11歳の女の子が相談 | クリスチャン・カウンセリング・リスニングのバッジーちゃんのお部屋

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視聴者参加型のクリスチャン・カウンセリングのラジオ番組、「ニューライフ・ライブ」を、アメリカから発信される生の英語で聞いて、生きていくうえでのヒントを得るお手伝いをするお部屋です。

こんにちは!

大変長らくご無沙汰してしまいました。

ニューライフのラジオ番組は相変わらず放送しており、
時々聞いておりますが、最近、他の仕事などが忙しくなり、
前ほど頻繁には聞かれなくなりました。

また、YouTubeに番組のクリップがアップロードされていないので、
こちらで取り上げにくくなってしまいました。

今後は、私が放送を聞いて、その内容を説明する、という
フォーマットに変えていこうかな、と思っています。

で、昨日、聞くとはなしに、聞いていたニューライフの番組で、
11歳の子供が番組に電話をかけてきました。

この番組は、いろいろな心の悩みや人間関係のを持っている人が電話をしてきて、
司会者やカウンセラーに相談をする番組なのですが、子供から電話がかかるのは
めずらしいので、聞いていました。

その子はありのままの自分で話す子ですが、最初男の子かと
思ったら、女の子でした。

その子は、親が離婚をしていて、お母さんに引き取られていて、
お父さんにめったに会えないのですが、そのお父さんがその子にあまり
会いたがっていなくて、たまに会ったとしても冷たい、ということです。

そして、お父さんは何故自分に会いたがらないのか、ということを相談している
ようでした。

また、たまたま、自分が通っている学校にお父さんが土方仕事か、水道工事か
ともかくそんな感じのなにかの作業でやってきていたそうです。

それで、
「あ、お父さんが学校に来て仕事をしている。行って、お父さんにハグしてあげよう。」
と思って、お父さんのところに行ったそうです。

そうしたら、お父さんから、
「ハグはいらない。
それから、私をお父さんと言わないで欲しい。
私はお前のお父さんではない。」

みたいなことを言われたそうです。

そのように、お父さんがかかわりを持ってくれないということで悩んでいるという
ことでした。

それに対して、カウンセラー3人がカウンセリングをしていたのですが、
その内容は、

「お父さんがあなたにそういう態度をとるのは、あなたのせいではない。
あなたは、何も悪くない。あなたがそういう風にお父さんに求めるのは当たり前で、
自然のことだ。
お父さんが、あなたの気持ち答えられないで、あなたに冷たくするのは、
お父さん自身の問題なのだ。

お父さんは、どこかでとても心に傷を負ってしまっているのだ。
だから、あなたにそういう風に接するけれども、あなたとは関係ない。
あなた自身の価値はとってもあるし、あなたは当たり前の感情をもって
あたりまえの行動をとっているだけ。

お父さんは心に傷を負っていて、それがあなたに出ているけれど、
あなたとは関係ない。

あなたはとっても素晴らしい子供なんだよ。」

という風な返事でした。

その他にも、お母さんにこう言ったらどう?
お母さんに、お父さんあてに、子供に冷たくしないようにしてほしい、
という風に手紙を書いてもらったらどう?
とかお母さんからの圧力を掛けてもらうことも提案していました。

ともかく、この子の場合は、お母さんがとてもよく分かっていて、
彼女の気持ちを受け止めているようでしたし、おじいさんもそれを
理解しているようでした。

この11歳の子供に対するカウンセリングで、カウンセラーが気遣って
いたのは、父親の態度によって傷ついてしまって、
自分自身のセルフイメージが傷ついて、間違った世界観とか、
人間観とか、セルフイメージとかを持ってしまって、素直な自分で
なくなってしまうことを避けたかったのだと思います。

すごくマイナスのメッセージを父親からもらってしまって、その子が
ひねくれた子になるのを避けようとして、カウンセラーは、
その子を肯定するメッセージを送って、お父さんは傷ついているから
そういう態度をとるのだ、傷ついている人は、自分でも気づかないうちに
人を拒否する、自分の必要が分かっていなくて、自分にとって必要な人を
拒否してしまうのだ、と言っていました。

このことから、セルフイメージを守ることはとても大切だということが
わかってきます。