つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

巣鴨プリズン跡地

2024年04月29日 | 豊島区
「永久平和を願って」と記された記念碑(東池袋中央公園内)

 池袋にあるサンシャインシティは元巣鴨拘置所のあった場所。
 巣鴨拘置所は、かつて東京都豊島区巣鴨(現在の東池袋)に存在した拘置所。通称は「巣鴨プリズン」。現在の東京拘置所の前身にあたる。

 第二次世界大戦中の1944年には、ゾルゲ事件の主犯とされるリヒャルト・ゾルゲおよび尾崎秀実の死刑が執行された。
 彼らのほか、当時の同拘置所には主として共産主義者等のいわゆる思想犯や、反戦運動に関わった宗教家等が拘置されていた。

 米軍管轄下のスガモプリズン。
 第二次大戦後にはGHQによって接収され、極東国際軍事裁判の被告人とされた戦犯容疑者を収容した。
 同裁判の判決により、東條英機ら7名を含む戦犯の死刑が執行されたことでも知られる。
 米軍は情報戦の一つとして、監房に盗聴装置を設置し、戦犯たちの会話を盗聴していた事が後年明かされている。

 サンシャインシティ内の北西部に東池袋中央公園がある。
 その一角に記念碑が設置されている。「永久平和を願って」と記されている。絞首刑が執行された場所である。



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