福田の雑記帖

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第121回日本内科学科総会2024(1) COVID-19がもたらした恩恵、Web参加の道

2024年04月15日 10時35分50秒 | コラム、エッセイ
 私は日本内科学会総会の講演会が好きである。

 医師になってから今年で53年になるが、本学会には40回以上は出席してきた。会場で座しているだけで広範な領域にわたって最先端の講演を聴講できる。そのほかに学会認定医資格の更新が自動的に得られるというメリットがあった。

 かつては学会は学会長の地元で開催されることが常であったが、最近は地方都市で開催されることは稀で、学会長が全国どこの大学であっても大都市圏で開催されるようになった。確かに、鹿児島や旭川などの地で開催された場合は、交通アクセスの面、宿泊の確保面などが大変であった。

 私は超ものぐさで、かつ出不精、旅行嫌いであるが、この学会および日本血液学会、臨床血液学会だけはこまめに訪れていた。
 私の旅行歴のほぼ全ては学会関連で、四国・沖縄を除くほぼ全ての都道府県にわたっている
 かつては学会の合間を縫って各都市の美術館巡り、名所巡りもしたことがあった。京都の寺院、長崎、広島の原爆記念館などなど。

 しかし、50代頃からは業務が過剰になり、学会期間は休息を兼ねてホテルに篭りっきりで読書で時間を費やすようになった。

 その学会の状況に変化が出たのは2020年の総会からである。

 COVID-19が蔓延し、緊急事態宣言が出され会場への出席が難しくなった。この年以降、Webでの聴講も可能となったが、私の認定医更新に余裕があったため参加を見送っていた。

 2022年も同様の状況であったが、家内の認定医更新に必要な点数が不足するために第119回総会はWebで参加した。

 家内は超真面目人間。学会期間3日間に加え前泊するから、業務の代行を担う私にとっても大変で、この点Webによる学会参加はリアルタイム聴講、オンデマンド聴講が可能でとても便利であった。

 移動する必要がなく、飯川病院の院長室でパソコンモニターで講演を規定の5時間以上聴講し、家内は更新認定が得られた。

 Webで参加は技術的に私の援助が必要であり、私も側で聴いていてとても勉強になった。

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