お小遣いは、いつも「白い"ちり紙"」に包まれた500円 | 記憶と記録

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12月25日。クリスマスが命日の「ハナおばさん」
 

爺さんに、吉原に売られた。
その金は一晩で飲みあかしたそう。

でも良きかな...白い軍服の島さんに身請けされた。

島さんは手切金を渡され島財閥から切られた。
 

「吉原炎上」は二人をモチーフにした映画ではないだろうか?
(ラストは違う)

二人の夫婦生活はとても短かった。
軍服の旦那さんは、すぐに戦場に消えてしまって・・・(◞‸◟)

とても短かかった旦那さんとの生活。
けど島ハナさんは、とても幸せそうな笑顔で私と話す。

小さな私は、時々遊びに寄った。

行くたびに「白い"ちり紙"」に包まれた500円、お小遣いにもらった。
今の価値で言うと2,000円ぐらい。

いつもお香の良い香りがするハナおばさんは「峰」という煙草を吸っていて、後ろには白い軍服姿の旦那さんがハナおばさんの背中を見ている。
今は二人の額縁が仲良く並んでいます。