住宅地の突き当たりにありました国松春日神社。 

ありふれた普通の神社かと思って鳥居を潜ってみますと、ちょっと違いました。 

何と言うのか、それ程大きくはありませんが、緑が多くて大地のエネルギーが溢れているような…。 

ここが無名の神社なのは勿体ない。 


 言い伝えでは、昔、この地に大きな松があったそうで、その見事さに、国のうちでも一番だというので、この松のあるあたりを「国松」と呼んだそうです。 

そして、やがてこの松が枯れた後、村人はこの松を焼いてその灰で神像をつくって祀ったのが、春日神社の始まりと伝えています。

社記によると、建仁3年(1203)に、古松のあったところに社祠を建て、大和春日神社から分霊を勧請して春日神社と呼んで氏神にしたそうです。 


 社殿の裏には推定600年をこえるシイの大樹が地を這うように枝を広げています。 

その姿は、まるで龍。
凄い迫力です。 

エネルギーが溢れ出ている様子が形になっているようでした。