あなたの学習回路を起動、加速させる学習コンサルタントの宇都出です。

 

先週水曜日・3月20日が監査法人の最終出社日でした。

最後のランチに、東京では珍しい雪の中、同期も駆けつけてくれて、味わい深い最終出社日となりました。

 

中小監査法人に1年、そのあと、準大手監査法人に2年。合わせて3年間。

この歳でまた組織で働けたのはありがたかったですね。

 

フリーになって、時間ができたはずなのに、こちらのブログ更新が今日になったのは、最終出社日の翌日から、3泊4日の泊り込み合宿で、北海道・旭川まで行っていたからです。

 

参加したのはこちら。

 → 

 

 

この「Art of Hosting」というのは、その言葉自体も、今年1月に知ったばかりで、あまりわからないまま参加したのですが、ちょうど変わり目のタイミングに、これからの自分に必要なものを学ばせてもらいました。

 

なかなか、言葉で説明できないのですが、なんとも素敵な場でした。

ピンときた方は下記のサイトをチェックしてみてください!

 → 

 

で、またかなり日があいてしまいましたが、「数学的」読書術の続きです。

 

参考にしているのはこちらの本。

 

著者は私の出版講座同期でもある、ビジネス数学教育家の深沢真太郎さんです。

 

 

前回の記事はこちら。

 

 

 

今回は、「構造化」しながら読む

ビジネス数学教育家・深沢真太郎さんの「数学的」仕事術を応用した、「数学的」読書術をお伝えしています。

「数学的」仕事術のポイントは、以下の5つの「数学的」動作を使って仕事を行うこと。

定義・分解・比較・構造化・モデル化

今日は4つめのこちら

「構造化」しながら読む

実は、深沢さんの著書・『「数学的」仕事術大全』には「数学的に読む」という節もあり、「数学的読書術」ではありませんが、「数学的」読み方が解説されています(同書 P145~158)。

そこでは、「読む」とは「読解する」こと、つまり、「理解」すること、という定義というか主張がなされたうえで、物事を「理解」するために必要なことは、構造化すること」と言われています。

ということで、「構造化」しながら読むというのは、深沢さん的には、数学的に読むことのど真ん中なんですね。

で、この「構造化」しながら読むについて、こう解説されています。

「(前略)物事を理解するために必要なことは「わける」と「つなぐ」であり、これ以上シンプルに説明することはできないということです。
私は文章を読む際は必ず塊に分解し、その塊どうしの関係を理解するようにします。」(同書P146)


つまり、「構造化」=「わける」×「つなぐ」なんですね。

「わける」=「分解」で、これは5つの数学的動作の一つですから、もうひとつ「つなぐ」なる動作が登場したわけです。

「構造化」≒「つなぐ」と言えるのかもしれません。

この「つなぐ」。文章でこれを行っているものと言えば、あれですよね。

そうです。「接続詞」です。

そして、「接続詞」と言えば、こちらの本。

 

 

こちらの本の著者でもある石黒圭さんが書かれた本です。

 

 

脇役のような「接続詞」ですが、石黒さんによると「文章はこれで決まる」というほど大事な存在なんですよね。

段落同士の関係、文章同士の関係。

こういった関係をつかむには「接続詞」に注目することです。

「関係」というからには、「関係」しているもの、つまり、段落や文章といった単位に「分解」することが必要不可欠。

そして、その「分解」にも接続詞に注目することが役立ちます。

なぜなら、接続詞の前後はわかれているわけですから。

私は「内容」が読めなくても「構造」を読め!なんて試験勉強本では書いています。

 

 


書かれている内容は難しくても、その構造だけはつかめたりするので。

そして構造をつかめれば、内容への予測も働き、内容の理解につながります

最後に一つ、この「構造化」「接続詞」として、私が最も使っているものをご紹介します。

それは、最近かなり一般的になってきた「具体」と「抽象」、「接続詞」としては、「たとえば」「要するに」です。

文章の中で、この言葉にアンテナを張ることで、構造が見えてくるんですよね。

「具体」と「抽象」については、前田裕二さんのこちらの本で紹介されて一気に売れ始めた細谷功さんの本がお勧めです。

 

 
 

 

 


話があれこれ飛びましたが、この「構造化」しながら読むは、「接続詞」を見つけながら読む、「接続詞」を補いながら読む、とも言えるでしょう。

 ぜひ試してみてください!


 今日はこのへんで。また明日!

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監査法人での勤務は実働日、あと3日になりました。

 

3年あまりの会計監査、内部統制監査、さらにいうと、スタッフ、部下体験は大変勉強になりました。

 

20年以上、管理職研修、マネジメント研修などしてきましたが、管理職、マネジャーの一言で部下、メンバーの気持ちがどれだけ大きく左右されるか(もちろん、最終的には部下、メンバーの選択ですが)、よくわかりました。

 

これから、また研修・コーチングに軸足を戻していきますが、より地に足をつけて受講生、クライアントにかかわれると思います。

 

4月からが楽しみでもあります。

 

ただ、4月以降、スケジュール帳はほぼ真っ白で、今、仕事を創り出すべく、いろいろな人に会っています。

 

ということで、ブログの更新が滞り気味ですが、メルマガは毎日(日曜日以外)出していますので、メルマガのほうもご覧ください。

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で、またかなり日があいてしまいましたが、「数学的」読書術の続きです。

 

参考にしているのはこちらの本。

 

前回の記事はこちら。

 

 

 

 

 

今回は、「分解」&「比較」しながら読む

ビジネス数学教育家・深沢真太郎さんの「数学的」仕事術を応用した、「数学的」読書術をお伝えしています。

「数学的」仕事術のポイントは、以下の5つの「数学的」動作を使って仕事を行うこと。

定義・分解・比較・構造化・モデル化

今日は2つめと3つめのこちら、「分解」&「比較」しながら読む

 深沢さんは、この「分解」・「比較」の組み合わせが、「分析」だと定義しています。

  この、「分析」=「分解」×(+?)「比較」という式、考え方もシンプルですが役立つのではないでしょうか。

 

仕事でも、よく「分析」して! と言われたりしますが、「はて?」と止まることはありますよね。

その際、まずは「分解」、そして「比較」と考えればとりあえず、手は動くのではないでしょうか。

もちろん、分析の目的や仮説設定なども大事ですが…
 

そういえば、「数学的」読書術は、「数学的」動作を軸にしているので、目的設定などは入っていませんね。

読書における「目的」は、『どんな本でも大量に読める速読の本』にも書きましたが、かなり重要な話ではあるので、こちらは改めて書きますね。

 

 


さて、「分解」&「比較」しながら読む。これは多かれ少なかれ、あなたも実践されているでしょう。

たとえば、簡単な「分解」でいえば、「ここは理論、次からはその具体例だなあ」とか(これは「構造化」でもありますが)。

仕事でも読書でも、とりあえず「ウっ」と詰まったり、困ったりしたら「分解」してみる。

「わかるところ」「わからないところ」をわけるのも有効です。

「全然わからない」「まったく読めない」という言葉が出そうになったら、すかさず「分解」して、少しでもわかるところ、読めるところを探して読む。

そして、「比較」

 

実は、すでに「わかるところ」「わからないところ」と「分解」している時点でも「比較」はしていますよね。

KTK(高速大量回転)法でいうと、1回目の読みで、「わかったところ」と2回目の読みで「わかったところ」の「比較」もします。

また、同じ「わかるところ」「わからないところ」でも、くり返しのなかで、「わかる度合い」「わからない度合い」が変化するので、それも「比較」していきます。

「比較」というのは、ある意味、「違い」「差異」に敏感になることとも言えますね。

あれこれ語ってきましたが、「分解」&「比較」しながら読む

 

あなたも普段やってきた読みだと思いますが、より自覚的にやってみてください!

 今日はこのへんで。また明日!

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3月に入りましたね。

 

3月末に監査法人を退職することを決め、4月以降に向けてぼちぼち準備しはじめ、いろいろセミナーに参加したり、人に会ったりしています。

 

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では、かなり日があいてしまいましたが、「数学的」読書術の続きです。

 

参考にしているのはこちらの本。

 

前回の記事はこちら。

 

前回の記事の最後では、深沢さんが、ある不動産会社での営業成績がいいグループと、よくないグループそれぞれに対して、「あなたの仕事とは?」という問いにどんな答えが返ってきたでしょう? という問いかけで終わっていました。

 

 

 

 

今回は、「……とは」を(見つけながら)読む

ビジネス数学教育家・深沢真太郎さんの「数学的」仕事術を応用した、「数学的」読書術をお伝えしています。

「数学的」仕事術のポイントは、以下の5つの「数学的」動作を使って仕事を行うこと。

定義・比較・分解・構造化・モデル化

前回は一つめの「定義」

「定義」しながら(見つけながら)読む

ただ、読書とは少し離れて、こんな話もしました。

不動産会社の研修で、深沢さんが「あなたの仕事は?」と質問したときに、受講生がどんな答えをしたのか?

営業成績がいい人、そうでもない人で明確な違いが見られたそうなんですが……。

ひとつのグループは「不動産の営業です」。
もう一つのグループは「家を売ることです」

さて、どちらが営業成績がいいグループの答えだったでしょう?

答えは後者、「家を売ることです」。

なんとも、普通の答えですが、営業成績は、売ってなんぼですから、「不動産の営業」という人よりはよさそうですよね。

このように、「定義」の違いは大きいのです。

で、読書でも、言葉の定義をしっかりチェックしていくことが非常に重要になります。

私も昔から、言葉の定義をしている文章にアンテナを張って、チェックすることをお勧めしています。

具体的には、今日の言葉、

「……とは」を(見つけながら)読む

「……とは……」という文章は、定義が書かれているので、「とは」という文字にアンテナを張るわけです。

キーワードとなる言葉の定義を押さえることで内容が理解しやすくなりますし、その定義によって、これまでの自分の定義が変われば、行動が変わるなど、大きな変化につながる可能性があるのです。

なお、この「定義」を見つけることは、先日紹介した『シン読解力』でも重要とされています。

 

 

というのも、「シン読解力」が対象としているのが、まさに「定義」を含んだ文章だからです。

 

下記は、『シン読解力』の著者・新井紀子さんが主宰する「教育のための科学研究所」のHPからの引用です。

 

教育のための科学研究所では、「知識や情報を伝達する目的で書かれた文書」を読み解く力のことを「シン読解力」と定義しています。教科書や授業など教科学習の場面使われる言葉を「学習言語」といいますが、シン読解力で読み解く対象は、国語で扱われる物語文ではなく、教科書や事典、辞書、新聞記事、ビジネス文書、行政文書のような、解釈が一意に定まるような文書です。そうした文書では、「~とは、・・・である」「・・・を~という」のような定義文と例を用いて新出用語を定義するという意味で自己完結的です。例えば、「養殖とは、魚・貝・海藻などを、人工的に育てふやすことである。」(三省堂『例解小学国語辞典 第八版』参考)「2でわり切れる整数を偶数といいます。」のような文が定義文です。初学者でも自学自習できるように配慮されています。また、国語の題材に頻出する「気高い」「醜い」のような主観的な言葉を排して書かれることも特徴のひとつです。シン読解力は、従来国語科が目指してきた読解力とは異なる概念なのです。

 

今日はこのへんで。

 

ご意見、ご感想、ご質問はお気軽にコメント欄まで。

 

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