母がずっとやっていたことを、今、娘たち(私、そして妹1号)が引き継いでやっていること。
それが仏様のお茶
我が実家は母屋新宅の新宅の方なので、仏壇がありません。
なので、ご先祖様にお茶を備えるという行為がないのです。
母がいつから、この仏様のお茶を始めたのか、なぜやろうと思ったのかは、今はもう聞くすべがありません
でも、母がそれをやらなく(できなく?)なって、私が引き継いでするようになりました。
折しも妹2号の腎臓がんが発覚した時だったからかもしれません
妹2号だけがなぜか、腎臓がんで片方の腎臓を摘出し、その後、乳がんを患ってます…
今朝のこと。
いつものようにお茶を入れて、目を閉じて合掌し…をしていて、ふと、思ったのです。
年老いて、みっともなく、汚らしく、頑固になってしまい、娘(主に私…)から邪険に扱われている父も、かつては曾祖母のかわいぼ(関西弁ですww)だったんだと。
末っ子の父は、それはもう、曾祖母に可愛がられていたらしい
旧制中学に通っていた時、足の骨を折って歩けない父を、曾祖母は自転車で学校まで送って行ったという逸話まであるほど。
距離にしてJRの駅3つ分です…
自分がどれだけ孫を可愛く思っているか、そして、目に入れても痛くないというのはこのことかと実感している今、曾祖母も父のことを同じように可愛がったんだろうと思うと、邪険にするのが申し訳ない気持ちになりました。
かといって厳しい物言いを改めるわけでもないんですけど…
想像してしまったんです。
私の可愛い孫ちゃんが、自分の息子や娘にぞんざいに扱われてる様を…
そんな悲しいことはありませんよね。
ブログのタイトルにしてる
子供叱るな、来た道だもの 年寄り笑うな、行く道だもの
は、父が言ってるのを聞いて調べたものです。
永六輔さんが、各地を歩いて、名もない人によって口に出されながら人々の間に広まっているいい言葉を拾い集めて作った「無名人 名語録」に収録されている言葉とのこと。
まさしく、その通りです。
どちらかというと父に(性格が)似ている私。
ボケたらとんでもない年寄りになりそうで怖い…
そしてこの言葉には続きがあり、
来た道 行く道 二人旅 これから通る今日の道 通り直しのできぬ道
と続くらしい。
通り直しのできぬ道…
肝に銘じましょう。
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