所  謂、  東  京  散  歩。

所  謂、  東  京  散  歩。



世 間 に 遍 く 知 れ 渡 っ た 名 所 や、

少 し 胡 散 臭 い 好 事 家 向 き の 数 多 の 珍 ス ポ ッ ト。

倦 む こ と の な い 東 京 散 歩 の 備 忘 録 で す。

~ お 散 歩 の 記 憶 を メ モ っ た ら、  新 し い 発 見 が あ り ま し た ~
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1m

 
「明治大学 和泉キャンパス」の構内に置かれていた
 何の変哲もない2本の“大理石”の角柱。
 白い柱には【START LINE】の文字?!
    
 突然ですがここで“問題”。
 柱の間隔はどのくらいでしょう?
 

  
 黒い柱に刻まれていたその答えは
【約40,000,000m-1m】
 白い石柱から外方向へスタートして
 地球を一周し(約40,000km)ここに戻った時、
 ゴール1m手前の地点に置かれているのが黒い石柱だから。
 そんな意味を知っちゃうと、
 さっきまではただの“ベンチ”だったこの2本の柱が
 壮大な“アートワーク”に見えてきます。
 ※ランドスケープデザイナー・団塚栄喜氏の作品(^O^)
    


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BASYO 

 
 集会所
の縁側で
 日なたぼっこしている“おじいさん”?
 でも彼は“おじいさん”と呼ぶには
 まだ元気過ぎる46歳の“おじさん”で、
 今まさに2,400kmにも及ぶ
 約150泊の【ウォーキング旅行
】へと
 出発しようとしているところ。

 “おじさん”の名前は「松尾芭蕉」。
 この場所には門人「杉山杉風(さんぷう)」の別宅「採茶庵(さいとあん)」があり、
 船でここから「千住」へ向かったことから
『おくのほそ道』の出発地点ともいわれているようです。
 
 そしてこの旅立ちの日は旧暦の「3月27日」。
 今の暦では“春”というにはちょっと暑過ぎる
 本日「5月16日」だとか。
 
 

 行く春や鳥啼き魚の目は泪   芭蕉


 
※驚いたことにこの建物には「裏側」が無く、舞台装置のように「表側」だけでした。その割には造りがなんとも・・・ヽ(*'0'*)ツ 
 


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koi

 
 屋根より高い鯉のぼり~♪
 大きい真鯉はお父さん~♪
 小さい緋鯉は子供たち~♪
 面白そうに泳いでる~♪
 
 
 江戸時代の武家で
 “男児”の出世を願って始まったとされる
 を模した吹き流しの飾り「鯉のぼり」
 だから「緋鯉(赤)」は“お母さん”ではなく
 “子供(男児)”だったようですネ~。

 今では「青」「緑」「紫」「オレンジ」なども登場し、
 どう見ても「緋鯉」は“お母さん”。
 そしてなるべく“差別”をしないで皆を“平等”に見せるため、
 こんな【横並び】の飾り方も増えてます・・・(笑)
   
 ※“善福寺川”に飾られていた「鯉のぼりの川渡し」です (^O^)/
 

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X


 公園に置かれていた強大な“装置”のようなモノ。
 よく見ると二つの「すべり台」が平行に
 でも逆方向を向いて並べられているだけで、
 何故かそれを一体化するように

 仰々しい鉄骨で飾られています
 
 滑り降りた所が
 もう片方の登り口だから、
「すべり台」の“無限ループ装置”?
 時間に余裕が無い子が
 効率良く遊ぶための設計?!
 

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dokan

 
 “土管”が置かれている空き地は
 
今ではほとんど絶滅して
【ドラえもん】の世界でしか見る事ができない
「懐かしき昭和の風景」。

 
※3つが積み上げられているのが定番?(^_^;) 
 
 
近頃の新しい公園には
 見ているだけでも楽しくなるような
 素敵にデザインされた遊具がありますが、
 “土管”みたいにシンプルな遊具(?)の方が
 子供たち自らが遊び方を考えて
 想像力を鍛えることができるのでは・・・?

 と大人が考えて出来上がったのが
 この「土管公園」?!?
 
 結局は“土管”の中で
 携帯ゲームに熱中しそうですが・・・。
 
※結局は大人の“ノスタルジー”?(^_^;)
 

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seido

 
東京藝術大学』の構内に
 何気なく置かれているブロンズ像。
 1877年のパリのサロンで発表された時、
 あまりのリアルさから「人間から直接“型”を取ったのでは??」と
 疑惑の目が向けられた「オーギュスト・ロダン」の作品『青銅時代』です。
 現代に伝わる「ロダン」が手掛けた等身大像としては最初の作例。
 
「ロダン」は“型どり”の嫌疑を晴らすため
 同じ作品を様々なサイズで制作したり、
 モデルの写真と彼から取った“型”を審査員に提出したそうです。
 後に作品は国家の買い上げとなり、
「ロダン」が彫刻家としての成功の道を
 歩み始める切っ掛けとなります。
 
 
 そんな有名な作品だからとっても人気が高く、
 今では数多く“型どり”されて
 世界中に展示されているようです。
 
※近所の「国立西洋美術館」にもあるみたい・・・(^_^)v
 

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maimai

  
 “すり鉢型”に掘られた大きな穴に
渦巻き状の道。
 これは【まいまいず井戸】といわれる古いタイプの井戸です。
 井戸を掘る技術がまだ未発達だった時代、
 水脈が深くて地層がもろい『武蔵野台地』で多く造られ
 今でも埼玉県と東京都西部には10個弱が現存しているとか。

 ※“まいまいず”とは“マイマイ(かたつむり)”をさす関東地方の古い方言だそうです(^ε^)  
 
 
 写真は底まで一人で井戸を見に下りた子供が
 お父さんに上から「貞子だ~!!」と脅かされ、
 “半ベソ”をかきながら駆け上がってくるところ。
 
 古井戸から直線で逃げられないのが
 何ともまどろっこしくて怖そう・・・。

 ※「府中市郷土の森」にあった“まいまいず井戸”。残念ながらこれは復元されたもの・・・(^_^;) 


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dohyo

 
 両国「回向院(えこういん)」の
 隣に建つマンションの中庭スペース。
 その真ん中に
 床のタイルのストライプ模様を反転させて
 直径10m弱の
大きな【円】が描かれていました。

 ここは昔『旧両国国技館』が建っていた場所で、
【円】の辺りが丁度“土俵”だった地点だとか。
 
※「旧両国国技館」は戦後、「両国メモリアルホール」→「国際スタジアム」→「日大講堂」と変わり、1983年に解体(@_@) 
  
 “土俵”は伝統的に「女人禁制」の神聖なる場所ですが、

 ここは「自転車置き場」となり
 今ではたくさんの“ママチャリ”に占拠されちゃってました・・・。
 
 

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jizo

 
【子育て地蔵】【身代わり地蔵】【とげぬき地蔵】
化粧地蔵】【水子地蔵】【しばられ地蔵】など、
 お地蔵様はその“姿”を仕事に応じて様々に
 変化させることができるみたいです。
 そしてこちらのお地蔵様のお仕事は“野球選手”?!
 

 実はここにはあの
王貞治さんの【深イイ話】があるのです。
 
 
 所用で病院を訪れた
若き日の“王貞治さん(18歳)は、
 
子供のためにとサインを母親にお願いされたことから病室を見舞い
 
心臓病の岩崎和夫少年と知り合います。
 
その後さん度々病院を訪れ“和夫少年”を励まし続け、
 
和夫少年も“王”さんのお見舞いをとても喜んでいたそうです。
 しかし出会ってから3年目の昭和37年1月、
 願いも虚しく
和夫少年は【13歳】の若さで天国へ・・・。
 
 その年のシーズンを迎えた
さん
 天国の
和夫少年に届けとばかりに
本塁打を量産。
 そしてついに自身初の【ホームラン王】のタイトルを手にし、
 その後13年間連続(歴代最多)で【ホームラン王】に輝き続けたのです。

 
 
 このお地蔵様は和夫少年の両親が南品川の「海徳寺」に
 奉納したもので正式名称は【和夫地蔵】、
【ホームラン地蔵】の愛称で親しまれているそうです。
 
※王選手の活躍が和夫君への最高の供養になって、ご両親は嬉しかったでしょうネ~(iДi)


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SUMO

 
「西荻南児童公園」で“チョンマゲ”を結った
 二人の子供
お相撲を取っていました。
 
 
作者はあの【せんとくん】
を手掛けた
 彫刻家(東京藝術大学大学院教授)籔内佐斗司(やぶうちさとし)氏。
 日本人離れした目鼻立ちが同じです。

 2009年に商店街が「西荻窪」の駅の周りの
 6箇所に
建てた“六童子(全て藪内氏作)”のひとつで、
 彫刻を巡る街歩きで「西荻」を
 もっと知ってもらおうというアイデアみたい。

 
 この像ができる前年に発表された【せんとくん】は
 その容姿風貌で“侃々諤々(怖い、気持ち悪い、全然可愛くない・・・等)”ありましたが、
 最近は一転して人気者のようですネ~。
 この像も永い目で見守ればいつかは「西荻」の
 シンボルに
変わりそうな予感も・・・。
 籔内氏の動物をモチーフにした作品には、初めからとってもカワイイのもあるのですが・・・(^_^;)
 

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