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行ってきました、根津美術館の「国宝・燕子花図屏風 -デザインの日本美術-」へ。
庭園のかきつばたの時期に合わせて開催されている、尾形光琳の国宝の屏風のお披露目です。
朝、お天気と開花状況を確認して、ネットチケットを予約。
展示よりも、お庭が気になる…
から衣
きつつなれにし
つましあれば
はるばる来ぬる
たびをしぞ思ふ
ほんとうは園内にあるカフェでのんびりしたかったのですが、行列ができていたので諦めました。
で、近くのヨックモックへ。
こちらのテラスも気持ちよかったです!
半蔵門ミュージアムの「初公開の仏教美術」展へ。
半蔵門ミュージアムは、仏教美術を中心に真如苑が所蔵する文化財を一般公開するための文化施設です。
常設展示は、《ガンダーラの仏教美術》と《祈りの世界》で構成されています。
《ガンダーラの仏教美術》のエリアでは、2~3 世紀ごろ作られたガンダーラ仏伝浮彫を複数展示されています。
《祈りの世界》のエリアでは、大日如来坐像、不動明王坐像、両界曼荼羅を展示。2023年11月からは、如意輪観音菩薩坐像、二童子立像(矜羯羅童子、制吒迦童子)が加わりました。
- 初公開の仏教美術―如意輪観音菩薩像・二童子像をむかえて―
- 2023年11月22日(水)~2024年4月14日(日)
常設展示に、京都醍醐寺の如意輪観音菩薩坐像と二童子立像をお迎えになった記念の展示会です。
さらに特集展示エリアには、大般涅槃経如来性品十四音義、北斉時代の如来像、当麻曼荼羅などの初公開の経典・彫刻・絵画を展示されていました。
如意輪観音さまというと、願いを叶えてくださる方だと思っていたのですが、実は如意輪をまわすのは自分。
こちらの如意輪観音さまは、穏やかなお顔でしたが、「如意輪はこうやって自分で回すのよ」といわれた感じがいたしました。
すごい空間でした。金色の仏像をあんなに間近で見れるなんて、幸せすぎます!
天気予報と睨めっこし、Twitterで混雑状態をチェックして、15時から17時が空いてそうだったのでGOしました!
おかげでチケット売り場も入口でも、全く並ばずにスムーズにin。会場はこじんまりしているので、イヤフォンガイドを聞きながらでも、1時間もかからず見終わりました。
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中尊寺金色堂は、奥州藤原氏初代の藤原清衡(1056~1128年)によって建立された平安時代後期建立の仏堂です。堂内には「皆金色」と呼ぶ装飾が施され、金箔で覆われています。日本の「国宝」第1号だそうです。
金色堂内には、中央、西北隅、西南隅の3か所に須弥壇が設けられ、内部には奥州藤原氏四代が今も眠っています。
今回の特別展では、中央の須弥壇に安置される、阿弥陀三尊像(阿弥陀如来坐像、勢至菩薩立像、観音菩薩立像)、地蔵菩薩像(6体)、二天像(増長天立像、持国天立像)の国宝仏像11体すべてが、展示されています。
入口では、超高精細8KCGにより、金色堂が原寸大で再現されていて、展示の最後には模型(縮尺5分の1)もあり、そこだけ写真OK。
平和を願って、戦いでなくなったすべての魂のために建てられた金色堂。
まさに
夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡
でした。