北陸新幹線延伸 大災害と経済とやしきたかじんさん / 世界の平均寿命を短くしたCOVID-19 | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

北陸新幹線延伸 大災害と経済とやしきたかじんさん / 世界の平均寿命を短くしたCOVID-19

3月16日、北陸新幹線が金沢・敦賀間で開業しました。

 

 

このCMが流れはじめた頃、
Xではそれを非難するpostがありました。

「あんな大災害があったのに」というもので、
こういう人たちにとっては、開業を延期すべきなのでしょう。

1990年、長崎県の普賢岳が噴火し、
死者41人、行方不明3人、負傷者12人、建物の被害2511件、
被害額2300億円という被害をもたらしました。

その後、観光地の雲仙地方を訪れる観光客はいなくなり、
観光業界は大打撃を受けます。

この頃、歌手・やしきたかじんさんが島原を訪れています。
彼は当時の鐘ケ江島原市長と面会し、話を聞いていて、
鐘ヶ江さんは彼がどういう方なのかをご存じなく
島原の状況について説明しておられました。

そして、彼は雲仙温泉の旅館の女将にも話を聞いています。
そこで女将は

地元の人は"雲仙普賢岳"なんて言わないんです
マスコミが"雲仙普賢岳"と言い続けるから
雲仙温泉も危険なんだと思われてしまうんです
"雲仙普賢岳"なんて言わないでほしい


と話し、その肉声がたかじんさんのラジオで流れ、
(生放送で生電話もあったと記憶)
その後、この話は彼の口から何度も聞くことになりました。

私は地元の人たちが"雲仙普賢岳"と言うのか言わないのか、
本当のところは知りません。
しかし、彼が何を必死で伝えようとしていたのかはわかりました。
でも、一般論として私がこの問題を理解していたかは自信がありません。
ただ、「風評被害」という言葉が一般的となった今ならわかるんです。
避けられる被害は避けるべきだと。

1995年の阪神淡路大震災の時にはまだ気付けませんでした。
2011年の東日本大震災後にようやく、
周辺の経済を死滅させてはいけないという考え方の重要性に気付きました。

そのためには、不必要な自粛はすべきではなく、
動かせる経済は動かすべきなのです。

 


現在、石川県、福井県、
富山県、新潟県への旅行代金の最大半額を補助される
北陸応援割が行われています。
この制度開始の報道の時も「なんで観光業だけなんだ」という
的外れな批判もありましたが、
各県にとって観光業は県内経済の柱の一つで、
観光業がもたらす経済効果は幅広く、
観光業だけではないのです。


加えて、政府が行っている被災地と周辺地域の支援は、
観光業だけではありません。
そういう人には「あなたが知らないだけ」と返しましょう。
規模については私も言いたいことがありますが。

北陸新幹線の延伸は、被災地にとっても、
大きな意味があるのではないかと思っています。

一方、特急サンダーバードが敦賀止まりとなりました。
そのため、大阪からは敦賀乗り換えで、
金沢まで料金が1600円あまり、多くかかるようになってしまいました。
時間では20分程度短縮されるとのことですが、
乗り継ぎのタイミング次第で、不便になりそうです。
むしろ、関西から敦賀より先は遠くなったといえそうです。

 

 

奥山儀八郎 能登新七尾八景「小丸山公園の櫻」

 

 

さて、間もなく有料化されるSARS-CoV-2ワクチンですが、

 

 

接種者に脳梗塞や脳出血などの
脳血管障害のリスクの上昇は見られないという論文です。
65歳以上、BA.4/BA.5二価ワクチンのデータで、
おそらく、高齢者以外でも同様でしょう。

脳に関するやっかいな話では、

 

 

感染後の症状の重さに関わらず、あるいは無症状でも
脳神経の障害マーカーに上昇が見られるという指摘が出てきました。

これまでもこの種のデータはあったと思うのですが、
2020~2021年のデータが多かったものの、
こちらは2022年1月から2023年5月までのオミクロン期です。
ここでは、認知機能障害との関連が考えられそうです。

 


これは2019年から2021年の間に世界の平均寿命が短くなったという記事。

コロナ禍まで世界の寿命は延び続けていたのが、

このウイルスにより寿命を縮めた人が多かったのでしょう。
ワクチンを接種しない人が増え、
症状があっても診療を受けず、出歩く人が増える今後の日本は、
どのようになっていくのでしょうか。