湊子の徒然

旅は道連れ世は情け。人生そのようなものかな。

原則1 少数者の法則 33ページから36ページ。

2011-10-10 23:47:19 | 書評
前回(第一章 爆発的感染、その3原則開始。梅毒の例 28ページから32ページ。)から
大きく間が開いてしまいました。中々習慣付けできてませんね。これではいけない。さて書評に行きます。

33ページから36ページでは少数者の法則を説明しています。
地味なブランドの靴の流行、梅毒の流行のどちらも特定の少数者が大きな役割を果たした、
ということだけではなるほど、別に驚くことではないかもしれない。
パレートの法則は有名ですよね。

さて、ここに書かれてるのは直接的に「他人との関わり方」の例としてわかりやすいからなのか
性病関連が並んでます。
人口10万人を優に越すコロラド・スプリングスで淋病が蔓延した原因は
 4つの小さな地区に住み、おもに6つのバーに足しげく出入りしていた約170人

やそこで現れるような具体的な人について。
セントルイスでスケートが上手くキャデラックに乗っていた男、
またはニューヨーク州ジェームズタウンの麻薬の運び屋、
「そしてエイズは蔓延した」でも紹介されたフランス系カナダ人の添乗員。

おや、とすると極少数の中でも特に飛び抜けて「効果的」な人物がいる事もみえてきますね。
ここには直接明記されてませんけど。

さて本に戻ると際立っている特徴というのはもちろんそのような「結果」の前に原因があり
それは決して性欲という直接的なものでは無いことを改めて思い出せせる文があります。
いかに社交的か、以下に活動的か、いかに知識があるか、いかに仲間内で影響力があるか
というような事柄だと。

社交的や知識といった辺りに特に特化してる場合は?もちろん本の後のほうでまた出てきます。
ここで触れられるのはごく一部からでも可能、また逆にごく一部が発端となり~という事の証明でしょうか。
そしてハッシュパピーという靴の例を再び思い出させる。
感染病と異なるのは「世間にとって初めて」でもなく
「一部階層のものからより多数の他の階層へ壁を超えた」理由は
と疑問を後の2章へと誘導。今は一章の原則1ですからすぐ次のページというわけにもいきませんね。
もちろん一文で説明すると先ほどの「いかに~」の引用そのままなんですけど。

さて、第一の原則、少数者の法則はこれで一旦説明終わって次からから
第二の原則、粘りの要素に入って行きます。
次回はすぐにでも書評かかないといけませんかねえ。


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