ニューヨークは値を上げて引けました。15日が底のようですね。イスラエルとハマスの停戦合意も報じられています。このタイミングでの両者の接触、一体なんだったのでしょう。
マーケットは、やはり需給の問題で、ヘッジファンドのポジション調整で値を下げていたのかもしれません。これからは、年末に向けて、再び株価上昇と行くのでしょうか。クリスマス商戦もあり、個人消費が注目されそうですね。
昨晩の失業保険申請件数は、市場予想通り41万件と、あまり強い内容ではありませんでした。大型ハリケーン「サンディ」の影響がまだあると報じられています。4週移動平均も前週よりも増えて、39万6250件となりました。失業保険継続受給者は10日までの1週間で3万人減少の334万人でした。
ヨーロッパではギリシャ支援に関して楽観的なムードとなっています。ユーロ財務相会合で、ギリシャ支援の融資決定がなされなかったとの報道がありましたが、独メルケル首相が、26日の協議で融資が決定するとの発言から、再び、ユーロは買われる展開となりました。
それにしても、ドル/円がとうとう82円台突入です。それも半ばで推移していることから、円安加速と言う感じですね。安倍総裁発言は、ここまで為替を動かしたのでしょうか。でも、これぐらいの円安では、まだまだ国債利回りは上昇してきません。ここに、政府の政策が加わることで、本格的な動きとなるのでしょうから、新政権発足後どうなるかでしょうね。
アメリカにおいても、財政の崖問題の解決には、FRBには限界があるとバーナンキ議長も発言しています。日本もそうですが金融のできることは、すでに行っていると思われます。資金は潤沢に供給されています。あとは、これをいかに市場に浸透さるか、実際に景気対策として使われるかは政府の政策にかかっています。
法人税減税などの税制政策や、公共投資などの財政政策、規制に緩和や構造改革など、政府がすることはたくさんあります。オバマ2期目、日本新政権の手腕が試されてくるでしょう。日本マーケット関係者は、それができる政権が誕生するかどうかに注目しています。
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