さて、外宮を参拝した後は内宮にGO!
内宮がお祀りしている神は?
皇室の御祖先である天照大御神(アマテラスオオミカミ)をお祀りしています。
さぁ、鳥居↓をくぐります。
鳥居というのは、ここから先は神様のいらっしゃる神聖な場所だと示す象徴だ。鳥居の起源は何だろうか?
天照大御神が天の岩屋にお隠れになった際に、八百万の神々が鶏を鳴せましたが、このとき鶏が止まった木を鳥居の起源であるとする説などがあります。
いずれにせよ、鳥居の下を通る時は、神聖な場所に入らせていただく気持ちで一礼してから、進もう。
さて、今日は手水舎ではなく、五十鈴川で手を洗い、身も心も清めましょう。
みんな川に落ちないように注意だよ。
さて、正宮↓にお参りしましょう。地下づいての写真撮影は禁止だよ。神様に失礼だからね。賽銭も無用だ。
前回、説明した私幣禁断(しへいきんだん)でしたよね。
ここが日本中の神社のなかで最も格式が高い場所だと思えば、緊張します。
何か、パワーを感じます。
次は、天照大御神の荒魂を祭る、別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)に行きたいのだが、道すがら、まず、御稲御倉↓(みしねのみくら)がある。
神宮神田で収穫し、伊勢神宮で最も大切なお祭りである三節祭(さんせつさい)でお供えされる御稲が奉納されます。
うん。次に、外幣殿↓(げへいでん)だ。
かつて天皇以外のものから奉られた幣帛(へいはく 神前に供える物の総称)も納めた建物です。
御稲御倉と外幣殿の共通点は?
高床式ですね。湿気やネズミの害を防げます。
ご祭神は、天照大御神の荒御魂。神様の御魂のおだやかな働きを、「和御魂」と申し上げるのに対して、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きを、「荒御魂」というのは前回学習しました。
そうだね。次は風日祈宮(かざひのみのみや)に行くのが順番だ。
神には順位があり、えらい順にお参りするのですね。
祭神は、風雨を司る級長津彦命(しなつひこのみこと)、別名は級長戸辺命(しなとべのみこと)で、外宮別宮の風宮のご祭神と同じです。
もともとは「末社」相当のランキングでしたが、モンゴルが日本に攻め込んだ元寇(1274年・1281年)の際、神風と呼ばれる暴風雨を起こし、国を守ったとされ二階級特進、1293年に別宮に昇格したのはこの神社ですね。
よく覚えていたね。これです↓
さぁ、帰途につこう。↓御厩(みうまや)には皇室から献上された神馬がいる。
宇治橋↓を渡って帰ろう。そして、この橋も20年ごとにかけ替えられるんだ。
橋だけでなく、鳥居も20年ごとに新調するし、何より新殿を造営して旧殿の神体を移すこと(式年遷宮 しきねんせんぐう)をやる。
内宮外宮の正宮を始め14所の別宮や宇治橋なども造り替えられる式年遷宮は、「皇家第一の重事、神宮無双の大営」とも称される日本で最大最高のお祭りです。
なぜ20年に一度なんですか?
不明なんだが、神社をつくる技術の継承の限界が20年といわれる。
つまり、技術者が20歳で初参加したとすると、20年後の40歳になったら、今度は20歳の新人に教えるというわけですね。
そう。出雲大社の遷宮は60年に一度であり、技術の継承に苦労しているといわれるね。
さて、おはらい町で食事でもしましょう。
先生、猫が路上を占拠しています((笑))
拙著です↓。 ↑のように講師と生徒二人の会話形式で社会科を語る本です。 ゼミナールに参加する気分で、単なる暗記じゃない、基本から説き起こす社会の参考書をぜひ知ってほしいです。 以下から立ち読みも可能です。
拙著に込めた思いについては
「やさしい中学地理」について | やさしい社会ブログ (ameblo.jp)
「やさしい中学歴史」について | やさしい社会ブログ (ameblo.jp)
「やさしい中学公民」について | やさしい社会ブログ (ameblo.jp)
を参照してください。
今回の記事はお役に立ちましたか? 役に立ったとお感じでしたら、下の画像をクリックして、当ブログを応援してください。 励みになります。