事業承継に対するそれぞれの思い
みなさん、こんにちは。
昨年末になりますが、
創業70年以上の老舗会計事務所元所長先生に
インタビューする機会がありました。
私がその先生と初めてお会いしたのは
かれこれ20年近く前まで遡りますが、
当時二代目として所内業務改革の
陣頭指揮を執っていた先生もはや60代を迎え、
今後の事務所経営の存続について
ずっと頭を痛めておられたそうです。
このたび、国内最大手クラスの税理士法人グループに参画し、
元居た勤務税理士が所長に持ち上がるかたちで
事業承継に至りました。
深刻な人手不足やDX対策など、
税理士業界全体に大きな変革の波がおとずれるなか、
地元の有力事務所として刻んできた歴史、
お客様、職員の方々をどう守ってゆくのか、
次へと繋いでゆくべきか考え抜いた末の決断だったそうです。
詳しくはNMC通信第36号 P10~P15を参照。
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会計事務所の事業承継問題は、
全国的に「待ったなし」の状況になっているところも
少なくありません。
承継の考え方、収まるべきかたちは人それぞれだとは思いますが、
税務顧問契約が“継続すること”を前提としている以上、
仮に看板が替わるような事になったとしても、やはりサービスを
提供する側、提供される側双方ともに安心して続けていける
環境こそが最優先といえるのではないでしょうか。
大きな経営上の判断には賛否がつきものですが、
元所長、新所長が数年後に振り返って「あの時決断して
本当に良かった」と心から思える事務所に
なっていて欲しいと願うばかりです。
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