人の役に立つ喜びを学ぶ  ~ I(アイ)メッセージとYou(ユウ)メッセージ ~ | ねっと学習教室ブログ

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こんにちは

人の役に立つ喜びを子どもはどうしたら気づいていくでしょうか。

こんな話がありました。

あるお母さんが洗濯物を干しているときに
4歳の子どもが赤ちゃんが泣いていると知らせてくれました。

そのときにいつもなら「あー、はいはい」と言っていたところ、
そのときはお母さんがどう感じたかを伝えるようにしてみたそうです。

「○○ちゃんが教えてくれなかったら、お母さん知らずにいるところだったわ。ありがとう。うれしいわ」

これを何度か繰り返しているうちに、子どもの様子が変わってきて、それまで受け身だった子がお母さんのために何かをしてあげようとするようになったそうです。

このポイントは、子どもを褒めるのではなく、自分がどう感じたのかという「気持ち」を子どもに伝えることだそうです。


I(アイ)メッセージとYou(ユー)メッセージといいますが

Iメッセージは
私がどう感じたか(嬉しい、楽しい、助かるな、ありがとう)を伝えます。

一方、Youメッセージは
相手への評価(すごい、えらい、いい子ね)を伝えます。

このYouメッセージは場合によっては価値観を植えつけてしまうものになるため注意が必要です。(片づけをする子はいい子、しない子は悪い子、など)

子どもの気づきをうながすためには、Youメッセージよりも、Iメッセージの方が効果的です。

先ほどのお母さんの例では、「うれしいわ。ありがとう」と自分が感じたことを子どもに伝えています。それによって、子どもは自分の行動がお母さんに肯定的な影響を与えたことを知るのです。

それにより、子どもの自発的な行動というものが引き出されるようになります。

Youメッセージではなく、Iメッセージ。

自分が感じた喜びや感謝を子どもに伝えると、誰かの役に立つことの嬉しさを子どもは学び始めるようです。


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