゃ」

天使くん「あっ!ミカエラ様!
 ミカエラ様!・・・・・・

 ミカエラ様の・・・
 ぶわぁか~~~~~っ!!」

空き缶が『天使くん』の頭に当たりスタッフロールとなる。
スタッフロールの後

「THANKS
FOR
PLAYNING

NEXT

GO GO
TENSHI
KUN・・?」

と、続編示唆をする1枚絵が表示され終わる。



しかし、ラスボス『メタトロン』は強い。

まず、腕が攻撃を貯め、床にたたきつけるとそれが左右に波に散るので
これは楽に避けられる。
その次である。両腕が飛ぶ。
ダブルロケットパンチって奴である。
それに捕まれると壁にたたきつけられる。
『2』のダメージでデフォルト体力『5』だと3発で死ぬ。
この腕の動きが早く避けづらい。
本体にも胴体部分にダメージ判定があり
腕をジャンプして避けようとすると胴体に当たる事もある。
腹立たしい。


それにしても続編示唆されて
次作が出てちゃんと『天使くん』が操作できるようになっているのは凄いね。
当時のゲームはたまにエンディングで続編示唆されていたものの
続編が出ずに作品自体が終わるなんて結構あったからな。
恵まれていると言える。

ただ、本作「GO GO ACKMAN2」は
優れているとはいいがたいからスルーでいいゲーム。

う~む。
ストーリー展開、キャラ、ゲーム…
いずれも際立ってピックアップしたい部分が見つからないゲーム。

良ゲーではないし、じゃぁクソゲーかって言ったらそこまでこき下ろせるほどひどくもないので
正直、評価に困るんだよねぇ…レビュアー泣かせやで。
『アックマン』だけに少しばかり『ソアックヒン(粗悪品)』って所か…

…………。

こんなダジャレで締めるしかないのが本作なんだよねぇ(←ただの無能レビュアー野郎の詭弁である)
う~む…
死んだ人の魂を集めるのが『アックマン』ならきっと俺は…

バキューン!!


「GO GO ACKMAN」 レビュー (スーパーファミコン)

2024-03-12 21:00:21 | SFCなどのレビュー
 「鳥山明」氏による同名漫画のゲーム版
 (Vジャンプで1993年7月号~1994年10月号までの不定期連載で11話
  短編アニメ化もされている)
 サイドビューアクションゲーム

 バンプレストから発売
 1994年12月23日発売

特徴

 ・「GO!GO!ACKMAN」のゲーム

 言っては悪いかもしれないがコレと言って
 このゲーム独自のゲーム的要素は弱く
 色んなゲームの組み合わせ的なものであるために
 「GO!GO!ACKMAN」を題材としている以外に言う事がないのだ。

 ちなみに原作版の正確なタイトル表記は
 「GO!GO!ACKMAN」
 本作の表記は
 「GO GO ACKMAN」である。
 GOの後に「!」感嘆符(エクスクラメーションマーク)が付かないのである。
 それが何故なのかは髭人はわからない。


「GO!GO!ACKMAN」の簡単なあらすじ

 人間の魂を集めそれを大魔王に献上する事で
 お金をもらえ生活費にしている『アックマン』に対し
 それを阻止するべく『アックマン』殺害を行おうとしている『天使くん』を主とした漫画である。

 ちなみにその『天使くん』であるが重火器やミサイルなど火力があるようなものを使ったために
 巻き添えで無関係な人たちを巻き込んで死亡させてしまうのだが
 その死んだ人の魂を『アックマン』が集めていたりもする。


ゲームのあらすじとしては

 『アックマン』の悪事を止めようとするものの
 何度となく返り討ちに遭う『天使くん』は
 天界の大天使『ミカエラ』からを
 『天使軍団』を借り『アックマン』退治に乗り出したのであった。


 操作方法

 左右キー:移動
 下キー:しゃがむ

 Yボタン:パンチ(アイテムがあればそちらを優先)
 Bボタン:ジャンプ
 Aボタン:爆弾(全画面攻撃、個数制限あり)

 下キー+Yボタン:回転回し蹴り
 下キー+Bボタン:スライディング
 ジャンプ中Bボタン:ドロップキック(アイテムがあればそちらを優先)
 Bボタン長押し→離す:チャージショット(ジャンプ中不可、溜め中移動不可、振り向きは可能)

 使い魔の『ゴードン』というコウモリがいるが
 倒した敵の魂を回収する存在であり基本的に攻撃等には参加しない
 (アイテムで一定時間グルグル回り簡易バリアになるぐらい)



点数は50点


良い点
・グラフィック、演出が良い
・コンテニュー回数無限

悪い点
・アクションゲームとしての挙動
・敵に1回触れるとアイテム紛失
・画面下部、穴が多め


良い点の解説
・グラフィック、演出がいい

 キャラも生き生きとしていて
 1枚絵などは丁寧である。


・コンテニュー回数無限

 死にやすいゲームなので無限にコンテニュー出来るのはありがたいが
 1度死ぬとそれがボス戦であってもステージ最初である。



悪い点の解説
・アクションゲームとしての挙動

 他のアクションゲームとして一部挙動がおかしい所があり
 それによりミスを誘発する。具体的に書くと…

 ・坂の下の敵にパンチが当たらない。

  坂が結構あるのだが、
  相手が下側にいた場合
  近くでパンチしても当たらずに敵に接触する事が多数ある。
  『回転回し蹴り』をすればいいのかもしれないが
  足が止まるのでアクションとしてはテンポが悪くなる。

 ・ジャンプ中キック

  アイテムを持ってない時はジャンプ中にはドロップキックを繰り出すのだが
  これを繰り出している最中は左右キーの操作が出来ない。
  1秒以下の短い時間ではあるが
  結構穴際で敵を倒さなければならないというのに
  左右キー操作を受け付けずペースを崩す。
  これにより穴に落ちる事も頻発した。


・敵に1回触れるとアイテム紛失

 『剣』『ブーメラン』『銃』とアイテムはあるが
 敵に1度触れるとそのアイテムを紛失する。
 飛び道具なんて便利なものからまたパンチに戻るってのはなぁ…


・画面下部、穴が多め

 上下に広めの画面であり上に上がったり逆に下に降りる事が多発するのだが
 画面左右端には何も見えず、画面下部には何も見えないのでとりあえず
 意を決してジャンプを試みるのだが、足場が一部しかなくそのまま穴にダイブする事が多数。
 もう少し画面下の見えるところに足場を設置してよ。





コンテニューが無限に可能ではあるので死んで覚えていくスタイルのゲーム。
劇中でも多くの一般人が死んでいたようなので『アックマン』にも何度も死んでもらおうって事なのか?(多分違う)

ただ、集めた魂のポイントの数でエンディングが若干変化するらしいので(髭人は諦めた)
それらを見るには何度も繰り返してノーコンテニューするぐらいの腕前は必要である。

ったく、なんで1回ダメージを受けるとアイテム紛失なんだよと…
え?「スーパーマリオブラザーズ」シリーズだって『ファイアボール』などのアイテムを紛失するだって?
いやいや、基本「スーパーマリオブラザーズ」は
敵を倒して進んでいくゲームではなく躱していくゲームだろう。
しかも「ちびマリオ」時は攻撃は出来ないが当たり判定は小さくなり、さらに躱しやすくなる。
本作は倒していかないと敵が邪魔で進めない。

後、敵の天使系は踏むことが出来てそれから動けない状態の時に触れると
「スーパーマリオブラザーズ」の『ノコノコ』同様蹴飛ばすことが出来る。
だが、それ以外の敵は踏めないのが基本である。めんどくせぇ…

悪魔の子供が主人公っつーと
「悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん」が挙げられるが
溜め攻撃が豊富にあってギミックがたくさんあって面白かったなぁ…
本作は…うう~ん…

他の慣れたゲームと比較しがちになってしまうのは
独自要素が薄かったせいかもしれんねぇ…

ってゲームばかりの話になってしまうのは髭人が「GO!GO!ACKMAN」を未読だからだろう。
良く読んでいれば面白さが激増するのだろう…きっと。
wiki見る限り、劇中の登場人物も出ているようだからな。

PS)「鳥山」氏の訃報を知り本作が目に留まりプレイしレビューに至った次第です。
 大分、久々のレビューだがこんな感じでええんかな。
 ゲームはゲームだからな。レビューを甘口にしてはアカン。
 機会があればスーパーファミコン3作品を制覇したいところですかねぇ…


ここからがネタバレ






















『アックマン』を倒す為に
天使軍団を貸していた『ミカエラ』が自身で『アックマン』に挑むも返り討ちに遭う。

爆発した城から落下するも命は無事な『天使くん』
『ミカエラ』も無事であり『天使くん』を叱責する。
『天使くん』は『アックマン』のせいだというが
『ミカエラ』は天界に帰り、後始末は『天使くん』にぶん投げ
自分は2度と手は貸さないと言い放つ。

言われた『天使くん』は

「・・・ア・・・
 アックマンめ・・・

 おぼえていろよー!」


ゲーム中のキャスト紹介をすると車に乗った『アックマン』が
走る『天使くん』をおいかける。


アックマン:おーい 天使!
 はやく はしらないと
 ぶつけっちゃうぞ!!

天使:うわーん!
 なんてことをするんだ!!
 オニ! 悪魔ァー!!!!

アックマン:なに あたりまえのこと
 いってんだよ
 オレは 悪魔なんだぜ!

ゴードン:アックマン様ァー!
 いったい どこまで
 はしるんですかー!?

アックマン:さあな
 まえを はしっている
 天使に 聞いてくれ

天使くん:アックマンめー!
 かならず ふくしゅう
 してやるからなー!!!!


スタッフロール
その後、魂のポイント数で1枚絵が変化する。(台詞などはない)

しかし、「GO!GO!ACKMAN」は「鳥山」氏の11話(1993年7月号~1994年10月号)と
別の方が「Vジャンプ」で1994年11月号から1996年2月号まで
セルコミックが掲載されたようではあるが
それで本作含めスーパーファミコンで3作品、ゲームボーイで1作品が作られるんだから
そのポテンシャルは凄い。

きっと当時のドラゴンボール人気から派生していたんだな…
待てよ。「ドラゴンボール」は1984年51号~1995年25号までの連載していたって事は…
「ドラゴンボール」連載中に「GO!GO!ACKMAN」も連載していたって事になるか。
「鳥山明」氏、化け物やね。
『アックマン』よりも「鳥山」氏のことばかりになってしまうのは…
やむを得ないと思ってくれぃ。

根絶不可能なバイトテロ

2024-02-14 21:38:57 | 時事ネタ(ニュース等)
gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/mbs_news/business/mbs_news-GE00055429

記事で本人は

 「面白半分だった。とても後悔している」

と言っている。

「面白半分」というが
いやいや「面白全部」だろう。
だって、鼻くそを生地に付ける事に関して面白い以外の気分の半分は一体どういう感情なんだよ。
面白いつってもやっている自分自身だけであり
他人にとってはこれっぽっちも面白くもねぇのが悲しいなぁ…

それと「後悔している」という文言。
これは単に自分の行いを悔いているだけ。
悪いことをした後に落ち込んでいる顔をすれば
周りが同情してくれて許してもらえるなんて思うのは
小学生、ギリギリ中学生ぐらいで卒業せんと。

この手の動画で炎上する奴ってのは
「後悔している」の他には「反省している」なんてよく使うけども

「反省だけなら猿でも出来る」

なんて昔のCMなんてあった。
もうちっと正確に言うには
「反省しているように見せかけるだけなら猿でも出来る」
って事なんだがね。
まさにそのレベルじゃん。


アカンなぁ…これってさ。
冷静に見ると「動機」と「現在の心境」を述べているにしか過ぎない。

一番言わなければならないことが欠けている。
それは「謝罪」である。
誰にも謝ってないじゃん。コレ。
バイトしていたんだから中卒以上だろうにちゃんと謝ろうや。
そのことをキチンと教えてくれる人はいないのか?親含めてね。
ま、周囲の人間がその程度だからコイツがこんなことをするのだろうが。

この手の炎上させる奴ってのは謝罪するケースがかなり少ない。
謝るにしても「すみません」と言ったにしても対象も明らかにしない事が圧倒的に多い。

じゃぁ、どう謝るのが正解なのかと言ったら
取り敢えず「誰に対して」そして「何について謝るのか」を明確しなければならない。
仮に髭人が述べるのなら…

 「ドミノピザを利用しているすべての方に
  ピザの生地に鼻くそを付けるなどと言う軽率極まりない行動をした結果
  不快な思いをさせてしまってすみませんでした」

ぐらいの事はすぐに言える。

謝らないという時点で自分が悪いと思うより
炎上させた人などを憎んでいるだけなんだろうって事がこれだけでうかがえる。

う~む…
もっと長文でしっかりした文章で謝罪もしっかりしたのに
記事では態と省略したものだと信じたいところだな…


この手の行為は
『バイトテロ』と呼ばれていることで

「数年おきにバイトテロがあるけど、何故なくならないのか」とか
「炎上したことを知っているはずなのに」なんて意見が出るが

無くなりはしないわな。
まず、当人たちの意識が低いからな。
バイトテロの話は知っていても
「自分には無関係」「炎上した奴の運が悪かった」程度の認識だろう。

中学校、高校の全校集会で

「昨日、下校途中に
 自転車で二人乗りをして転倒して怪我をした本校生徒がいます。
 自転車での二人乗りはやめましょう」

なんて校長が言ったところで
その日の帰りの内に二人乗りをするモラルがない学生はいても不思議ではない。
身近にあった出来事でさえ他人事である。
それで事故が起こる…そんな感じだ。


それと問題なのは人間関係だよね。
こういった行為は
『やる奴』『撮る奴』『晒す奴』の3つに分けられる。
(『撮る奴』と『晒す奴』は同一人物の可能性が高いが)

『やる奴』は承認欲求の塊だろう。
『撮る奴』は
「(自分たちの中では)面白いけどヤバイからネット上にはアップするなよ」的な事を言いながら
知り合いの動画のデータを飛ばすのだろう。
『晒す奴』は『やる奴』との人間関係が大きい。

分かり易くするなら
バイトテロ行為をやった奴を『A』
動画を撮った奴を『B』
動画をもらった奴を『C』とする。

その時は3人とも仲良くてバカなことをする3人組だったけども
ある事を境に関係が悪化。

C:俺、Aの事が嫌いだわ。
 そういえば俺、Aのバカな動画をもっていたな。炎上するだろ。晒したれ。

なんて事は十分に考えられるわけだ。
「リベンジポルノ」みたいなもんである。
「リベンジポルノ」とは男女の行為を動画に撮り、何らかのことが原因で別れたのを機にその行為の動画を晒すことだ。

「仲間内で共有するだけ」という認識がダメなのである。
特にバイトテロをするような奴の界隈である。
モラル意識は著しく低いだろう。
誰かをネット上に晒すという軽率行為は起こるのは全然不思議ではない。
そういえば寿司をなめて炎上した奴の同級生が卒業アルバムでそいつの名前を晒していたよな。
人間とはそういうものだ。
だから撮る事自体が間違いなのだ。

時折、似たような炎上はこれからもずっと起き続けるだろう。
それを根絶したければもうスマホのカメラ機能をなくすぐらいの事をするしかない。
カメラを向けられた瞬間に変顔をする奴がいたとした時、カメラを向けなければ態々変顔をする事はしないのだから。
元から絶つしかない。
せめて未成年者はカメラ機能ありのスマホの利用をできなくすることが本人たちを守る事につながるのかもしれないかねぇ…
成人してからやらかす奴もいるがそいつは存分に地獄を見てくれ。

つってもそれは難しいことだろうから…
これから起こる『バイトテロ』やら一時期騒がれた寿司をなめるような客による『犯罪行為』の動画の拡散。
100人の人がいたしたらその1人が起こすことによって一時的に騒がれて99人はしないだろう。
そのような一罰百戒的なものとして生暖かく見ていくしかないわなぁ…
企業としては冗談ではないがなぁ~。
コイツら訴えても金なんか持ってないし家族も払えないだろうし…

ピザ鼻くそ君はどうしたらいいんだろうか。
髭人としてはピザでやらかしたんだから同じピザで挽回したらどうかなって思う。
プロをうならせ誰もが食べたくなるほどのピザを焼くぐらいの技術を身に付けて動画に挙げるとかね。

 「誰もが食べたくない鼻くそ付きピザを作ろうとした俺だから頑張って
  誰も食べたくなるようなピザを焼き上げました!
  是非ともご賞味ください!!」

なんてどうだろう。
勿論、一朝一夕でできるような話ではない。
年単位かなぁ?
そこまでしないと世間は納得しないわな。

何にせよ。
家に閉じこもって後悔しているなんて言ったって
どーせふてくされて家でスマホいじっているだけだろ?
そんなつまらん事してないで何らかの行動をしてほしい所ですわ。

「普段通り」を優先しすぎ

2024-02-07 22:16:34 | 時事ネタ(ニュース等)
gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/tenkijp/nation/tenkijp-27371

俺も東京在住者だけどさ。
2月5日の昼から降った雪がまだ解け切ってない朝であるのにも関わらず
もう普段通りの調子になっている人をチラホラ見かけるのが怖かったな。

『下向いて片手はポケットでガッツリ歩きスマホ』『自転車スマホ』『2人乗り自転車』

雪が解けて流れた水が凍っているって見えないようだね。
それを危険だと思えない神経が凄い。

5日の雪が降っている最中でも
『傘差し自転車』とかいて「お前、正気か?」って思っていたよ。
そんなのは縁石乗ろうとしたときにズル~滑る未来しか見えん。

テレビの天気予報などで雪が降った時の歩き方などがやっていて
雪国の人は「常識だろ」と呆れているのだろう。
そんな怪我するようなの多くは雪や氷という状況変化よりも

ただ単に『普段通り』を優先しすぎなんだよね。
スマホいじりとかさ。
危険なのを自覚して優先するようにしないと…
東京にこの程度の雪なんか残っていて2~3日ぐらいだろ。
それぐらい安全第一で行動するようにしないとさ。

って、言って聞き入れてくれるような心は持ち合わせていないか。
怪我をして学んでもらうしかない。
でも、怪我で済めば幸いだけどね。
スマホをいじれないような状態になる可能性だって大いにある。

とは言っても普段から慣れているのであろう『自転車スマホ』やら『傘差し自転車』は道交法違反です。
警察が取り締まってないだけでね。
そういった状況で転倒して怪我をした場合、保険に入っていても減額の対象となるでしょうねぇ…
今はヘルメットの着用もそう。
あれも『努力義務』だからね。
転倒して頭打って怪我した時に間違いなく指摘される。
『自転車スマホ』などやっているような人の圧倒的多数はノーヘル。


さて…まだ雪は完全に消えてはいない。
朝、凍結している所もあるだろう。
髭人としてはちょっと早めに起きて余裕をもって行動すると致しましょう。
足元に気を付けているのは当然として
上記、バカがこちらに向かってくる可能性も十分考えられるからだ。
そんなのに巻き添えを受けるのはごめん被るわ。


つまらなければ押すんじゃない。

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