声を失った少女 自分に向き合うとは | 依存、解離性同一性障害、アダルトチルドレン専門 メンタルハートカウンセリング

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「私声が出ないの」

 

タイピングで話す少女は

とても可愛らしい子供でした。

23年間中に隠れていた少女の人格です。


こんばんは

いつも訪れて頂きありがとうございます。

 

今回は「向き合う事の大切さ」について

お伝えしたいと思います。

 

 

過去、今の自分に向き合う事は

とても辛い事だと思います。

 

今まで避けて来たのだから

出来たら避け続けて行きたい。

 

もう、どうでも良くて

希望何てないのだから…

 

フラッシュバックに襲われて

気が狂いそうになっているのに

これ以上の苦痛は耐えられない…

 

そうですよね。

心の痛みも限界に来たら

防御に入ってしまうのも仕方ありませんよね。

 

でも、心の何処かに

この苦しみから逃れたいと

感じている心があると思います。

 

 

声を失った少女は

度重なるイジメにあい

話す声を馬鹿にされて

声を凍結してしまいました。

 

もう、人の前で話すくらいならと

心を閉ざしたのですね。

 

実は、これも防御なのですね。

痛みを感じる位なら話したくないと

思ったのだと思います。

 

よく、インナーチャイルドを癒すと言いますが

私から見れば、そんな甘いものではありません。

 

簡単に過去を癒す事なんて出来ないのです。

解離、PTSDともなれば尚更です。

 

でも、何もしなければ何も変わらない…

 

多くの方が、お薬に頼り

カウンセリングに通い

何年もの間苦しみ続けて

増えたものは、お薬の量と喪失感ではないですか?

 

多くの方と接してきて思う事は

医師を信じて、カウンセラーを信じて

本当に頑張り続けた結果が

「変わらない」です。

 

向き合い方が間違っているのですね。

 

向き合う事とは、自分を知る事です。

知っている様で知らない事が多くあります。

 

閉ざした感情の多くは心の隅に鍵をかけて

出てこない様にしています。

 

苦しむ心は、自分が知っているより

はるかに傷ついている事を知って欲しいと思います。

 

幸い、声を失った少女は治療して

声が出せる様になりました。

 

とても可愛い声で話してくれました。

小さな声ですが、しっかりと話して

 

今どうしたいと尋ねると

お家でゆっくりと過ごしたいと語ってくれるので

 

留まっていた学校から

自分の部屋に意識を持って来て上げる事で

拘束から解放され穏やかそうです。

 

学校での人格ですので

お母さんとも話した事がなく

 

じゃ、お手紙を書いてお母さんに

辛かった事を伝えようねと

伝えました。

 

私が伝えたい事は

 

諦めないでほしいと思います。

傷は回復するように、心の傷も

解き放たれます。

 

心の仕組みを知る事こそ大切で

それこそが治療への道筋なのですね。

 

最後まで読んで頂き有難うございます。