2023-2024年の昨季、県内は記録的な暖冬少雪となった。
1、2月は各地で平均気温が観測史上最高を記録し、降雪量は平年を大きく下回った。
気象庁の異常気象分析検討会によると、今冬の暖冬少雪は地球温暖化に加え、南米ペルー沖の海面水温が上がるエルニーニョ現象の影響とみられる。温暖化に起因しており、今後も起こる可能性がある。
今冬の平均気温は、秋田地方気象台の26観測地点のうち1月が15地点、2月が13地点で史上最高を記録。
今冬の平均気温は、秋田地方気象台の26観測地点のうち1月が15地点、2月が13地点で史上最高を記録。
2月の累積降雪量は、由利本荘市で12cm(平年比12%)、秋田市では20cm(25%)にとどまり、豪雪地の湯沢市でも30cm(15%)、横手市は57cm(28%)だった。
スキー関係業界ではリフトの稼働日が例年の半分ほどにとどまったスキー場もあり、営業を予定より早く終了した所もあった。
雪不足は小正月行事も直撃した。
スキー関係業界ではリフトの稼働日が例年の半分ほどにとどまったスキー場もあり、営業を予定より早く終了した所もあった。
雪不足は小正月行事も直撃した。
美郷町六郷の「竹うち」は打ち手の安全を確保できないとして中止、横手市の「かまくら」は、羽後町や東成瀬村の山間部などから計700トンの雪を集めて行われ、湯沢市の「犬っこまつり」は雪像の数を減らさざるを得なかった。
今冬の暖冬少雪は4季ぶり。確かに2020年の降雪は今年よりも少なかった。気象庁ではこの傾向は今後も続く可能性がある、という。
今冬の暖冬少雪は4季ぶり。確かに2020年の降雪は今年よりも少なかった。気象庁ではこの傾向は今後も続く可能性がある、という。
私は自然界の動きを重視してきた。
最近の小雪傾向は地球環境の乱れ、温暖化の影響の結果だろう。対策はいろいろ考えられている様であるが効果的対策が取られているとは言えない。現に地球上の平均気温は上昇傾向にある。
個人的には自動車の使用を控えるなどちっちゃく省エネ対策に参加しているつもりである。しかし暖房、入浴などの面では十分配慮しているか?と問われれば自信がない。
私は冬季の除雪についてはかなりストレスを感じている。この14年間の除雪機稼働回数は0−21回とバラバラであるが平均9.7回で、2013年以降は減少傾向にあり、本音を言えばとても嬉しい。
一方、こんなに小雪だと春の農業用の水の不足、夏の渇水など大いに気になるところである。