カテゴリ:博物館など
大覚寺における重要文化財建物のひとつが宸殿(女御御所)。江戸時代に御水尾天皇より下賜された建物で、徳川2代将軍秀忠の娘、東福門院和子が使用。寝殿造りの内部は、4つの広間があり計85畳。「牡丹の間」、「紅梅の間」、「柳松の間」、「鶴の間」。トーハク特別展では、襖絵「牡丹図」18面を一列並べて、壮麗な絵巻を作り出した。
儀礼の中心的な場、広さ33畳「牡丹の間」を飾った「牡丹図」。金地の背景に、華麗な牡丹の花が咲き乱れる襖絵の連続体。第2会場F室の総延長22mの連続襖絵は、圧巻の障壁画。狩野山楽の代表作となった。山楽は、信長死後豊臣氏の絵師として活動、その後畿内に留まる。九条家との結びつきが強くなったという。 紅梅の間に描かれた「紅白梅図」は、狩野山楽の最高傑作とされる。1本の紅梅を中心に、襖8面にわたり枝を広げている。地面に鴨やオシドリなど描かれ、おだやかな春の雰囲気が伝わってくる。レジメに「生命力あふれる優美な姿」と表現されていた。 ----Blo-katsu AD---- ----Blo-katsu AD---- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025年03月17日 09時54分09秒
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