立体と平面によるキュビスム的なポートレート | Senseful Design

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センスのいいデザインってどんなデザインなのだろう

「カッコいいデザイン」=「センスのいいデザイン」とは限らない

'Simple is best' なデザインだからって、センスの悪いデザインもあるだろう

そんな答のないSenseful Designを見つけに行きましょう!

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    ------- Senseful Visual Art 3×3 -------

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只今、東京上野公園内にある

国立西洋美術館では「キュビスム展」が

開催中でありますが

 

そんなキュビスム的なポートレート写真に

チャレンジしている

アメリカ人デザイナーの

ベン・デンザーによる

一風変わった写真を見つけたので

ここに紹介いたします〜

 

 

ご覧のように

最終的な写真を写す前段階で

被写体であるモデルさんの

各パーツをアップで撮影して

それを出力したものを

モデルさんの身体に貼り付けてから

撮影しています

 

それまでも

デイヴィッド・ホックニーによる

風景や人物を何枚も写真で撮り

それらを貼り合わせて作る

フォト・コラージュという手法はありました

 

写真という1枚のビジュアルではどうしても

カメラマンがその時に対峙した

被写体と時間の全てまでは

捉えることができません

 

そこで複数の写真を組み合わせて

再構成することで

その時の視覚と時間をより的確に表現できる

まさにキュビスム的な思考のもとに

あみだした手法です

 

それらが作成されたのは80年代

今ならデジタル技術で

いかようにでも作れそうです

 

ところが今回のポートレートは

あくまでアナログ的

そして平面に出力された写真を

立体的に再構成しているところが

すごく面白い点です

 

もちろんブラックやピカソが

100年も前にその目の前のモチーフを

いろいろな角度から見て

1枚の絵の中に描くキュビスムを

生み出したことによる

写真を使った発展形なのは

言うまでもないですけれどもね〜(o^^o)

 

 

Printed Portraits     by Ben Denzer

 

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