クライマー鍼灸師の山とツボ

とある岩場でのとある一日

先週日曜は某所のとある岩場へ。

11月のうちにトップロープでは登ることができたが、その後は天候などで延び延びになっているうちに極寒期に、

また暖かくなってきた頃にやればいいかと考えていたが、久しぶりに覗いてみると、陽だまりの快適なコンデションでそのクラックは待っている。終わらせようと思った。

 

ことの始まりはこうだ。

夏はクラックを見定めては発掘して登り、もうちょい細めで難しいルートを求めていたときに

沖野さんから下の岩場にティミーが見つけたクラックがあるみたいとの連絡をもらった。

その週末土曜はワクチンの2回目だったが1回目が何ともなかったので、日曜は予定通りクラックに行くことに決めていた。

土曜の昼にワクチンを打ち、日曜朝の段階で37.5℃。まあこれぐらいなら問題ないなと岩場に向かうが、麓まで来た頃には調子が急下降。38℃

帰るのも登るのも億劫に感じるぐらい熱でぼーっとする。ので解熱剤を1錠飲んで岩場まで登った。

ふらつく足で藪を漕いでいった先にその壁はあった。

(↑その時の写真。下部は苔で緑色、上部は土が堆積している)

その初日は見ただけで終えるしかなく、休み休み帰宅した。帰って夜中の0時に熱は36℃台まで下がった。

 

それから、日曜ごとに土を落としきるのに二日。掃除しながら、トップロープにして登るも中間のクラックまでなかなかたどり着けなかった。

そして問題はプロテクション。出だしから左上するクラックは指先が入らないほど細く浅いが、よく見るとナッツを効かせられる箇所がある。初登者のティミーに聞くも、登ったのがだいぶ前なので覚えていないそうで、唯一覚えているのがルートの名前の由来となった中間に挟まっているブロック上の岩、これは不安定なのでプロテクションは避けたということ。ルート名「不発弾」の由来である。

それを聞いて、プロテクションも登りもそれほど大変ではないのだなと解釈した。

 

掃除に精を出しているうちにムーブも組み立ってしまい、帰り際にトップロープでトップアウトしてしまった。

それからは、雨や雪が続きPPする機会が無かった。

RPとしなかったのは、登りながら確実にナッツをセットできそうになかったからなのと、登りは全て解明できて落ちる気がしなくなっていたこともあり、ここでナッツを決めるポイントをマーキングしてまで、形ばかりのマスターRPをすることに意味があるとは思えなかったからだ。

そうでなくとも、今回このルートに向き合ったことで特にプロテクションの取り方の貴重な経験が積めたのでね。「不発弾」はクライマーを育てるルートだと思う。そういう岩場を大切にしていきたい。

記録用動画↓

とある岩場 不発弾5.11b/NP

自然に帰ってジャングル状態の岩場を掃除整備するところから始まり、ようやく登りきれました。 Uさんをはじめ、Oさん、Aさん、みなさまに感謝です...

youtube#video

 

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