1.8Lのジュースを8つのコップに均等に分けたい。
それぞれのコップに何mLずつ分けられるか。
これは小学4年生の「割り算」の問題。
なかなか手を動かさない。
意味がわからないのではない。
彼は頭の中で筆算しているのだ。笑
3分ほど待って答えが出ないので、横のスペースに「筆算」の式を書いてあげる。
これ、使っていいからね。
いや!使わん!
と意地になる。笑
これ、使っていいんだよ?!
とけしかける。
うーん。うーん。くそ~
と唸りながら、筆算を利用して答えを出した。
この姿勢は、面倒臭がりから来るものなのだが、実は悪くない傾向。
頭の中で複雑な計算をするというのは、とても良いトレーニングになると思う。
あとは、それが「筆算」なところが惜しいところ。
たとえば、1.8L=1800mLをまず半分にして900mLにする。
その900mLをさらに半分にして450mLにする。これで4等分。
もう一度450mLを半分にすると8等分で225mLという答えにたどり着く。
これはもっとも単純な方法ではあるが、
この問題を「1800÷8」の計算以外で解こうとしたときに、思考の入口としては悪くない。
計算そのものを暗算することも力になるし、別の考え方で答えを出すことも数学の幅を広げるのにはとても役に立つ。
小学生の算数には、
計算スキルと思考力や文章読解のタネがたくさん詰まっている。
是非とも中学入学前にしっかりとした計算スキルと一つでも多くの思考パターンを身につけたいところだ。