庄○川水系の水晶 | まさちぇりーの部屋・鉱物採集とか!日記

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主に水晶、鉱物採集を2011年より開始。
日本の美しい鉱物に心惹かれ綺麗な石を探しに行きます!(*゚ー゚)ゞ

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ここ3日ほどは寒いですが、

 

4月に入り暖かい季節がやってきました。・ω・

 

最近廃れましたが、

 

今日はエイプリルフールでしたね。

 

先日は一時ノイローゼやパラノイアを拗らせそうなくらいに、

 

まあいろいろと大変でしたが~w

 

ここからは復活ということで、

 

鉱物の話題にいきましょうか!(^^ゞ

 

デカいです!!

母岩付きの水晶の標本サイズとしては、

 

ちょっと大きいような気もしますが・・・

 

この「規模感」を持ち帰りたかったですね。

 

そこに生えている水晶の、

 

レベルやサイズや量との兼ね合いにもなりますが。

 

これ以上は割ろうとは思わなかったです。

 

都合よく小さくしても、

 

結果的にショボくなるのは避けたいです。

単純な石英脈の水晶です!

 

と断じたいところでしたが。

 

なーんかいい感じの、

 

水晶の生え方をしております。

 

面白い付き方をしているしー

これなんか2個の結晶が、

 

よく発達して成長しており。

 

規則的にくっついたような・・・

一瞬ドキッとするヤツですね。

 

これは双晶ではありませんでした。

 

しかし大きい結晶から細かい水晶まで、

 

じつに多様性に富んだ生え方をしております。

なかなか結晶質も綺麗で見た目良しです。

 

平板結晶とか平行連晶がくる産地や脈というのは。

 

単調なものしか出ない産地に比べたら、

 

全然面白さが違うと思います。

こういう「鉱物結晶や脈の発達具合」というのは。

 

なんの違いで起こるか?というと、

 

「接触変成の具合の違い」によるものだと思っております。

 

具合っていうと、

 

想像が難しいですがたとえば。

 

成分の違いだったり

接触からの距離の違いだったり

不純物の含まれ具合だったり

地熱や地圧の受取り方だったり

 

接触変成と言った場合は、

 

それを語るならまじでケースバイケースです。

 

水晶や鉱物の奥深さや多様性と直結します。

 

ではこの母岩をちょっと裏返してみると。

 

一見すると分厚い石英脈の塊に見えるのですが、

真ん中に長石の残骸とそれらしい跡がありますので。

 

実はこれがペグマタイトだったことがわかります。

 

これだけだとペグマタイトが変質しただけなのですがー

 

そういう石英脈的なものは花崗岩によくみられますがー

 

今回はちょっと違っていて、

 

この茶色い部分はチャートの接触になります。

チャートっていうのは各地に色々ありますが、

 

基本的には広域で「珪岩化」している場合が多い地質です。

 

海底のチャート層の元になる体積層の下に、

 

マグマだまりができて火成岩が生まれたようなときに。

 

地圧と地熱で泥由来の地層が固いチャートに変化していきます。

 

この場合はその後に、

 

花崗岩の隆起が原因で接触変成したとおもわれます。

 

だからこれは「堆積岩のチャート」と「火成岩の花崗岩」が、

 

ガツンとぶつかった状態の標本になります。

まさに「接触変成作用の最前線」が一望できる、

 

水晶までいっぱい生えている良質な地質標本と。

 

これはそんなふうに評価できる石になります。

 

接触変成由来の石英脈っていうのはざらにありますが、

 

ペグマとぶつかるとこんなふうになるんですね~(。-ω-)zzz. . .