人口200万人突破時に群馬県が制作した映画、デジタルで復活 役所広司さんら出演の「眠る男」 小栗監督「多くの人に知って」
私がこの映画に出た頃、まだ１７歳だった。オーディション会場は前橋。小栗監督のこともロクに知らず。「髪の毛を解いて見せて欲しい」と言われたので、帰りの電車で髪がボサボサになるのが嫌だと言って、断った。すると助監督がやって来て「そこを何とか」と言って来たので、再び断ると。
「君はいつしか大物になる」と言われた。大物にこそはなれなかったが、１７歳の頃の私は役所広司さんを知らず。レセプションパーティーの会場でスタッフに「母親が役所広司さんのファンなのですが役所さんはどの方ですか？」と聞いたら「すぐ目の前にいますよ」と教えてくれた。まさに目が点だった。
