ギリシャを巡る無謀な賭け。及びドイツの無責任な態度に関して | moltoke_Rumia1pのブログ

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ツイッタ―の経済クラスタの記録。
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テーマ:

ギリシャ 債務不履行への懸念強まる NHKニュース

http://nhk.jp/N4Jy4FXV


(・w・) ギリシャの債務問題を巡る協議は物別れに終わってしまい、

ギリシャが債務不履行になる可能性は高まりつつあります。


(=Д=;) で、金を貸す側のEU、及びドイツの主張はまとめると

・年金の切り下げ

・増税

・一層の緊縮策


(。Д。;) これらはギリシャに今日まで続いている長期不況を

及ぼしている原因なため、ギリシャにとっては留まるも地獄、

ユーロから去るも地獄という惨事に陥っています。


(=w=;) 

そもそもユーロの採用とユーロ圏の金融政策の統合ってのは

それよりもハードルの高い財政統合を後回しにして先行して

実施したものです。


(・w・;) そして本来個別で通貨を使用していれば、輸出過多

貿易黒字過多で通貨高が発生して割高になり、ドイツの輸出は

現在よりも低く抑えられていたでしょう。


共通通貨制度はそうした為替による輸出入の自動調整機能が

効かなくなるため、ドイツにとっては都合がよく、ユーロ域内の

ドイツ製品の輸入国にとっては都合が悪い制度でもあります。


(。Д。;) ユーロの制度の最大の受益者であるドイツがその責任を

果たすために高債務の南欧各国に積極的に財政支援を行うなら

問題はないでしょう。


(=w=;) しかし、実際のドイツはその責任を取ろうとしません。

利益は自分達の物、高債務国の債務は自己責任。

この無責任な態度がついに、ギリシャを限界に追い込み、その連鎖を

南欧各国に連想される惨事に追い込まれてきています。


(=ワ=;) しかも、2012年に先延ばしにした問題が現在噴き

上がって来ているわけで、問題解決に十分な時間があったのにも

関わらずこの惨事です。


(=w=;) ユーロ圏は最大の受益者であるドイツの財政面での

無責任な態度が原因で終焉を迎える危険性が出てきています。

早く正気に戻ることを祈らざるを得ません。


ユーロ圏財務相、悪影響の抑制策に重点-ギリシャ国民投票へ

- Bloomberg

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NQM3PJSYF01S01.html


(・w・;) しかし、各国はギリシャの債務不履行後の悪影響

抑制案にシフトしている始末。船に穴が開いても、それを

塞がずに水を汲みだそうとするような本末転倒さがあります。


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