セミファイナルです。不思議なストーリー展開でした。1か月前にYAMATOがススム、キッド、土井ちゃんと新ユニットの結成を呼びかけました。今回は新ユニット結成、ユニット名の発表があると思っていましたが、大きく予想とは離れた展開となっています。ドラゴンゲートのファンの多くがそう思っているし、当事者のYAMATO&ススム、箕浦&Ben-Kもそう思っていたはずです。
『うまくいかねえな』
一言でいえばそういう事なんですが、振り返りますか。
最初に登場したのはゴールドクラスの箕浦&Ben-K
2人で登場します。ハルクとミノリータは?
いつものように薔薇をくわえています。
箕浦が派手だったのはここまででしたね。
対戦相手が登場
ススム。いつものスカジャンで登場。あれ?新しいユニットの衣装じゃないの?って思っていました
YAMATOもスカジャン。新しいユニットは・・・
今日のオレ、最高にカッコいいだろってポーズする前に箕浦が奇襲を仕掛けます
スカジャンを脱ぐ前にボコボコにされます
異常にエキサイトしている箕浦
YAMATOは無抵抗なんですよね。
ブチ切れてもいいのにYAMATOは無抵抗
妄想で書いているけど、不貞腐れているようにも思えた。新ユニットがドラゴンゲート悪の首脳部に反対されたとか?
ススム対Ben-Kでやっとプロレスの試合になります
試合早々にラリアットを炸裂させます。勝負を焦っている?
YAMATO対箕浦
スカジャンを脱いだYAMATO、反撃します。スカジャンは平和の象徴で着ている時は攻撃を出来ないとかあるんですかね?それともサイズが小さくて動きづらくて攻撃しづらかったとか?
エルボー合戦。激しく打ち合います。YAMATO師匠の伝統芸、みなさんが笑顔になる逆水平チョップ合戦になる雰囲気がまったくない。
箕浦のジャンピングニーが炸裂
YAMATOのスリーパー
滅多に出さないYAMATOのラリアット
ギャラリアを狙いますが、箕浦が回避
エンズイギリが炸裂
箕浦がサブミッション。これはクリップラー・クロスフェイスだ!WWF時代のクリス・べノワの技!
グイグイ締めます!
箕浦は1990年~2000年代前半の新日本プロレスのレスラーの技を出しますよね。佐々木健介のストラングルホールドとか。
さらに締め上げる箕浦。
ここで異変が
ロープエスケープしたYAMATOに対して技を解かず、止めに入ったレフリーを突き飛ばします
試合はレフリーを突き飛ばした箕浦の反則負け。ただ箕浦はクリップラー・クロスフェイスを解かない
緊急事態です。
味方のBen-Kが止めに入ります。箕浦は理性を失っている。
箕浦がマイクを持ちます
箕浦『オレはなりふり構ってられねえんだよ!YAMATO俺とシングルマッチをやれ!』
YAMATO『何を熱くなっているんだ?』
YAMATO『シングルマッチ?顔じゃないよ!』
大きな歓声が起こります。『顔じゃない』、プロレス用語ですよね。身分不相応、役不足、相手にならない、そんな意味です。以前は鷹木さん、そして少し前だとEitaが盛んに『顔じゃない』と仰ってましたが、YAMATOも言うんですね。
YAMATO『オレにはお前とやる理由がないし、メリットもない。お前とのシングルマッチ、そんなもんやるかよ』
箕浦『シングルマッチやれよ!シングルマッチやれよ!』
YAMATO『お前さ、5月5日、愛知県体育館の金網を観たか?お客さん、観ましたよね?あの試合、豹は自分の意志で金網に残って、亀井を救出して、自らの髪を失った。立派なモンだよ。男気があるよ、アイツは。アイツこそ令和新世代にふさわしい』
YAMATO『それに比べてお前はなんだ!本来なら髪を失って丸坊主になってイチから出直すのはてめえだろ!』
箕浦『丸坊主か、イチからやり直せっていうなら、このシングルマッチ、髪をかけてやってやるよ!』
YAMATO『お前の髪なんかに興味ないんだよ。それに俺は散髪したばかりだ』
大きな笑いが起きます。髪を切ったばかりなんで髪切りマッチをする必要がない。あまりにも正論すぎます。っていうか美容院代をケチって髪切りマッチってやっているわけじゃないんですよね。
YAMATO『なんで俺とお前が対等に髪を賭けないといけないんだよ?オレとお前が対等だと思うなよ!』
箕浦『オレにはYAMATOとやらないといけない理由があるんだよ!』
YAMATO『オレにはないよ!』
ここで箕浦はデビューした直後、ドラゴンゲートを辞めようかと思っていた過去を告白。一番親身になって相談してくれたのはYAMATOだったと言い出します。いま自分があるのはYAMATOのおかげ、自身の試合に勝てない現状、いまの現状を変えたい気持ち、それをYAMATOとのシングルマッチで越えようと激白します。
箕浦がデビュー当時、ツラかったのは分かった。YAMATOに感謝しているのも分かった。いまの現状に納得がいかないのも分かった。
なんで髪切りマッチするの?髪切りマッチ、どんな効力があるんだよ?ツラかった過去、先輩への感謝、現状打破、それが髪切りマッチで解決するの?
そもそも髪切りマッチって最終決戦というか、因縁の対決の最終地点でしょ?美容院代をケチるぐらいの感覚で気軽に言われても・・・。
しばらく黙っていたYAMATO
YAMATO『まあ、わかったよ。ただこの試合、5月5日の金網のような救いもドラマもない。ただお前が丸坊主になる、それだけの試合だ』
ここでサイリョウが登場。
サイリョウ『ちょっと待て、箕浦、お前のキモチは分かるが、この短期間で坊主が二人になると・・・』
ここでマイクを遮った箕浦
箕浦『会社とか時間とか関係ないんですよ。オレには髪の毛をかけてシングルマッチをやる覚悟があります』
箕浦『オレはYAMATOを倒して、いまの現状を変えて前に進みます!それだけです!』
そう言い放つ箕浦・・・。うーん。
まず思ったのは5月5日の金網のインパクトですね。
愛知県体育館にいた多くの人が金網マッチの結末をみて泣いた。ボクも泣いた。あの劇的な光景をみて何も思わない人はおかしい。ドラゴンゲートのレスラーもファンが泣いているのをみて思う事があったんでしょうね。
『オレにファンが涙を流すぐらいのインパクトのある事が出来るのか』って自問自答したのかもしれません。それぐらいインパクトがあった。
ただ少し冷静になる事も必要です。豹の行動は控えめにいっても狂っていたのは事実。元々はナチュラルヴァイブスとZ-Bratsの抗争ですからね。そこに亀ちゃんを守るといって関係のない豹が金網に入りました。結果的に亀ちゃんと間接的にKzyを守り、豹は髪を失いました。
『仲間のためにここまでやるんだ』って多くの人が感動したのですが、豹の行動が狂っているのも事実。豹がイス攻撃、パウダー攻撃、あらゆるダメージを肉体的に受けながらの闘いに感動したのですが、『仲間を得るためにはあそこまでやらないといけない』っていうのは違うと思う。
豹がプロレスらーとして限界まで追い込まれる姿、髪を失いながらも亀ちゃんへの愛を語った姿をみて、涙を流しながら感動しつつも『どこか狂ってるよな』って思ったのも事実。
豹に感動しつつも、この人はどこか狂っているっていう感想です。まあ、冷静に考えたら金網マッチ、敗者はマスクか髪切りってルール自体が狂っているんですけどね。
・・・箕浦も狂ってしまったんですかね?お世話になったYAMATOを髪切りマッチで倒して、自分を変えたい!って気持ちは分からないでもないけど、自分が勝ったら感謝しているYAMATOが坊主になっちゃうじゃん。散髪したばかりなのに。言っている事がおかしいよ。
そして豹が感動を与えたのは自分のために丸坊主になったからじゃない、亀ちゃんを守るって決意、行動に感動したわけです。
他人のために闘った豹。
箕浦は自分の事ばっかりだ。
仲間のために闘ったから盛り上がったわけです、金網マッチ。仲間のために闘う尊さは次の試合、メインイベントで爆発します。他人のために闘うから頑張れるし、感動するわけです。
なんかうまくいかないよね。
箕浦は4日前の感動をもう一度!って思い、髪切りマッチっていう切り札を用意したのかもしれませんが、うまくいかないですよね。
そもそも愛知県体育館の金網の感動を超えるのはしばらくの期間は無理ですよ。あの金網はそれだけ特別だったんです。もうちょっと時期を選んでからの方が良かったと思います。
・・・本当にやるの?ドラマのない箕浦対YAMATOの髪切りマッチって?箕浦は自分の髪、自分の現状より仲間のために闘って欲しいですね。ミノリータも復活するわけです。トライアングルゲート戦線で闘って欲しいですね。
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