昨年から、江原啓之さんの本を読むようになりました。
スピリッチュアルのことが、わかりやすく書いてあり、
何をすればよいのかが、あまりスピリッチュアルなことに
馴染みがない人でも、抵抗なく読めます。
日本は戦前は、目に見えない尊いものと信じる文化が
ありました。
ところが、終戦を迎え、今までの価値観が覆されて、
何を信じたらよいのかわからなくなってしまった。
目に見えない尊いものよりも、物質的な豊かさを求めて
復興、高度経済成長と日本は発展し、確かに豊かになりましたが、
今の日本をみていると、心の豊かさを手放してしまったといえる
現象があちこちに見られます。
江原さんいわく、今の40代50代は、親の物質主義的価値観に
基づいて育てられ、自分の価値観を十分に考えることが
できない世代だそうです。
(主体性欠如世代と江原さんは本に書いています)
確かに、私が高校や大学を受験する頃は、
世間では、良い学校にいき、良い会社に入ることが
よしとされる風潮があったように思います。
それをよしとして、自分が何をしたいか深く考えることも
なく、偏差値に応じて学校を決めることが普通でした。
でも、ここにきて、そうではないと気づいて自分の価値観に
基づいて働き方を考える人たちもたくさん出てきている
ように感じます。
私自身も、会社を退職して始めてそういうことを考える
ようになりました。
現世に生きている以上は、お金のために働くことも大事ですが、
自分の価値観にあっているかを考えることも大事だと思います。
お金のために働くことで、学ぶことも多くあるので、
それを一切しなくてよいとは思いませんが、
バランス、そして感じることが大事のように思います。