ヤーバン星人の侵略で故郷のフリード星を脱出し、地球へと流れついて以来・・・・・・・・永らく逢う事もなかったデューク・フリード2世・・・・・・・・いや二階堂明とヤーバン星の王女リーナ。。 
今ここに離れ離れになっていたかつての婚約者同志が思わぬ形で再会する事になるとは、誰もが・・・・・・・いや、明自身も想像できなかったであろう。。 

引き離された時も再び出逢った時も『侵略』という大事件が引き金になろうとは、なんとも皮肉な運命である。。 


ブラッキー「ふんっ・・・・・・・・・姫様も困ったお方だ。。敵方であるデューク・フリード2世にこうまでして逢いたがるとは・・・・・・・・・だが、これで我々の地球侵略が終わるとは思うなよ。。デューク・フリード!!!!」 

兵士「ブラッキー閣下。。デューク・フリードをどうするおつもりで・・・・・・・・・」 


ブラッキー「とりあえず、このまま奴を監視しておけ。。下手に抹殺しても、姫様が何をしでかすかわからんからな。。あとは、一連の出来事を陛下様に報告しろ。。対策を練るのはそれからでも遅くはあるまい。。」 


兵士「おおせの通りに・・・・・・・・・」 



明「久しぶりに君に逢えるとは、思ってもなかった・・・・・・・・・・」 

リーナ「私もよ、デューク・フリード。。あの時以来、もう逢えないかと思ったんだから・・・・・・・・・・」 


明「だけど僕は、もうフリード星の王子、デューク・フリード2世じゃない。。地球人・・・・・・・・しかも日本人である天才科学者、二階堂健作の長男・二階堂明だ。。 

もう、あの頃の王子だった頃の僕はもう死んだんだよ。。」 


リーナ「嘘よ・・・・・・・・あなたは地球人なんかじゃない。。どんなに時を隔ててもデューク・フリード2世。。フリード星の王子である事に変わりはないわ。。 

だから、もう一度私とやり直して。。じゃないと、私・・・・・・・・・・」 


明「確かにな・・・・・・・・あの頃までの僕は、君との時間がとても幸せだった。。お互いに将来まで誓い合って・・・・・・・・・・だが、君の父であるヤーバン大王は僕の故郷フリード星を滅茶苦茶にしたんだぞ。。それでも君は僕の伴侶であると言えるのか!!!?」 


リーナ「それも私達ヤーバン星人のためなのよ。。いいえ・・・・・・私達だけじゃない。。この宇宙全体のためには侵略だって必要なのよ。。ヤーバン星は世界のためになる事をしているだけなのよ・・・・・・・・ 

なのに・・・・・・・・・あなたのお父様、デューク・フリード1世は大反対したの。。悪いのはフリード星なのよ・・・・・・・・だから、あなたには私と一緒にヤーバン星そして全宇宙のために尽くして。。お願い・・・・・・・・」 


明「そうか・・・・・・・飽くまでも君はヤーバン星の王女としての自分を全うするつもりなんだね・・・・・・・・悲しいけど、僕はもう君とは・・・・・・・・・」 


リーナ「そう・・・・・・・・そんなに地球の事が・・・・・・・・・0048とかいう地球のアイドルが大切なのね。。そうよね・・・・・・・・・あなたには、そこに大切な娘がいるんですもの・・・・・・・・・・ 

あの4代目・前田敦子とかいう小娘が。。」 


明「な、何故君が・・・・・・・・あの娘の事を・・・・・・・・!!!?」 


リーナ「私が何も知らないとでも思ったの? あなたが地球にいる事を突き止めてからあなたの事はとことん調べあげたわ。。あなたが地球に亡命してからの事を・・・・・・・・・もちろんAKB0048の研究生プロデューサーになった事も、みんなお見通しよ!!!! そして、あの小娘があなたに密かな恋心を持っている事も全部よ!!!!」 


明は内部にも明かしてもなく、表沙汰になっていない事までも見透かされた事に大変動揺を隠せなかった。。 


明「ど・・・・・・・どうして、そんな事まで・・・・・・・・・僕は、まだ周りの人たちにも打ち明けてもいないのに・・・・・・・・・!!!?」


リーナ「私が何も知らないとでも思ってるの? まさか忘れた訳じゃないでしょうね・・・・・・・・・

私には人の心が見える力があるのを・・・・・・・・・あなたの事なんか全部お見通しよ。。あなたが逃げてから今日までの経緯も全部ね。。」


ヤーバン星の王女であるリーナには、ヤーバン星王族より代々受け継がれている特殊な能力が備わっており、彼女には人の心や過去の半生など様々な事柄を読み取ることができるのだ。。


明「そ・・・・・・そうだった。。君にはヤーバン王族特有の超能力があったんだね。。地球での生活が長すぎたせいで、すっかりその事も忘れていたよ・・・・・・」


リーナ「ほら、後ろを見てちょーだい!!!! あなたの後ろにはあの娘だっているのよ。。渡部映見・・・・・・・・いや、4代目・前田敦子だったわね。。あなたの事を追ってきたようね。。」


明「な・・・・・・なんだって!!!! あっちゃんがこの宇宙船に・・・・・・・!!!?」

と、その時・・・・・・・・ヤーバン兵に掴まれながら敦子がその場に入ってくる。。


敦子「離してください!!!! あの人は、二階堂明さんは私・・・・・・・・・0048にとって大切な人なんです!!!! あ・・・・・・・明さん!!!!」


明「あっちゃん、どうして君がここに・・・・・・・・どうして君が、そんな危険を冒してまで・・・・・・!!!?」