福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

季節の話題2024(3) アマリリス

2024年04月22日 04時56分17秒 | 季節の話題
 2024年、県内は記録的な暖冬少雪となった。1、2月は県内各地で平均気温が観測史上最高を記録し、降雪量は平年を大きく下回った。

 私はこの数年、一鉢のアマリリスの世話をしてきた。
 アマリリスは熱帯原産の植物。昨年も花が咲いたが球根が巨大化し鉢が狭くなったのかなんとなく花に勢いが感じられなかった。葉も緑と言うよりは黄変しかかっていた。

 分株が必要と判断し、花が終わり花梗が枯れた6月下旬思い切って球根を3分割した。何か資料を参照した訳ではなくダリアの分球の経験を参考に適当に分割した。初体験だし上手く発芽するかわからなかったが、夏の強い日差しを木陰で避けながら維持した。秋になって緑色の葉が生え始めうまく生着したことが確認できた。

 アマリリスは通常5月の半ば、日ざしも強まる初夏のころ緑色の蕾を覗かせる。花梗は日ごとに力強く伸び、やがて子どもの顔を隠すほどの大きな花を咲かせ、見る人を魅了する。

(見事な花を咲かせたアマリリス 通常は5月に咲くのであるが3月上旬に開花した 分株の影響か、暖冬のせいか 設置場所の環境せいか??)

 春植え球根として扱われているアマリリスは、原産地は熱帯アメリカで、約80種の原種がある。日本への渡来は江戸時代の天保年間に原種が入り、改良が行われた、とされている。熱帯植物なので、生育初期は暖かく保って生育促進をはかり、十分に肥培管理して球根が大きくなるようにすると、毎年花が咲く。

 花が終わり花梗が枯れると、葉が展開を始め、1カ月に約2枚の割合で増えるので、日当たりのよい場所に置いて十分に光を当てる。一方、日光に長く当てると葉焼けを起こすので、9月中旬頃までは約50%遮光して葉焼けを防ぐ。
(4月下旬のアマリリスの状態 葉が展開し天井にまで届きそう 葉の色は深い緑で活力を感じる)

 私はアマリリスやハイビスカスなどの南洋の花に、女性の唇に似たエロティシズムを感じる。だから好きなのだ、と思う。

 越冬は鉢ごと凍らない場所に置くと安全。

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