新入社員の方が初期研修やOJTで社内システム利用を学んでいる時期に、電源切り忘れは特に注意が必要です。リモートワークの普及により、自宅に帰っても電源を入れたままにするケースが増加しています。会社によっては、働き方改革の一環として、就業時間外のパソコン使用を禁止しているところもあります。
近年、サイバー攻撃は巧妙化しており、侵入防御は非常に困難な状況です。侵入経路はメールやWebサイトが多く、パソコン上で基幹システムなどを起動したままでは、侵入者に重要なデータの所在を明示してしまうようなものです。就業時間外はパソコンの電源を切るようにしましょう。
【被害を防ぐために】
パソコンの電源オフおよびサーバーからサインアウト仕事が終わったら、パソコンの電源を切り、サーバーからサインアウトすることで、不正アクセスを防ぐことができます。
ソフトウェアの終了仕事が終わったら、開いているソフトウェアを終了することで、攻撃対象領域を減らすことができます。
Windows Updateの適用常に最新のセキュリティパッチを適用することで、脆弱性を修正し、攻撃のリスクを軽減できます。
定期的な再起動定期的に再起動することで、メモリ上の脆弱性を解消することができます。
Microsoft Defenderの利用Microsoft Defenderは、無料で利用できる優秀なセキュリティ対策ソフトです。
さまざまな有償ソフトと遜色ない機能を備えており、業務にも影響を与えません。
電気料金の高騰も懸念されます。管理部門からの社内通知が望ましいでしょう。パソコン電源を入れたままでは、就業時間外の業務を会社が推奨していると指摘される恐れもあります。
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諸悪の根元は、高速スタートアップとスリープだと思っていまして
スリープで電源を切ったつもりの「猛者」もいます(w
時々は、シフトキーを押してシャットダウンしてくださいとお願いするのですが・・・
なかなか意味が分かって貰えません。
「連休前の電源オフ」を拝見して、会社務めの頃を思い出しました
支給されていたのは、デスクトップパソコンでしたので、コンセントを抜いて
パソコンの上に置いて帰宅するように、しつこく言われていました。
連休の明けには色々トラブルがありますが、一人一人の小さな実行で未然に
防げることも多いので、連休前の処理は大切なことですね。